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2015.12.25

いつものハンバーグをレベルアップする付け合わせマジック、教えます!

ハンバーグと付け合わせ

すごく気負ったわけではないけど、いつもよりちょっと丁寧に作ったハンバーグ。せっかくだから、目一杯おいしく食べたい! そんな気持ちを表すのに役立つのが付け合わせです。ハンバーグの付け合わせを例に、ワンランク上のご馳走感を演出してくれる「付け合わせマジック」を、伊勢丹新宿店フレッシュマーケットの鈴木シェフに教えてもらいました。

やりがちパターンとプロの付け合わせを徹底比較!

ハンバーグの付け合わせ比較

(写真左から)やりがちな付け合わせ、鈴木シェフによる付け合わせ

ついやりがちな付け合わせパターンと鈴木シェフの付け合わせマジックにかかったもの並べてみると、その差は歴然!

「付け合わせ同士の隙間がパラパラと空いてしまって、なんだか寂しい印象です。また、新鮮なトマトも温かいハンバーグの横では違和感がありますね。」

では、具体的にメインを引き立て、おいしく見せる付け合わせには、どのようなポイントがあるのでしょう。

付け合わせマジックのポイントは3つ!

鈴木シェフによると、付け合わせで主役の料理をおいしそうに見せるポイントは次の3つ!

  1. 料理と付け合わせの「温度差をなくす」
  2. 高さを出して全体に「立体感」を出す
  3. 茹でるタイミングでサラダ油を使って「ツヤ感をキープ」

「たとえば、プチトマトは温度差をなくすため、半分に切って、軽くソテー。ブロッコリーは半分に切って重ねたり、クレソンを添えることで高さを出しました」

白皿に盛り付けられたハンバーグと付け合わせ

また、何気なく置かれた人参のグラッセも、煮るときに少しサラダ油を加えることで、食材のツヤ感をキープしているのだとか。

なるほど、なんだか食欲をそそられますね。

 

お皿を変えればコーディネートの幅が広がる

付け合わせ上級者には、お皿を変えてテーブルコーディネートの幅を広げてみるのもおすすめです。お皿ごとの付け合わせのポイントも聞きました。

①【和皿】お箸でも食べられる大きさがポイント!

和皿に盛り付けられたハンバーグと付け合わせ

「同じハンバーグでも、洋皿から和皿に変えるなら、付け合わせはお箸で食べやすい大きさ、形に整えましょう」

にんじんのグラッセも四角い拍子木切りにすると、和の雰囲気にイメージチェンジ。旬のさつまいもやフォルムに特徴のあるロマネスコを添えると、また違った印象になりますね。

②【フライパン皿】素材のいろいろな面が見えるように

フライパン皿に盛り付けられたハンバーグと付け合わせ

「最近人気のスキレット、鉄製のミニフライパンだったら、メインディッシュに寄り添うように隙間なく詰め込めば、レストランのような仕上がりに」

盛りつけるときは、野菜同士を重ね合わせるようにするとギュッと詰まった感じになります。

付け合わせは、食べておいしいのはもちろんのこと、目にもおいしくなるように、ちょっとのひと手間、大切にしたいですね。

文: 白鳥紀久子

写真:八田政玄

バイヤー・スタイリスト / 鈴木理繪
伊勢丹新宿店 本館地下1階フレッシュマーケットの青果専属シェフでありながら、フリーのフードコーディネーターとしてTVドラマや広告などでも活躍中。キャンプとカメラを趣味としながら、美味しいごはんを作ることが楽しみのひとつ。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品(付け合せ野菜、<小島商店>飛騨牛ハンバーグ)は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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