
2025.12.07
【本格】ボローニャ風「ラザニア」プロのレシピ。簡単なパスタ生地の作り方も紹介!
寒い日は熱々のオーブン料理が恋しくなります。とりわけ、板状のパスタとお肉たっぷりのソースを重ね、チーズをのせて香ばしく焼き上げた「ラザニア」はうってつけですよね。市販のミートソースやホワイトソースを使って簡単に作ることもできますが、ソースから手作りしてみたら、さぞ美味しいはず…。
そう思い立ち、東京や大阪でイタリアンレストランを数多く手がけ、イタリア各地を巡って研鑽を積んできた<ラ・ブリアンツァ>のオーナーシェフ奥野義幸さんに相談してみました。すると「せっかくならパスタ生地から手作りしましょう。パスタマシーンを持っていなくても、麺棒があれば簡単に作れます」と、思ってもみなかった提案が!
「ラザニアは『パスタを味わう料理』ということが分かるはず」という奥野シェフの言葉を聞いて、俄然興味が湧いてきました。しかも作り置きや、冷凍保存もできるとのことで、おもてなしやパーティー料理にも最適です。
まずはレシピのポイントを教えていただく前に、ラザニアがどんな料理なのかチェックしていきましょう。
目次
「ラザニア」とは? 多くの人がイメージするのはボローニャ風だった
「ラザニア」とはイタリアの伝統的な料理として知られ、古代ローマ時代に使用されていた浅い料理鍋「ラサヌム(lasanum)」が語源とされています。15世紀に入ってから現在のようなパスタ料理として定着し、南部のナポリ(カンパニア州)と中北部のエミリア=ロマーニャ地方で発展しました。
南イタリアの「ナポリ風」はベシャメルソース(ホワイトソース)を使わず、リコッタチーズやミートボールを使うのが特徴的。一方、北イタリアのエミリア=ロマーニャ地方で愛される「ボローニャ風」は、ボロネーゼ(ラグー)やベシャメルソースを使うのが一般的で、ほうれん草を混ぜ込んだ緑色の生地が使われることも。日本で多くの人がラザニアと聞いて思い浮かべるのは、この「ボローニャ風」です。
「今回は、私がエミリア=ロマーニャで習ったり、食べ歩いたりしてブラッシュアップしてきた正統派ボローニャ風ラザニアのレシピを、家庭向けにアレンジしてご紹介します。多少手間はかかりますが、身近な材料で作れて、誰もがほっとできるようなイタリアのマンマ(お母さん)の味です。パスタは市販の乾麺でも代用できますが、手作りの手打ちパスタの美味しさを知ってもらえたら嬉しいです」
これぞ王道! ボローニャ風「ラザニア」の作り方、3つのポイント
【ポイント①】ラザニア用のパスタ生地は、卵を練り込む。うま味と歯切れのよい食感が生まれる
ボローニャ発祥のパスタは平打ちのタリアテッレをはじめ、卵を練り込んだものが多く、ラザニア用のパスタも同様です。卵を練り込むと生地のまとまりがよくなり、うま味の強いモチモチと歯切れのよい食感が生まれます。
【ポイント②】ソースは3種類、チーズは2種類を使用。うま味、酸味、コク、香りが重なり合い、奥深い味わいに

▼パスタに重ねるソースは以下の3種類を使います。
【ボロネーゼ】
ボローニャを代表するひき肉のパスタソース。牛のひき肉、トマト、たっぷりの赤ワインを煮込んだソースで、香味野菜をじっくりと炒めて甘みを引き出した「ソフリット」をベースにして、コクとうま味たっぷりに仕上げます。
【ベシャメルソース】
牛乳とバターのまろやかさが広がる、日本でいうホワイトソースです。
【トマトソース】
単純にホールトマトをつぶしただけのシンプルなソースなので簡単です。トマトのフレッシュな酸味が加わることで、グッと軽やかな印象に仕上がります。
▼チーズは以下の2種類を使います。
【パルメザンチーズ】
チーズらしい香りとコクが特徴。パルメザンチーズをパスタの層ごとに忍ばせます。
【モッツァレラチーズ】
ラザニアの一番上にはのびがよく、ミルキーなモッツァレラチーズをのせて香ばしく焼き上げます。
これらの3種類のソースと2種類のチーズが重なり合うことで、単調ではない奥深い味わいが生まれます。
【ポイント③】30分かけて“煮るように”焼き上げる。パスタとソースがなじんで一体感のある美味しさが楽しめる
いわゆるパスタ料理に使う、スパゲッティなどの細長い麺であれば「のびる」ことを恐れ、火を通しすぎないようアルデンテにゆで上げるのが一般的です。
一方、平打ち麺のラザニアの場合、パスタがソースを吸うことでより美味しくなります。煮るようにじっくりと30分ほどかけて焼き上げ、パスタとソースの一体感を楽しみましょう。
作り方のポイントを押さえたところで、いよいよレシピをご紹介します。
「このラザニアの作り方を覚えれば、アレンジは自由に楽しめます。例えば、パスタの代用として日本の『きしめん』を使ってもいい。もっと軽やかに味わいたいなら、パスタの代わりにグリルや素揚げしたブロッコリーやなす、ズッキーニなどの野菜やマッシュポテトで代用してもてもいい。イタリアの家庭料理はとっても懐が広いんですよ」
【プロ直伝】パスタ生地が美味しい! ボローニャ風「ラザニア」レシピ

まずはラザニア作りの流れをイメージしておきましょう。
【ラザニア作り方の流れとアドバイス】
1.パスタ生地をこねる(一晩寝かせる)→2.ボロネーゼを作る→3.ベシャメルソースを作る→4.トマトソースを作る→5.パスタ生地をのばして切り分け、ゆでる→6.耐熱皿にラザニアを組み立てる→7.オーブン(またはオーブントースター)で焼く
「生地をこねたら一晩(約8時間程度)寝かせる必要があるので、生地をこねてボロネーゼを作る(1、2)までを前日に作業し、3~7までを当日に分けて作業すると楽です」
<材料>(4~6人分/深さ4㎝以上の耐熱皿1台分)
※耐熱皿のサイズについて
耐熱皿は内側の深さが40mm(4cm)以上あるものを使用してください。今回は202mm×153mm×40mm(すべて内径)、 容量1.1ℓの耐熱皿を使用しました。

【ラザニアのパスタ生地】(作りやすい分量)
- 薄力粉と強力粉…合わせて200g(※)
- 卵…2個
- エキストラバージンオリーブオイル…5g
- 塩…3g
※ 薄力粉と強力粉の割合について
コシの強い生地が好みなら1:1(薄力粉100g、強力粉100g)、やわらかい食感の生地が好みなら4:1(薄力粉160g、強力粉40g)を目安にブレンドしてください。ただし、強力粉が多いほど生地の弾力が強くなるので、生地がのばしにくくなります。

【ボロネーゼ】(でき上がり約450g)
- 牛ひき肉(または合い挽き肉)…350g
- 薄力粉…大さじ1(5g)
- 塩…小さじ1(5g)
- [ソフリット]
・玉ねぎ…1/2個
・セロリ(太い茎のみ)…1本
・にんじん…1/2本
・にんにく…1片
・米油(または太白ごま油などの香りのない油)…大さじ3と1/3 - ローリエ…1枚
- ローズマリー(生)…1枝
- トマトペースト…70g
- 赤ワイン…300ml
- 米油(または太白ごま油などの香りのない油)…大さじ1/2

【ベシャメルソース】(でき上がり約700g)
- 牛乳…700ml
- 塩…3g
- ナツメグパウダー…少々
- バター(食塩不使用)…50g
- 薄力粉…50g
【トマトソース】
- ホールトマト缶…1缶
【仕上げ用】
- パルメザンチーズ(すりおろす)…100g ※粉チーズで代用する場合は40g
- バジル…1パック
- モッツァレラチーズ…145g
- バター(食塩不使用、器に塗る用)…適量
- エキストラバージンオリーブオイル(最後に回しかける用)…大さじ4
<作り方>
1. ラザニアのパスタ生地を作る。ボウルに生地の材料を混ぜ合わせ、20分ほどこねる。ラップをかけて冷蔵庫で一晩(8時間以上)寝かせる

ボウルに薄力粉、強力粉、塩を入れ、真ん中を空けて卵を落とす。オリーブオイルを加え、中心から外側に向かって指をグルグルと混ぜ、卵液と粉類をなじませる。

そぼろ状になったら底から両手ですくい上げ、卵液が全体に行き渡るまで混ぜ合わせる。

ボウルに生地を押しつけ、ひとまとめにする。

打ち粉(強力粉、分量外)をふった台に移し、片方の手で生地の手前を押さえる。

もう片方の手で生地を奥側に引きのばす。
「コツは体重をかけて生地をのばすこと。手の力でのばそうとするととても疲れますが、こうすると力を入れなくてものびます」

のばした生地を手前に巻き込んで押さえ(写真)。45度程度回転させながら、同様に20分ほどこねる。

全体がツルッとなめらかになったら丸め、ラップをかけて冷蔵庫で一晩(8時間以上)寝かせる。
「この状態では生地の弾力が強すぎて、うすくのばすことができません。一晩寝かせることで生地の中の空気が抜け、弾力が弱まります」
●ラザニアのパスタ生地、保存方法・余ったときの使い方
生地を寝かせたあとは、24時間以内に調理してください。または、寝かせてから 冷凍保存し、自然解凍してから使用することも可能です。冷凍保存は1か月ほど。
生地が余った場合は、ゆでる前またはゆでたあとに、細長く切ってパスタの具にしたり、小さく切ってミネストローネのようなスープの具にしたりアレンジして、楽しんでください。
2. ボロネーゼのソフリットを作る。フライパンに油とにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったら野菜を加えて中火で炒める
ボロネーゼの[ソフリット]の材料、玉ねぎ、セロリ、にんじんはみじん切りにする。にんにくはつぶして芽は除く。
「にんにく以外の野菜はなるべく細かく切りましょう。今回はフードプロセッサーを使いました」

フライパンにオリーブオイル大さじ3と1/3、にんにくを入れて弱火にかける。フライパンを手前に傾け、にんにくを焦がさないよう、じっくりと香りを引き出す。

玉ねぎ、セロリ、にんじんを加え(写真)、中火で水分を飛ばしながら、じっくりと炒める。うすいきつね色になり、ねっとりとした状態になったら火を止める。ソフリットの完成。
「香味野菜をじっくり炒めることで、香りと甘みが引き出されたソフリットができ上がります。途中で焦げそうになったら、水を適宜足してもOKです」
3. ボロネーゼを作る。ひき肉に塩を加えて油で香ばしく炒め、2のソフリット、薄力粉、ハーブ類、トマトペースト、赤ワインを加えて15分ほど煮込む

フライパン(または鍋)を強火にかけ、米油大さじ1/2を熱し、ひき肉を入れ、すぐに塩を加える。
「塩はひき肉が生のうちに加えると、味がよくなじみます」

ひき肉を全体に広げ、そのまま動かさずに焼きつける。

底面の肉に焼き色がつきはじめたら、ほぐさずに、かたまりのまま大きく返し、全体に焼き色をつけていく。
「ひき肉をフライパンに入れたら、焼き色がつくまであまり触らないこと。ここで『焦げ』をしっかり作ることで、うま味が生まれます」

ひき肉から出てきた脂が多いようなら、途中でボウルなどに取り出して除く。

「写真のような状態になれば、炒め作業は完了です」

2のソフリットと薄力粉を加え、粉気がなくなるまでよく炒める。
「薄力粉の粉くささが飛ぶようにしっかり炒めましょう。フライパンに粉がくっついても、このあと液体を加えるとはがれるので気にしなくて大丈夫です」

ローリエ、ローズマリー、トマトペースト、赤ワインを加え、混ぜ合わせる。

沸いたら弱火にし、フタをして、ときどき混ぜながら15分ほど煮込む。
「途中で焦げつきそうなら、水を適宜加えてください」

写真のような状態になったら火を止めて、ボロネーゼのでき上がり(※写真は撮影の都合上、別の鍋で作って差し替えたもの)。すぐに使わない場合は、粗熱がとれたら保存容器に移し、冷蔵庫で保存する。
「ボロネーゼは冷ましてからラップで包み、保存袋に入れて冷凍保存も可能なので、まとめて作っておくと便利です」
4. ベシャメルソースを作る。鍋で温めた牛乳にナツメグと塩を加える。別の鍋にバターを弱火で溶かし、薄力粉を加え、温めた牛乳を少しずつ加えてのばす

鍋に牛乳を入れて火にかけ、鍋肌に小さな泡がプツプツと出る程度に温めたら(約90℃)、塩とナツメグを加えて混ぜる。
「牛乳は耐熱容器に入れ、電子レンジで温めても構いません」

別の鍋にバターを弱火で熱し、溶けたら薄力粉を加え、ゴムベラで混ぜ続ける。

「しばらく炒めていると、全体に気泡がワ~ッと沸くようになります。『花が咲く』とも言われるこの状態が、牛乳を加える合図です」

温めた牛乳を5回ほどに分けて加える。まずはお玉1杯分(約70ml)加える(1回目)。

すぐに混ぜ合わせ、完全に混ざったら(写真)さらにお玉1杯分の牛乳を加え(2回目)、同様に混ぜる。
「牛乳は一気に加えるとダマになってしまいます。5回くらいに分けて少しずつのばしていき、残りの牛乳を加えると失敗しません」

3回目の牛乳を加え、混ぜ終えた様子。

5回目の牛乳を加え、混ぜ合わせた様子。
「このぐらいの濃度になって、牛乳が残っていたらすべて加えてOKです」

残りの牛乳を一度に加え、混ぜ合わせる。
「ゴムベラで混ぜにくければ、泡立て器に持ち替えてもOK。私は金属臭がつくのを避けたいので、最後までゴムベラで混ぜています」

焦げないように絶えず混ぜ続け、全体的にボコボコと沸き立つようになれば完成。火を止める。

「ヘラですくうと、サラサラと落ちるような仕上がりです」
5. トマトソースを作る。ホールトマトを手でつぶす

ボウルにホールトマトを入れ、手でざっくりとにぎりつぶす。
6. ラザニアのパスタ生地を成形する。麺棒でのばし、切り分ける

台にクッキングシートを広げ、1の生地をのせる。手の平を押しつけて円形にのばす。
「生地は直径約40㎝にのばします。扱いにくければ、生地を2つに分けてのばしても構いません。その場合は直径約28㎝ずつにのばしましょう」

麺棒に打ち粉(強力粉、分量外)を適量つけ、中央から外側に向かってのばしていく。クッキングシートを回しながら、同じ位置でのばすとやりやすい。

直径約40㎝までのばす(生地を2分割した場合は、それぞれ直径約28㎝までのばす)。
「これで厚さ約2㎜になります。パスタマシーンを使う場合も、2㎜に設定してください」

写真のように、ざっくりと6等分する。
「まずはゆでやすいように切り分けます。ゆでると生地が膨張し大きくなるので、ゆでてから耐熱皿のサイズに合わせて形を整え、生地が3層になるように組み合わせていきます」
7. ラザニアのパスタ生地をゆでる

