2019.07.23
冷ややっこの絶品アレンジ、アイデア10~毎日食べたい豆腐レシピ
「あともう一品何か欲しい」というときに、さっと出せる冷ややっこは献立の強い味方。でも、いつも同じ薬味ばっかり……なんてこと、ありませんか? 「お豆腐は味が淡泊でどんな食材や調味料にも合わせやすいので、冷ややっこのバリエーションは無限大ですよ!」と話してくれたのは、尾田衣子さん。
雑誌やテレビでも活躍する人気の料理家です。今回は尾田さんに、身近な材料でぱぱっと作れる「変わり冷ややっこ」を10種類教えていただきます。豆腐一丁で、今晩の食卓にちょっと華を添えてみませんか?
①クレソン×ザーサイ×ごま油×黒こしょう
グリーンが鮮やかなクレソンが真っ白な豆腐に映える一品。「クレソンは食感がしっかりしているので、柔らかい豆腐に合わせるとちょっとしたアクセントになります」と、尾田さん。ごま油の風味が食欲をそそります。
<作り方>
ザーサイは適当な大きさに切り、ちぎったクレソンと合わせてごま油で和えてから豆腐にのせる。仕上げに黒こしょうをふる。
②セミドライトマト×三つ葉×しらす
白、グリーン、赤の色合いがおしゃれ! 混ぜてのせるだけの簡単レシピです。「セミドライトマトとしらすの塩味で、調味料なしでもおいしく食べられます」。三つ葉がない場合は、ほかのハーブで代用してもOK。
<作り方>
適当な大きさに切ったセミドライトマトとざく切りにした三つ葉、しらすを混ぜ合わせて豆腐にのせる。オリーブオイルやごま油など、好みのオイルをかけてもよい。
③ゴーヤ×梅干し×鰹節
苦みのあるゴーヤに、酸っぱい梅干しが好相性。そこに鰹節の旨みがのってちょうどよい塩梅に。「豆腐なしでも和え物として充分おいしく食べられる、バランスのよい組み合わせです。ゴーヤの寿司酢漬けは、それだけでもおいしいので、作り置きしておくのもおすすめ!」
<作り方>
ゴーヤは薄切りにして寿司酢に一晩漬け、食べる前に水けを軽く切る。梅干しの果肉をたたいてゴーヤと合わせ、豆腐に乗せて鰹節をふる。
④紅しょうが×鮭フレーク×黒ごま
真っ赤なビジュアルはインパクト大! 「冷蔵庫に残ってしまいがちな紅しょうがが、おいしいおつまみに変身します」。これだけで、お酒もごはんも進みそうな一品です。鮮やかな赤い色は、食卓で映えること間違いなし。
<作り方>
紅しょうがの水けを切り、鮭フレーク、黒ごまと和えて豆腐にのせる。
⑤ガリ×ねぎ×みょうが×ナンプラー
寿司の横にちょこんと付いている印象のガリを、素敵なひと皿にアレンジ。「ガリは甘みがあるので、ねぎとみょうがをプラスしてさっぱり仕上げました。ナンプラーで塩気を足すとちょうどよい味になります」
<作り方>
ガリは細く切り、ねぎとみょうがは小口切りにする。混ぜ合わせて豆腐にのせナンプラーをかける。
⑥高菜×大根おろし×ポン酢
「高菜と大根おろしって、すごく合うんですよ!」と、尾田さん。大根おろしを足すだけで、高菜がさっぱり味になるのだとか。そのままおつまみにしてもおいしい“高菜おろし”、豆腐とたべるときにはポン酢をかけて。
<作り方>
高菜漬け(あればごま高菜)は食べやすいように切って、軽く水けを切った大根おろしと混ぜる。豆腐にのせ、ポン酢をかける。
⑦生ハム×白菜漬け×みょうが
生ハムと白菜漬け!? 「これが意外においしいんです」。甘みのある白菜の浅漬けと生ハムの塩気を、みょうがが良い具合に中和して、豆腐の甘みを引き立てます。おつまみ感覚でどうぞ。
<作り方>
生ハムは適当な大きさに切り、白菜漬けは食べやすい大きさに切る。小口切りにしたみょうがと合わせて豆腐にのせる。
⑧ナッツ×パクチー×めんつゆ×オリーブオイル
「おぼろ豆腐は、チーズのような感覚でアレンジしてもおいしいです」。やわらかい豆腐にカリっとしたナッツを加え、オリーブオイルとパクチーを添えたら、ワインにも合いそうな一品に。「おつまみにするなら塩でもいいのですが、おかずにするならめんつゆがおすすめです」
<作り方>
ナッツ(好みのものでよい)を粗みじん切りにして豆腐にのせ、めんつゆ、オリーブオイルをかけてパクチーを添える。
⑨アボカド×甘酢しょうが×黒こしょう
豆腐とアボカドは、相性の良い組み合わせ。そこにしょうがの甘酢漬けを加えるのがポイントです。「新しょうがを薄く切って寿司酢に漬けた『甘酢しょうが』がアボカドと合うんです」。黒こしょうがピリッと味を締めてくれます。
<作り方>
アボカドは角切りに、甘酢しょうがは千切りにしてざっくり混ぜ合わせる。豆腐にのせて黒こしょうをふる。
⑩サバ缶×キムチ×パクチー
水煮のサバに、キムチとパクチー。そのままごはんにのせたくなりますが、「豆腐にのせるとマイルドになります」。ちょっと疲れた日の夜などに、キムチが元気をくれそうですね。
<作り方>
サバの水煮を粗くほぐし、キムチ、パクチーのざく切りと和えて豆腐にのせる。
アイデア次第でいろいろなバリエーションが楽しめる「変わり冷ややっこ」、いかがでしょうか? 家にあるストック食材や冷蔵庫に残っていた食材も大活躍です。豆腐一丁を最大限においしく楽しむアレンジ、ぜひ試してみてくださいね。
尾田衣子さん
料理家。料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」主宰。大学卒業後、会社員として働きながら、ル・コルドン・ブルーの料理ディプロムを取得。その後、イタリアで家庭料理を学び帰国、料理教室を開講。雑誌、テレビなどのメディアでも活躍する。著書に『柑橘料理の本』(オーバーラップ)、『薬味食堂』(朝日新聞出版)、『あまったパンで魔法のレシピ』(世界文化社)など。
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