2019.04.27
【簡単テク】いつものオムレツをおもてなし料理に変身させるレシピ
手軽で見栄えよく、しかも栄養もしっかり摂れるおかずを作りたい! そんなときは、具材たっぷりのオープンオムレツはいかがでしょうか。オープンオムレツは卵と具を混ぜて焼くだけなのに見映えがよく、おもてなしにも使えるお役立ちメニュー。
具材を変えるだけで、朝食やブランチ、おつまみ、おもてなしと、幅広い用途で楽しめます。今回は管理栄養士の中村美穂さんに、さまざまなシーンで活用できるオープンオムレツを教えていただきました。
【朝ごはんレシピ】しらすと野菜のシーザーサラダ風オムレツ
「ブロッコリーを混ぜたオムレツにレタスとトマト、鉄やカルシウムがたっぷり含まれるしらすをのせました。たんぱく質、ビタミン、ミネラルのバランスが整った、朝食におすすめのメニューです」
ソースにヨーグルトを混ぜることで、朝でも食べやすいあっさりした味わいになります。
<材料>(2人分)
- A
・卵…3個
・牛乳…大さじ1
・塩、こしょう…各少々 - しらす干し…20g(1/4カップ)
- ブロッコリー…80g(小房5個程度)
- トマト…1/2個
- フリルレタス…適量
- サラダ油…適量
- 【ソース】
・マヨネーズ、プレーンヨーグルト…各大さじ2
・粉チーズ…小さじ2
・粗びき黒こしょう…少々
<作り方>
- ブロッコリーはひと房を4等分に、トマトは5cm角に切る。レタスはひと口大にちぎる。
- フライパンに1のブロッコリーと水大さじ2を入れてふたをし、中火にかける。水気がなくなり、芯に火が通るまで蒸し煮にし、半量を取り出す。
- 2のフライパンにサラダ油適量を入れ、中火でブロッコリーをさっと炒める。Aを混ぜた卵液を半量入れ、耐熱のゴムべらで大きく混ぜながら丸く形を整える。蓋をして弱火にし、卵が半熟状態になるまで焼く。皿に移し、同様にもう一枚焼く。
- 3にレタス、しらす、トマトをのせ、材料を混ぜたソースをかける。
【ブランチレシピ】スモークサーモンとアボカドのオムレツ
「抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富なスモークサーモンと、ビタミンEの含有量が多いアボカドを使った、女性にうれしいメニューです」
アボカドは加熱すると一層コクが増し、満足感の高い一品になります。バゲットを添えて、ぜひブランチに。
<材料>(2〜3人分)
- A
・卵…3個
・牛乳…大さじ1
・塩、こしょう…各少々 - スモークサーモン(切り落とし)…30g
- アボカド…1/2個
- レモン汁…小さじ1
- ローストアーモンド…5粒程
- 紫キャベツスプラウト、オリーブオイル…各適量
<作り方>
- アボカドはひと口大に切り、レモン汁をまぶす。アーモンドは粗く刻み、スプラウトは根を切って水にさらし、水気をきる。
- フライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、Aを混ぜた卵液を入れて耐熱のゴムべらで大きく混ぜながら丸く形を整える。1のアボカドとスモークサーモンをのせて蓋をし、卵が半熟状態になるまで弱火で焼く。
- 皿に移し、アーモンドとスプラウトをちらす。
【時短レシピ】さば缶のイタリアンオムレツ
「下処理に手間がかかる魚は缶詰を使えば手軽です。さばには体の細胞を作るタンパク質のほかに、脳にいいといわれるDHAやEPAが多く含まれているので、成長期のお子さんや、老化予防のために積極的に摂っていただきたい食材です」
卵の黄色、クレソンの緑、ミニトマトの赤を添えれば、華やかなおかずが完成! 時間がない日でも彩り豊かな食卓が囲めます。
<材料>(2〜3人分)
- A
・卵…3個
・牛乳…大さじ1
・塩、こしょう…各少々 - さば(水煮缶)…100g(固形1缶分)
- クレソン…10g
- ミニトマト(赤・黄)…6個
- パルミジャーノチーズ(スライス)、オリーブオイル…各適量
- しょうゆ…小さじ1/2
- 粗びき黒こしょう…少々
<作り方>
- さばは汁気をきり、ひと口大にほぐしてしょうゆをまぶす。クレソンはざく切り、ミニトマトは半分に切る。
- フライパンにオリーブオイル適量をひいて中火で熱し、1のさばを入れてさっと炒める。Aを混ぜた卵液を入れ、耐熱のゴムべらで大きく混ぜながら丸く形を整える。クレソンをのせて蓋をし、卵が半熟状態になるまで弱火で焼く。
- 皿に移してミニトマト、小さく割ったチーズをのせ、オリーブオイル適量をかけ、黒こしょうをふる。
【おつまみレシピ】生ハムとクリームチーズのオムレツ
生ハムとクリームチーズを主役にしたオムレツはワインにぴったり。
「前菜として人気のクリームチーズ、フルーツ、生ハムの組み合わせ。オムレツにすれば、食べごたえのあるひと皿になります」
<材料>(2〜3人分)
- A
・卵…3個
・牛乳…大さじ1
・塩、こしょう…各少々 - 生ハムスライス…30g
- クリームチーズ…30g
- オレンジ… 1/2個
- 紫キャベツ…30g(1枚分程度)
- ベビーリーフ…適量
- オリーブオイル…適量
<作り方>
- オレンジは皮をむきひと房ずつ切る。紫キャベツはひと口大にちぎる。クリームチーズは1.5cm大に切る。
- フライパンにオリーブオイル適量をひいて中火で熱し、1の紫キャベツを入れてさっと炒める。Aを混ぜた卵液を入れ、耐熱のゴムべらで大きく混ぜながら丸く形を整える。生ハム、クリームチーズをのせて蓋をし、卵が半熟状態になるまで弱火で焼く。
- 皿に移してベビーリーフ、オレンジをのせる。
【パーティーレシピ】海老とあさりのパエリア風オムレツ
「卵の黄色をサフランライスに見立て、海老とあさりを加えたパリア風のオムレツです。卵にごはんを混ぜることでボリュームが出るので、パーティーのメイン料理にどうぞ。レモンをしぼると、よりパエリア感がでますよ」
サフランがなくてもできる、豪華な大皿メニューです。
<材料>(4〜5人分)
- 卵…5個
- あさりの缶汁…大さじ2
- 牛乳…大さじ1
- 塩、こしょう…各少々
- ごはん…150g(茶碗一杯分)
- むき海老…130g
- あさり(水煮缶)… 1/2缶(1/4カップ分)
- 赤パプリカ…1/2個
- にんにく…1/2片
- イタリアンパセリ、レモン、オリーブオイル…各適量
<作り方>
- 赤パプリカは細切り、にんにくはみじん切りにする。
- 溶いた卵にあさりの缶汁、牛乳、塩こしょう、ごはんを入れ、ごはんがほぐれるまでよく混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、香りが立ってきたらむき海老、あさり、パプリカを入れて炒める。海老に火が通ったら2を加え、耐熱のゴムべらで大きく混ぜながら具が上に見えるように平らにならす。蓋をし、卵が半熟状態になるまで弱火で焼く。
- 全体にオリーブオイルをふりかけ、ちぎったイタリアンパセリを散らし、くし形切りにしたレモンをのせる。
週末や休日、人が集まるときにはバラエティー豊かな具で、おしゃれなオープンオムレツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
中村美穂さん
管理栄養士、フードコーディネーター。保育園栄養士として乳幼児の給食作りや食育活動、食事相談などを手がけ、2009年に独立。料理教室「おいしい楽しい食時間」を主宰するほか、雑誌・広告などのレシピ提供やスタイリングなど幅広く活動。『1歳半~5歳 子どもと食べたい作りおきおかず』(世界文化社)など著書多数。
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