2016.11.12
さっぱり美味しい! レモンでできる自家製「塩ポン酢」の作り方とレシピの例
塩ベースで作る、「塩ぽん酢」をご存知ですか? 一般的なしょうゆベースのぽん酢に比べ、しょうゆ特有の香りがない分、シンプルな出汁のうまみによって、合わせる食材の本来の味わいを引き立たたせるんです。レモンを使用するので、時期を選ばずいつでも作れて便利! 鍋ひとつで作り方も簡単です。
材料(約450ml分)
- レモン果汁……100ml
- 酒……100ml
- みりん……100ml
- 水……200ml
- 昆布……5cm角×2枚
- 削り節……10g(ひとつかみ)
- A
塩……小さじ2
酢……大さじ1
しょうゆ……大さじ2/3(薄口しょうゆの場合は、大さじ1)
作り方
① 酒とみりんを鍋に入れて、強火で煮立て、アルコール分を煮切る
※発火したら自然に消えるまで待ちましょう。
② 火を止め、水・昆布を入れ10分ほど置く
③ レモン果汁とAを加えて弱めの中火で加熱し、沸騰直前に昆布を取り出す
④ 弱火にして、削り節を加える。1分ほど煮出し、ザルなどで漉して出来上がり
「削り節は強火でグラグラ煮たり、絞ったりすると液体が濁ってしまいます。弱火で加熱し、取り出すときもギュッと絞らないようにしましょう」
粗熱を取ったあと清潔な密閉容器に保存すれば、冷蔵で約3ヵ月もちます。
ちなみに、レモン以外にもカボスやスダチ、ユズなどの果汁でも同じレシピで作れるそう。季節に合わせて、旬の味わいを楽しむのもおすすめですよ。
【例えばこんな食べ方で】タコと玉ねぎの塩ポン酢和え
出汁が効いた塩ぽん酢は、特に白身魚やタコ、貝類など淡白な魚介とは相性抜群! たとえば、タコをぶつ切りにして、薄切りにし水にさらした玉ねぎと一緒に塩ポン酢で和えれば、一品完成。タコのうまみが引き立ち、レモン果汁がさっぱりと味を引き締めてくれます。やさしい酸味なので、酢の物が苦手な人もこれなら食べられるはず!
監修:オザワエイコ
手作り調味料研究家。自家製調味料の仕込み教室「かもしラボ」主宰。実用書籍の編集者として料理、家庭菜園、ガーデニングなどの本を制作。著書に『だからつくる調味料』(ブロンズ新社)がある。
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