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2019.04.21

レシピ

専門店が教える! おいしくて美しいミックスサンドイッチの作り方【プロのレシピ】

サンドイッチのイメージ

パンに具材をはさむだけ。シンプルで誰にでも簡単に作れるサンドイッチですが、喫茶店やベーカリーなどで提供されるものと自分で作るものとでは、その出来映えに歴然とした差があります。

「サンドイッチは科学です」。そう熱く語るのは、サンドイッチのおいしさを追求する専門ブランド<イッツ サンドイッチ マジック>を運営する株式会社アンデルセンの熊井三典シェフ。

熊井シェフ曰く、サンドイッチは実に奥深い世界なのだとか。そこで今回は、いつものサンドイッチを劇的にレベルアップさせる、プロのコツを伝授していただきました。

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プロが解説! おいしく美しいサンドイッチを作る4つのコツ

サンドイッチの具材を並べている様子

【コツ①】 切るときの断面を意識して、具材を並べる

「サンドイッチの具材を並べるときから、最終的に切ったときの断面(=顔)の仕上がりを考えながら作業を。マヨネーズは断面が汚れないようカットするラインを避けてのせる、野菜は断面に端がこないように並べるなど、サンドイッチの“顔”を意識するだけで、格段に美しい仕上がりになります」

【コツ②】 具材は平らなものから並べる

「例えばレタス入りのサンドイッチを作る際、バターを塗ったパンの上にレタスを直接のせるのはNG。上にチーズなどを重ねると波打ってしまい、サンドイッチが安定しません。具材の下側にはチーズやハム、玉子サラダなど平らなものから並べると、ずれにくく、安定します」

【コツ③】 ソースはメイン食材の上に塗る

「野菜に直接塩をふったりソースをかけたりすると水分が出やすくなります。ハムやサーモンなどメイン食材に味つけをしましょう。食材から水が出るのを防ぎ、味わいにも一体感が生まれます」

【コツ④】 パンの厚みによって、はさむ具材の量を調整する

「薄いパンを使用するときは具材の水分が多いとサンドイッチが水っぽくなりがちなので、野菜とソースは控えめに。厚めのパンの場合は、具材やソースを多めにはさむとしっとりして食べやすくなります」

それでは実際にミックスサンドの作り方を見ていきましょう。

【専門店直伝】基本のミックスサンドのレシピ

【材料(3人分)】

※今回は4種類のサンドイッチを3等分(もしくは6等分)にカットする想定の分量と作り方になります。

たまごサンド

  • ブラウン食パン(10枚切り)…2枚
  • 玉子サラダ…60g
  • きゅうり(斜め薄切り)…4枚

ハムサンド

  • 食パン(10枚切り)…2枚
  • ハム…3枚
  • トマト(3〜4㎜幅の輪切りにして半分に切る)…4切れ
  • グリーンカール(食べやすい大きさにちぎる)…1枚
  • マヨネーズ…適量

サーモンサンド

  • ブラウン食パン(10枚切り)…2枚
  • スモークサーモン…40g
  • グリーンカール(食べやすい大きさにちぎる)…1枚
  • 玉ねぎ(薄切りにして水にさらす)…5g
  • マヨネーズ、ケッパー(酢漬け)…各適量

いちごサンド

  • 食パン(10枚切り)…2枚
  • いちご(ヘタを取って薄くスライス)…3個
  • クリームチーズ、いちごジャム…各15g
  • バター(室温に戻す)…適量

【作り方】

1. パンにバターを塗る

パンにバターを塗っている様子

食パン6枚(いちごサンドに使用する2枚以外のもの)に、バターを塗ります。

「バターは室温に戻すと塗りやすいです。使用する食パンは、あれば白とブラウンの2種類を用意すると見た目が華やかになります」

2. たまごサンドを作る

たまごサンドを作っている様子

たまごサンドを作ります。ブラウン食パンに玉子サラダをスプーンで塗り広げます。

「玉子サラダは刻んだゆで卵をマヨネーズ、塩、こしょうで味つけしたもの。隠し味でフレンチマスタードを少し入れると酸味、風味がアップします。玉子サラダを塗り広げるときのポイントは、スプーンを使うこと。スプーンを左右に動かして塗ることで、中央部分がやや凹んで端側が少し高くなるので,カットしたときに、断面が左右均一のサンドイッチになります」

玉子サラダの上にきゅうりを並べ、もう1枚のパンではさみます。

「きゅうりは食感のアクセントに。ほどよい水分も加わってサンドイッチが食べやすくなります。きゅうりを並べる際は、断面に端がこないように気をつけて。また、3等分したとき、すべてのきゅうりの量が同じになるよう,写真のように並べます」

