2017.03.14
甘さ控えめでスパイシー。自家製トマトケチャップの作り方
トマトの美味しさが際立つ自家製トマトケチャップレシピをご紹介。
オムレツやフライドポテトなど何にでも大活躍の調味料、トマトケチャップ。美味しいけれど味が強すぎて、料理の味をかき消してしまうイメージはありませんか? 自宅で一から作れば、甘さ控えめで料理と見事に調和。スパイスも効いてとっても美味しいんです。調味料に詳しい、オザワエイコさんに作り方を教えてもらいました。
「今回紹介するトマトケチャップレシピは、セージやクローブなどたっぷりのスパイスを加えて、すっきりとした後味に仕上げました。これなら甘いトマトケチャップが苦手な方もハマるはず!」
自家製トマトケチャップの作り方
使用するトマトの種類は手に入りやすいものでOK! 赤く熟れた甘みの強いものや、酸味が強めのものなど、それぞれに仕上がりの味わいが変わるから、好みのトマトで作ってみてください。
材料(約500g分)
- トマト…中5~6個(約1キロ)
- 玉ねぎ…1/2個
- ニンニク…1片
- りんご…1/4個
- A
ローリエ…1枚
クローブ…2粒
シナモン、セージ…各少々
赤唐辛子…1本(または一味唐辛子小さじ1/4) - B
砂糖…大さじ1/2
塩…小さじ2
こしょう…少々
りんご酢または白ワインビネガー…大さじ4(米酢なら大さじ2)
作り方
① トマト、玉ねぎ、ニンニク、りんごをざく切りにし、材料の形がなくなるまでミキサーにかける
「トマトを湯むきしてから使用する方法もありますが、ミキサーにかけた後にザルで漉すため、今回は省略しています」
② ①を3〜4回に分けてザルで漉す。ミキサーで撹拌しきれなかったトマトの種や皮などを取り除く
③ 鍋に②を入れ、半量〜2/3量になるまで弱めの中火で煮詰める
「煮詰めている間、ソースがはねるので深めの鍋を使うのがおすすめ。また、焦げないようにときどき混ぜましょう」
④ Aのスパイスとハーブを加え、さらに10分ほど弱めの中火で煮る
⑤ Bの調味料を加え、好みのかたさになるまで煮詰める。塩と酢(分量外)で味をととのえたら完成!
保存は、清潔な密閉容器に入れて冷蔵で約1ヵ月、冷凍で約3ヵ月ほど。時間が経つと熟成されて味の深みが増します。
「固めにした場合は、こっくり濃厚な味を、サラサラに仕上げた場合は、スパイシーなトマトソースとして、
出来たてのトマトケチャップを口にすると、まずトマトの濃厚なうまみに驚きます! 後から追いかけるようにして、スパイスがピリッ。セージを入れたので、後味はスッと爽やかで、そのまま食べ続けたくなるほどの美味しさ! ぜひチャレンジしてみてください。
監修:オザワエイコ
手作り調味料研究家。自家製調味料の仕込み教室「かもしラボ」主宰。実用書籍の編集者として料理、家庭菜園、ガーデニングなどの本を制作。著書に『だからつくる調味料』(ブロンズ新社)がある。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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