2017.04.15
にんにくとパセリが香る! シェフ直伝「エスカルゴバター」レシピ
にんにくとパセリの風味が食欲をそそる、エスカルゴバターをご存知ですか? 多めに作って冷凍しておけば、料理にアクセントが欲しいとき、すぐ使えてとっても便利。その作り方と使い方を、フレンチのシェフに教えてもらいました。
美食の街で生まれた、別名「ブルギニョンバター」
「料理人の間では『ブルギニョンバター』と呼ばれ、フランスきっての美食の街・ブルゴーニュの名物料理『エスカルゴ』に使われるバターとして知られています。魚介だけでなく、肉や野菜、パンにのせて焼いても美味しい、使い勝手のいい万能バターなんです」
そう語るのは、フランスの老舗食料品店&レストラン<ラ・ターブル・エディアール>でシェフを務める多賀清さん。
冷凍保存もOK!「エスカルゴバター」の作り方
材料(作りやすい分量)
- 無塩バター…225g
- パセリの葉…50g
- エシャロット…大さじ2強(20g)
※玉ねぎで代用可 - にんにく…小さじ2(10g)
- 塩…小さじ1/2弱(2g)
- 粗びき白こしょう…少々
作り方
1)バターは室温に戻し、野菜はみじん切りにする
バターは指で押してへこむ程度にやわらかくなるまで室温に戻します。パセリの葉、エシャロット、にんにくはみじん切りにします。
「バターは電子レンジでほんの少し加熱して、やわらかくしてもOKです」
2)バターをクリーム状になるまで混ぜ、残りの材料を加える
「バターに野菜を混ぜやすくするために、なめらかにします。泡立てる必要はありません」
3)ムラなく全体をよく混ぜる
パセリの緑色が全体にゆきわたればでき上がりです。
ちなみにお店では、フードプロセッサーを使って一気に作っているそうで、パセリの緑色がきれいに出ます(写真右)。
冷凍すれば長期保存(=1ヵ月を目安に使い切るのがおすすめ)ができます。詳しい保存方法はこちら。
「好みで青じそや松の実、アンチョビを加えてアレンジしても美味しいです。アンチョビは塩気があるので、加える場合、材料の塩は省いてください」と多賀シェフ。
【使い方】どんな食材とも相性抜群!
◆魚介・肉にのせて
帆立貝柱、たこ、つぶ貝、鮭など 魚介や肉にのせてオーブン焼きに。パン粉と混ぜ合わせて羊肉に塗りローストにしても。ステーキやフリットに添えてソースにしても美味。臭みのある食材に使う場合は、しっかり加熱して香りを立たせるとよい。
◆野菜・パン・ごはん・パスタと
ゆでた野菜にのせてオーブン焼きに。きのこの炒めものや、フライドポテトなど野菜の素揚げにからめても。トーストに塗ったり、ごはんやパスタを炒めたり。クセのない食材に使う場合は、そのものの味を引き立たせるため、加熱しすぎない方がよい。
いろんな食材にのせて焼くだけで、たちまちフレンチ風に仕上がる便利なエスカルゴバター。ワインをグイグイ飲みながら、器に残ったバターもパンにつけて残さず平らげたい美味しさです!
【保存方法】棒状に切って冷凍保存すると便利!
1 )深めのバットにラップを敷き、エスカルゴバターを入れて平らにならし、冷凍庫で冷やし固める。
2 )使いやすい厚さの棒状にカットし、1本ずつラップで包み保存袋に入れて冷凍する。
取材協力/ラ・ターブル・エディアール 伊勢丹新宿店
フランスの老舗食料品店<エディアール>の味が楽しめるカジュアルフレンチ店。モダンなデザインの店内には、1人でも気軽に入りやすいカウンター席がある。居心地の良さから、ランチタイムからワインを片手に料理を楽しんでいる人が多い。
店舗のご案内について
【店舗のご案内】
記事でご紹介している<ラ・ターブル・エディアール>は、伊勢丹新宿店本館7階にございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング