2016.08.15
【簡単カクテル】スパイスをちょい足し! ビール&コリアンダー、ジントニック&ジンジャー、ハイボール&カルダモン…
インド料理につきもののスパイスは、ここ数年ますます人気を集めています。実はいつものビールやカクテルにもスパイスをひと振りするだけで、とっても美味しくなるってご存知ですか?
そんな知られざるスパイスとお酒の新しい組み合わせ「スパイス・カクテル」を、スパイス専門店<朝岡スパイス>の髙橋香さんに教えてもらいました。どれも飲んで驚く、新体験の味わいです!
【スパイスカクテルのレシピ①】ビール+コリアンダー。試作してたどり着いた意外な出合い!
一年中飲まれているおなじみのビールも、スパイスを加えるだけで、ぐっと印象が変わります!
「今回、いろんなお酒とスパイスで試しましたが、この組み合わせが私のいちばんの推し! スッキリさわやかな柑橘系の香りがして、『ハーブビール』のような味わいになるんです」とコメントに力が入る髙橋さん。今人気沸騰中のパクチーの種子でもあるコリアンダー。複雑で深みのある香りがほわんっと鼻をくすぐり、なんともエキゾチックな味わいに。飲み口もスッキリとして、肉料理にもよく合いそうです。
レモンのようなさわやかな香りと甘い香りを併せ持つマイルドなスパイスで、多くのスパイスミックスに使われています。カレー、ソーセージ、チャツネの料理のほか、焼き菓子やチョコレート、アイスクリームなどのお菓子にも合う、オールマイティなスパイス。
【スパイスカクテルのレシピ②】ジントニック+ジンジャー。キリッと辛めのジンに力強い香りがマッチ
アルコールの度数が40℃以上という辛口のジンには、しょうがのような薬味としても使われる、味と香りの個性が強いスパイスがぴったりなんだとか。
「もともと辛口のジンですが、ジンジャーパウダーを入れることによって、さらにドライな味を楽しめます」と髙橋さん。しょうがのさわやかな風味を感じつつ、ピリッとした刺激でグイグイいけそうな『危険なカクテル』です。
さわやかな香りとほどよい辛みが、和・洋・中などのどんな料理にもマッチ。しょうが焼きをはじめ、煮魚、クッキー、甘酒、肉・魚の臭み消しに。酢豚やキムチにも使えるマルチなスパイス。
【スパイスカクテルのレシピ③】ジントニック+青山椒。柑橘系に似た香りが、味をキュッと引き締める
ジントニックは辛口のジンと甘いトニックウォーターがミックスした定番カクテル。「朝岡スパイスの石臼挽き山椒は、ずば抜けて香り高いのが特長です。ピリリっとした刺激と柑橘のような香りが強く、ドライなジンと合わせることで、お互いの個性を引き出し、芳醇な味わいを体験できます」と髙橋さん。
たしかに、うなぎにかけるような一般的な和山椒と違い、美しい翡翠色。そして石臼挽きならではの高い香りの見事な調和……。たっぷり振って楽しみたい組み合わせです。
万葉の時代から木の芽とともに親しまれてきた日本を代表するスパイス。鰻のかば焼き、焼き魚、つくね、焼鳥のほか、揚げ衣や木の芽みそ、薬味としても使えます。
【スパイスカクテルのレシピ④】ハイボール+カルダモン。甘い香りと苦みはレモンとの相性も◎
スッキリとした飲みやすいハイボールには、清涼感のある上品な香りのカルダモンがおすすめ。
「カルダモンは甘い香りが特徴のスパイスです。飲めばすぐにふわっ~と甘い香りが広がります。カルダモンはフルーツとの相性がいいので、レモンを効かせたハイボールなら、さらに相性抜群です」と髙橋さん。たっぷり使うと、渋めで苦みのある味になります!
肉、魚料理のほか、ソースやアップルパイなどの焼き菓子の香りづけなどにも使われる、万能スパイス。ケーキ、ペストリー、パン、コーヒー、アイスクリーム、ピラフなどにも。
【スパイスカクテルのレシピ⑤】ハイボール+クミン。カレーの常連スパイスがウイスキーと好タッグ
カレーを作るときの常連スパイス・クミン。なんと髙橋さんがおすすめするのは、ハイボールとの組み合わせ!
「カレーに加えるクミンは加熱によって独特の香りが立ちますが、ハイボールには振りかけるだけなので、意外に強すぎずやさしく香るんです」と髙橋さん。たしかに、ウイスキーのスモーキーな風味と混ざり合って、ほどよくエキゾチックな味わいに。口の中がさっぱりして、食事にもよく合います。
中東や中南米、特にインドでは欠かせないスパイス。トマトとの相性がいいので、クスクスやチリコンカン、アラブ、トルコの挽肉料理、ソーセージなどによく合います。
長年、伊勢丹で店の顔をつとめる。ルー無し、スパイスで作るカレーにおすすめしたいのは『炒め玉葱』のコク!
催物のご案内/商品の取扱いについて
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング