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2020.08.08

ゴーヤのアイデアレシピ4品。サラダ、あえもの、佃煮、肉詰め揚げ…人気料理が大集合!

ほろ苦い味わいがやみつきになる、夏野菜のゴーヤ。スーパーで売っているとつい手に取ってしまいますが、「ゴーヤチャンプルー以外の料理が思いつかない!」という人もいるのでは?

今回は、ゴーヤをもっとおいしく、いろいろな調理法で食べるアイデアをプロに聞きました。教えてくれるのは、「夏は毎日食べるくらいゴーヤ好き」という料理研究家の小島喜和さんです。

小島喜和さんのレシピ一覧はこちら>>

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【レシピ①】ゴーヤのピーナツ和え

ゴーヤのピーナツ和え

茹でたゴーヤを調味料で和えるだけのお手軽メニュー。茹でて練りごまのコクと合わせることで、ゴーヤの苦味がややマイルドになり、子どもでも食べられそう。砂糖とみりんのやさしい甘さが全体をまとめ、箸が止まらなくなるひと品です。

「ゴーヤは塩の入った熱湯で下茹ですることで苦味が抑えられ、色味も鮮やかに仕上がります。ピーナツは風味がよく、食感と味のアクセントになりますよ」

<材料>(2人分)

  • ゴーヤ…1本
  • ピーナツ…大さじ2
  • A
    練りごま(白)…大さじ4
    砂糖…大さじ1
    しょうゆ…大さじ1
    みりん…小さじ2

<作り方>

1. ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで種とワタを取って5mm幅に切る。鍋に湯を沸かして塩少々(材料外)を加え、ゴーヤを入れる。2分ほど茹でたら冷水に取り、粗熱が取れたらザルにあげて水気をきる。ピーナツは軽く炒ってから粗く刻む。

ゴーヤの種とワタを取っている様子

ゴーヤのワタは、白い部分から表の緑色が薄く見えるくらいを目安に取り除いて。ワタも食べられるので、白い部分すべてをしっかり取る必要はない。

2. ボウルにA、ピーナツを入れて軽く混ぜたらゴーヤを加え、よく和える。

【レシピ②】ゴーヤのソムタム

ゴーヤのソムタム

「ソムタム」は酸味と辛みが魅力のタイ料理を代表するサラダ。現地では青パパイヤを使いますが、代わりにゴーヤで作ってもおいしい! 生のゴーヤのシャキシャキとした食感とほどよい苦味が存分に楽しめます。

「もし、クロック(タイの石臼)をお持ちの場合は、石棒でゴーヤをつぶしながら作ると味がよくなじみます。クロックやすり鉢がない場合はボウルで和えても問題ありません。好みでパクチーをのせても◎」

<材料>(2人分)

  • ゴーヤ…1本
  • ミニトマト…6個
  • 干しエビ…大さじ1
  • ピーナツ…大さじ1
  • きくらげ(生)…3枚 ※もしくは乾燥きくらげを水で戻して使っても
  • にんにく…2片
  • 唐辛子…1/2本
  • A
    ナンプラー…大さじ1
    レモン汁…大さじ1
    砂糖…小さじ2

<作り方>

1. ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで種とワタを取って薄切りにして水にさらす。15分ほどたったら水を替え、さらに15分ほど水にさらしたらザルにあげて水気をきる。

ゴーヤを水にさらしている様子

ゴーヤは生で食べるので薄くスライスして。30分ほど水につけることで苦味を取る。

2. ミニトマトはヘタを除いて半切りにする。干しエビ、ピーナツは粗く刻む。きくらげは細切りにし、熱湯でさっと茹でて水気をきる。

3. すり鉢(またはクロック)ににんにくを入れ、すりこ木でペースト状になるまでつぶす。粗く刻んだ唐辛子を加え、さらにつぶしながら混ぜ合わせる。Aを加えて混ぜる。

4. 23に加え、軽くつぶす。全体を軽く混ぜたら1の半量を加え、さらにすりこ木でつぶしながら、全体を混ぜ合わせる。残りの1を加えて軽く和える。

※すり鉢がない場合はミニトマト、ゴーヤ以外の材料を細かく刻んでからボウルに入れ、調味料、ミニトマト、ゴーヤと混ぜる。
※ゴーヤの大きさによって合わせ調味料の分量は調整する。

【レシピ③】ゴーヤの佃煮

ゴーヤの佃煮

水分が飛ぶまでしっかり炒めるので、ゴーヤの大量消費におすすめのレシピです。甘辛いなじみのある味つけで、ゴーヤが苦手な人でも食べやすいのが嬉しいところ。たくさん仕込んで作り置きしておくと、あとひと品足りないときに重宝します。

「おいしくてあとを引くので、1回作ったらあっという間に食べ切ってしまいます。白いごはんにのせれば何杯でも食べられますよ」

<材料>(2人分)

  • ゴーヤ…1本
  • ごま油…大さじ2
  • 砂糖…大さじ4
  • みりん…大さじ1
  • しょうゆ…大さじ2と1/2

<作り方>

1. ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで種とワタを取って5mm幅に切る。

2. 鍋にごま油を入れて中火で熱し、1を炒める。5分ほどたったら砂糖を加え、さっと絡ませたらみりん、しょうゆの順に加え、汁気がなくなるまで炒める。

【レシピ④】ゴーヤの肉詰め天ぷら

ゴーヤの肉詰め

ゴーヤの中心に豚ひき肉を詰めたボリュームおかず。ゴーヤは油で揚げることで苦味が気にならなくなります。仕上げに一味唐辛子をひと振りすればビールのおつまみにもぴったり!

「ゴーヤの肉詰めはお気に入りで、我が家でもよく作る定番メニューです。油と相性がいいので揚げるのはもちろんおいしいですが、焼いたり、蒸したりするのもおすすめですよ」

<材料>(3〜4人分)

  • ゴーヤ…1本
  • 豚ひき肉…100g
  • 玉ねぎ…1/8個
  • 松の実…小さじ1
  • 塩、こしょう…各少々
  • 片栗粉…小さじ1
  • A
    薄力粉(ふるう)…大さじ2
    片栗粉(ふるう)…大さじ1
    冷水…50ml
  • 揚げ油…適量

<作り方>

1. ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで種とワタを取り、内側に片栗粉をまぶす。玉ねぎ、松の実は粗みじんに切る。

2. ボウルにひき肉、玉ねぎ、松の実を入れて塩、こしょうをふる。練るようによく混ぜたら1の内側に半量ずつぴっちりと詰め、4等分に切る。

ゴーヤに肉を詰めている様子

肉だねがくっついてはがれないように片栗粉を内側に薄くまぶす。

3. ボウルにAの材料を入れて混ぜ、衣を作る。

4. 揚げ油を180℃に熱し、23にくぐらせ、余分な衣は落として入れる。ときどき裏返しながらカリッときつね色になるまで揚げる。器に盛り、好みで塩、一味唐辛子(材料外)を添える。

生で食べたり、炒めたり、揚げたりと意外と調理法が多彩なゴーヤ料理。どれも少ない材料で手軽に作れるものばかりです。この夏はアイデアレシピでゴーヤを存分に満喫してください!

小島喜和さん

小島喜和さん

テーブルトップディレクター。季節のめぐりとともに暮らす日々。手仕事を行う楽しさ、美味しさを伝えることをライフワークに、自身の料理教室では「味噌」や「梅干し」など、【季節の手仕事教室】を開催している。『四季を愉しむ手しごと』(河出書房新社)など著書多数。

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写真:矢野宗利
文:ケイ・ライターズクラブ

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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