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2017.07.28

ほっと優しい定番豆カレー。インド料理店に教わる「ダール・タドカ」のレシピ

ダール・タドカ、フセイン総料理長

「ダール・タドカ」とは、「豆のカレー」のこと。インドは豆の種類が豊富な国。肉を使わないため材料は手頃、さらにベジタリアンの人も食べられるとあって、「インドの国民食」と言われるほどの定番メニューなのだそう。

今回は東京・青山に本店を構えるインド料理の名店<シターラ>の総料理長(※2021年10月退職)、モハメッド・フセインさんが「ダール・タドカ」のレシピを徹底解説します。

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「追いスパイス」=「タドカ」で本格的な味を再現

「ダール・タドカ」のダールは「豆」、「タドカ」とは完成直前に熱々のスパイスと油(ギーやバター)を加える北インド料理のテクニック。熱々のスパイスが鍋に入ると一気に香りが広がる、「ダール・タドカ」の一番の魅力です。

タドカに使うスパイスはホールスパイスのクミンシード、マスタードシード、赤唐辛子です。ほかに使うパウダースパイスは、ターメリックパウダー、チリパウダーです。インドカレーのなかでも使う材料がシンプルな料理です。豆や野菜は自由にアレンジ可能。今回は「ツールダル」「ムングダル」という2種類の豆を使用します。

フセイン料理長直伝! 「ダール・タドカ」のレシピ

ダール・タドカのスパイスとギー

<材料>(2人前)

  • 【豆】
    ・ツールダル(乾燥)…40g
    ・ムングダル(乾燥)…40g
  • しょうが(せん切り)…1かけ分(10g)
  • にんにく(薄切り)…1かけ分(10g)
  • トマト(ざく切り)…1/4個分(40〜50g)
  • 【パウダースパイス】
    ・ターメリックパウダー…6g(小さじ2)
    ・チリパウダー…6g(小さじ2)
  • 水…800ml
  • 塩…小さじ1(5g)
  • 【タドカ】
    ・ギー(※)または無塩バター…大さじ1/3(7〜8g)
    ・【ホールスパイス】
     ・クミンシード…1g(小さじ1/2)
     ・マスタードシード…1g(小さじ1/2弱)
     ・赤唐辛子…3本
  • サラダ油…大さじ1(15g)
  • 【仕上げ】
    ・香菜(コリアンダー、パクチー、みじん切り)…2株分
    ・好みで青唐辛子(生)…適量

※ギーとは、インドのバターオイルの一種。無塩バターを煮詰めて不純物を取り除いた純粋な乳脂肪。関連記事はこちら>>

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<作り方>

① しょうが、にんにく、トマト、香菜は切っておく

しょうがはせん切り、にんにくは薄切り、トマトはざく切り、香菜はみじん切りにします。

「すべての材料の下ごしらえをすませ、準備をきちんと整えてから加熱をスタートするのがインドカレー作りの鉄則です」

② 2種類の豆(乾燥)を茹でて戻す

豆を茹でる

2種類の【豆】(ツールダル、ムングダル)を、水を数回替えながらよく洗います。鍋に写真のように豆がしっかり浸るくらいの水(分量外、1リットル目安)を入れ、塩(分量外、小さじ1/2〜小さじ1を目安に好みで調整する)を加え、30分ほど茹でて湯をきっておきます。

「もし途中で湯が少なくなるようだったら、湯を適量足してください」

③ サラダ油を熱した鍋に、しょうが、にんにく、トマト、【パウダースパイス】を順に加えて炒める

材料とパウダースパイスを炒める

鍋にサラダ油大さじ1を入れて熱し、しょうが、にんにくの順に加え、次にトマト、【パウダースパイス】(ターメリックパウダー、チリパウダー)を加え、絶えず混ぜ続けながら炒め、スパイスの香りを立たせます。

「とくにパウダースパイスは焦げやすいので、絶えず混ぜ続けましょう」

④ ②の茹でた豆、分量の水、塩を加えて、おかゆ状になるまで煮る

豆、水を加える

②の茹でた豆を加え、水800mlを加えて煮立て、塩小さじ1/2を加えて煮ます。煮汁が半分くらいに減ったら弱火にして、ときどき全体を混ぜ、写真右のようにおかゆ状になったらOKです。味を見て、足りなければ塩小さじ1/2を加えます。

⑤ 香りとコクをプラスする【タドカ】を作り、④に加える

左:フライパンにギーを入れたところ、右:タドカを入れるところ

完成までもう少し! ここで今回のポイントである【タドカ】を作ります。別のフライパンか小鍋にギーまたは無塩バターを熱し、【ホールスパイス】(クミンシード、マスタードシード、赤唐辛子)を加えます。パチパチとはぜ、香りが立ってきたところで、④のカレー鍋に加えます。

「ジュッ!という音とともにスパイスの香りが一気に広がります。追いオリーブならぬ『追いスパイス』です」

⑥ 【仕上げ】の香菜を加えて完成

パクチーを加える

仕上げに香菜を加えます。鍋全体をよく混ぜれば完成です。キッチンに広がるスパイスの香りがたまりません! お好みで刻んだ青唐辛子を刻んで加えてもOKです。

意外にマイルド! クセになる家庭のインドの豆カレー「ダール・タドカ」

ダール・タドカ

これがインドの国民食「ダール・タドカ」。豆が溶けているため、全体的にトロリとした印象。いざ食べてみると、カレーの概念を覆すようなやさしくまろやかな味わい。それでいて塩とスパイスはしっかり効いていて、なんともいえないうまみの余韻が長く続きます。インドカレーといえばナンですが、これはむしょうにご飯が欲しくなるのが不思議です。

<シターラ>のスパイスセットがあると簡単&便利!

ダール・タドカ スパイス

<シターラ>ダール・タドカ スパイス 800円 900円(税込)

今回のレシピはフセイン総料理長が考案した「ダール・タドカ スパイス」(2人分)を使って料理することもできます。家庭では複数のスパイスを集めて使い切るのはなかなか難しいもの。必要なスパイスが必要な分だけ入ったこのセットを使えば、誰でも簡単に調理が可能です。ツールダル、ムングダルの2種類の豆も入っていますので、本格インド料理の第一歩におすすめですよ。

※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 洋総菜

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【取材協力】シターラ 青山

フセイン総料理長

今回、「ダール・タドカ」のレシピを教えてくれたモハメッド・フセイン総料理長(※2021年10月退職)

インド料理レストランとして青山骨董通りにオープン。伊勢丹新宿店と日本橋三越本店にある、お惣菜を扱う専門店<シターラ ティアラ>ではテイクアウトで気軽に本格インド料理をお買い求めいただけます。

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文:WEB FOODIE編集部

写真:布川航太

※追記: 2026年8月24日(月)午後5時 材料の塩の分量に間違いがありました。お詫びとともに訂正いたします。「ダール・タドカ スパイス」の価格を更新しました。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 本館地下1階 洋総菜/<シターラ ティアラ>にて、お取扱いがございます。 

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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