3. ハムサンドを作る

ハムサンドを作っている様子

ハムサンドを作ります。食パンに半分に折りたたんだハムをのせ、マヨネーズをのせます。

「ハムは広げて並べるより、折りたたんだ方がボリューム感が出て、断面が美しくなります。マヨネーズはカットするラインを避けて内側に絞ります」

その上にトマトを並べてグリーンカールをのせ、もう1枚のパンではさみます。

「トマトも2のきゅうり同様、3等分したときの量が均等になるよう並べます。グリーンカールは、上に他の具材を重ねると安定しないので、最後にのせてください。葉先が外側にくるようのせると、断面が左右均一になりますよ」

4. サーモンサンドを作る

サーモンサラダを作っている様子

サーモンサンドを作ります。ブラウン食パンにサーモンを並べ、マヨネーズをのせます。水でさらしたあと、しっかり水けを切った玉ねぎを散らし、ケッパーをマヨネーズの上にのせてもう1枚のパンではさみます。

「サーモンのように平らなものは必ず最初に並べます。マヨネーズは3のハムサンド同様、カットするラインを避けて絞りましょう。ケッパーは味のアクセントなので、マヨネーズの上にのせます。ソースの近くに置くことで、味わいが一体となっておいしく感じられますよ」

5. いちごサンドを作る

いちごサンドを作っている様子

いちごサンドを作ります。1で残した2枚の食パンにバターの代わりにクリームチーズを塗ります。いちごを並べ、いちごジャムを塗ったもう1枚のパンではさみます。

「生のいちごとジャムを使うことで甘みが強くなり、味のバランスがよくなります。赤い色が強調されるので、食パンの白色とのコントラストが一層映えますよ」

6. 手で押さえる

サンドイッチを手で押さえている様子

サンドイッチの具材をはさみ終わったら、軽く手で押さえてなじませます。

7. 一度、冷蔵庫で落ち着かせる

パンの耳を切り落としている様子

濡れ布巾で包んでからさらにしっかりとラップで包み、冷蔵庫で30分ほど入れるとサンドイッチがしっとりします。そうすることで、乾燥を防いでおいしい状態を保てるとともに、切りやすくなります。

8. サンドイッチの耳を切り落とす

パンの耳を切り落としている様子

サンドイッチの耳を切り落とします。

「サンドイッチを切るときは波刃だと断面が汚れやすいので、牛刀や三徳包丁を使いましょう。2段重ねて切ると大きさが揃うので、きれいに仕上がります」

9. サンドイッチをカットする

サンドイッチを切っている様子

サンドイッチを3等分に切ります。

「サンドイッチを均等にまっすぐ切るためには、目線が重要です。必ず包丁の真上を見るようにしましょう。切るときに片側を覗き込むようにしていると、サンドイッチが曲がってしまいがちです」

サンドイッチを切っている様子

ひと口サイズにするなら6等分にします。

「ご家庭では、サンドイッチを倒して高さを低くすると切りやすいでしょう」

美しすぎるミックスサンドイッチは味わいもGOOD!

サンドイッチの完成

細部まで考え抜かれて作ったミックスサンドイッチがこちら! あまりの断面の美しさに思わず感嘆の声がもれそう。レタスの緑やいちごの赤、玉子サラダの黄色など、具材の色がしっかりと映えた、まさにプロの仕上がりです。

味わいは見た目と同じく多彩。ケッパーがアクセントになったサーモンサンドやジャムの甘みが加わったいちごサンドなど、どれも本格的な味つけで、ついつい手が伸びてしまいます。カラフルで小さなひと口サイズのサンドイッチは、アフタヌーンティーのお供やパーティーでのパン・シュープリーズの中身にぴったり!

「たかがサンドイッチと思うかもしれませんが、突き詰めるといろいろな発見があり興味深いですよ。些細なことの積み重ねで、美しくおいしいサンドイッチができあがるので、ぜひご家庭で作る際にもプロのコツを意識してみてください」

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アンデルセンの熊井三典シェフ取材協力:イッツ サンドイッチ マジック/アンデルセン

人気ブーランジュリー<アンデルセン>が手がける、サンドイッチ専門ブランド<イッツ サンドイッチ マジック>は伊勢丹新宿店限定。「サンドイッチをもっとおいしく、もっと楽しく、もっと簡単に!」をコンセプトに、定番の人気アイテムから、季節限定商品までバラエティー豊かなサンドイッチが店頭に並ぶ。レシピを教えてくれたのは熊井シェフ。「サンドイッチをいかに科学するか」をテーマに、日々、新商品のレシピ開発や、全国の<アンデルセン>のサンドイッチ部門の技術指導を行なっている。

写真:矢野宗利
文:斉田麻理子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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