ボウルに氷水を用意しておく。
大きめの鍋に湯を2L沸かし、塩26g、オリーブオイル小さじ1(ともに分量外)を加え、5のラザニアのパスタ生地を1枚ずつ入れる。ときどき上下を入れ替えながら4分ほどゆでる。

氷水の入ったボウルにとり、急冷する。水気をきり、キッチンペーパーで水気を拭き取っておく。
「急冷してパスタ生地を締めておけば、生地同士を重ねてもくっつきません」
8. ラザニアを仕上げる。耐熱皿にバターを塗り、パスタ生地、ソース、チーズを組み立てる
オーブン(またはトースター)を180℃に予熱しておく。

耐熱皿の底にバターを塗る。
「バターを塗っておくと、生地がくっつきません」

耐熱皿の形に合わせ、7のパスタを3層分切り分ける。
「余った生地は、細長く切ってほかのパスタ料理にアレンジしたり、小さく切ってスープの具材にしたりして楽しんでください」

耐熱皿にパスタを敷き、3のボロネーゼの1/3量を広げる。
「パスタは多少重なってもOKです」

5のトマトソースの1/3量、4のベシャメルソースの1/3量を順に広げる。
「ソースは均等に広げようとせず、あえて大胆にいくほうが美味しいです」

パルメザンチーズの1/3をふり、バジルの1/3量をのせる。これをあと2回繰り返し、パスタが3層になるようにする。ただし最後のパルメザンチーズは、モッツァレラチーズのあとにふる。
「バジルは香りの強い茎ごと使います」

水気をきったモッツァレラチーズを手で割き、全体にのせる。

残りのパルメザンチーズをかける。

仕上げにオリーブオイルを回しかける。
「オリーブオイルはイメージの3倍量くらい、たっぷりかけてください。美味しくなります」
9. ラザニアを焼く。180℃に予熱したオーブン(またはトースター)で、30分ほど焼き上げる
8を天板にのせ、180℃に予熱したオーブン(または予熱したトースター)に入れ、香ばしい焼き色がつくまで30分ほどじっくりと焼き上げる。
※温度設定のできないトースターをお使いの場合は、様子を見ながら加熱してください。早く焦げそうな場合はアルミ箔(アルミホイル)を被せ、焼き色を調節してください。


「いただく際は、好みでオリーブオイルをかけてどうぞ」
【実食】ラザニア。当日はコシ、翌日は一体感! 異なる生地の美味しさが楽しめる

できたて熱々のラザニアは、お皿に盛るなりソースが流れ出ます。パスタにソースとのびるチーズをからめながらいただくと、まずはパスタの食感にびっくり。
今まで食べたことのないコシと、小麦のおだやかな風味。そこに3種類のソースの味わいが次々と押し寄せますが、トマトソースの酸味がアクセントになって、少しもクドくない。むしろ「もうひと口!」とどんどん食べ進めてしまいたくなりますが、ここはあえて残し、翌日の違いを楽しむことに。
翌日はレンジで少し温めてから、トースターで焼き直してみました。パスタがソースをすっかり吸って、見慣れているラザニアの姿に。全体的にやわらかな食感になり、生地とソースの一体感はさらに増して、また違った美味しさになっています。
「ラザニアはパスタを味わう」という言葉、本当でした! みなさんもぜひ体感してみてください。
●ラザニアの保存について
ラザニアは、焼く前も焼いた後も冷凍・冷蔵保存が可能です。冷凍する場合は、冷凍可能な耐熱容器(耐熱耐冷ガラス製の容器、ステンレス製や琺瑯製のバット、アルミ製使い捨て容器など)をご使用ください。
【焼く前に保存する場合】
作り方8で、仕上げのオリーブオイルをかける前の状態で保存。
・冷蔵保存…粗熱がとれたらラップをかけて冷蔵庫に入れる。2日間ほど保存が可能。
・冷凍保存…粗熱がとれたらラップをかけ、保存袋に入れてから冷凍庫に入れる。1か月ほど保存が可能。
解凍の際は自然解凍か電子レンジで解凍(電子レンジ加熱が可能な耐熱容器を使用した場合に限る)。
焼く際は仕上げのオリーブオイルをかけ、180℃に予熱したオーブン(または予熱したトースター)に入れ、焼き色がつくまで焼く。電子レンジ加熱が可能な耐熱容器を使用の場合、あらかじめ電子レンジで温めてからオーブン(トースター)で加熱すると焼き時間が短縮できる。
【焼いた後に保存する場合】
・冷蔵保存…粗熱がとれたらラップをかけて冷蔵庫に入れる。または、粗熱がとれたら保存容器に移し、冷蔵庫に入れる。4日間ほど保存が可能。
・冷凍保存…粗熱がとれたらラップをかけ、保存袋に入れてから冷凍庫に入れる。または、粗熱がとれたら保存容器に移し、冷凍庫に入れる。1か月ほど保存が可能。
解凍の際は、自然解凍または電子レンジで解凍(電子レンジ加熱が可能な耐熱容器を使用した場合に限る)。プラスチック製の保存容器で冷凍した場合は、解凍後にオーブン調理が可能な耐熱容器に移してから焼き直す。
焼き直す際は、180℃に予熱したオーブン(または予熱したトースター)で、全体が温まるまで焼く。電子レンジ加熱が可能な耐熱容器を使用の場合、あらかじめ電子レンジで温めてからオーブン(トースター)で加熱すると焼き時間が短縮できる。
●市販のラザニア用パスタで代用する場合
市販されているラザニア用パスタは乾麺です。乾麺の場合も生のパスタ生地と同様に、ゆでたら氷水にとり、水気をきって、キッチンペーパーで水気を拭き取っておきましょう。
今回のレシピで代用する場合は、下ゆでして使う商品を選んでください。なお、市販のラザニア用パスタには「下ゆで不要」の商品もありますが、下ゆで不要のタイプはソースの吸収率が商品によって異なるため、生麺を使用した場合の仕上がりと同じになるとは限りません。

写真上から、<イータリー>ラザーニャ(アンティカ・マディア)(250g) 1,132円、NO.1 ラザーニャ(ディチェコ)(500g) 927円(ともに税込)
ラザーニャ(アンティカ・マディア)はデュラム小麦のセモリナ粉を使用。卵をたっぷり配合し、豊かな風味が楽しめる。NO.1 ラザーニャ(ディチェコ)は、デュラム小麦のセモリナ粉を使用。伝統的な押し型を使用することでパスタの表面にざらつきを与え、ソースの絡みやすさ、独特な食感を生み出している。
※<イータリー>ラザーニャ(アンティカ・マディア)取扱い:日本橋三越本店 新館地下1階 イータリー(イタリア食材・ワイン)
※NO.1 ラザーニャ(ディチェコ)取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション(グローサリー)、銀座三越 本館地下3階 グローサリー取材協力/<ラ・ブリアンツァ>奥野義幸さん

レストラングループ<ブリアンツァ>オーナーシェフ。1972年、和歌山県生まれ。米国の大学で経営学を学び、卒業後2年間会社員を経て料理の世界へ。都内のイタリア料理店に勤めたのち、渡伊。リグーリア州をはじめ、イタリア全州で学び帰国。
2001年代官山に<リストランテ ラ・ブリアンツァ>をオープンして以降、「La Brianza 六本木ヒルズ」「DepTH brianza 麻布台ヒルズ」「アステリスコ」など現在8店舗を経営。イタリアのみならず、世界中を旅して日々食のアップデートに励む。
<ブリアンツァグループ>https://la-brianza.com/
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 新館地下2階、銀座三越 本館地下2階、伊勢丹新宿店 本館地下1階にてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※オンラインストアでは商品によりギフト包装が出来ない場合がございます。詳しくは各商品ページの「ギフト包装」をご確認ください。
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