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2026.04.25

【一保堂茶舗】抹茶の点て方&抹茶ラテの作り方。初心者でも失敗しないコツ満載!

抹茶の点て方イメージ

「抹茶を自分で点てる」と聞くと、どこか難しそうに感じるもの。道具や作法も多そうで、なかなか一歩が踏み出せない…そんな初心者の方は多いのではないでしょうか。

そこで、家で抹茶を楽しみたいけれど、何から始めたらいい? 道具はどこまで必要? そんな素朴な疑問と、抹茶(薄茶濃茶)の点て方、抹茶ラテ(ホットアイス)の作り方について、京都に本店を構える日本茶専門店<一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ)>広報の川越順子さんに教えていただきました。

実際にプロに教わりながら点ててみると、思っていたよりもシンプル。「M」の字で仕上げる茶筌(ちゃせん)の動かし方など、基本のポイントさえ押さえれば、美味しく仕上げることができます。さらに、話題の樹脂製の茶筌の使い方、美しい2層を作るアイス抹茶ラテのコツ、抹茶選び、おすすめ抹茶道具も必見です。

今日から抹茶がぐっと身近になる、プロ直伝の楽しみ方が盛りだくさん。長い記事ですが、最後までお見逃しなく!

抹茶(薄茶、濃茶、抹茶ラテホット、抹茶ラテアイス)のイメージ

目次

三越伊勢丹オンラインストアで<一保堂茶舗>の商品を見る>>

<一保堂茶舗>が教える「新茶」のいれ方の記事はこちら>>

抹茶ってどんなお茶? 緑茶(煎茶)との違いは? 初心者が抱く素朴な疑問を教えてもらいました

抹茶の点て方を教えてくれるご担当者の川越さん

今回、抹茶について教えていただく<一保堂茶舗>川越順子さん

最初に教えていただいたのは、抹茶とはどんなお茶なのか? 抹茶と煎茶(緑茶)は何が違うのか?

「抹茶と煎茶は、同じチャノキから生まれますが、飲み方が異なります。煎茶は茶葉をお湯に浸して抽出して“淹れる”飲み方です。
一方、抹茶は粉末にした茶葉そのものをお湯に入れて、そのままでは沈殿してしまうため、茶筌で攪拌して“点てる”飲み方です。
実は、味わいや楽しみ方だけでなく、茶葉の育て方、製法などにも大きな違いがあるんです」

●【抹茶の茶葉の育て方】煎茶(緑茶)は太陽を浴びさせるが、抹茶は太陽の光を遮ることで「甘みと旨み」を育む

抹茶と煎茶の味わいを左右する、大きな違いのひとつが「茶葉の育て方」です。

一般的な茶畑のイメージ

煎茶(緑茶)や番茶の茶葉を育てる、茶畑に太陽の光を浴びさせる「露天園」

私たちが茶畑をイメージするとき、上写真のように大地や山に広がりサンサンと日光を浴びている風景を思い浮かべますよね。これは「露天園(ろてんえん)」と呼ばれ、主に煎茶や番茶に使う茶葉を育てる場所です。

<一保堂茶舗>が教える「新茶」のいれ方の記事はこちら>>

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覆下園のイメージ

抹茶や玉露の茶葉を育てる、屋根をかけて日光を遮る「覆下園」

一方で抹茶は、芽が出てから収穫までの約3週間、茶畑の上に葦簀(よしず)や藁で作った屋根や、寒冷紗(かんれいしゃ・薄い布状のネット資材)の覆いをかけて日光を遮る「覆下園(おおしたえん)」という場所で育てます。ちなみに、まるで出汁のような旨みをもつ高級茶の玉露(ぎょくろ)も、抹茶の茶葉と同じ方法で育てるそうです。

「お茶にとって日光を遮るのは大きなストレスですが、その分、旨みのもとであるテアニンがしっかり蓄えられます。この工程が、煎茶の清涼感とは異なる、抹茶ならではの濃厚な甘みとまろやかな旨みを引き出すのです」

●【抹茶の茶葉の製法】煎茶は「撚る」、抹茶は「挽く」か。形状の違い

煎茶は茶葉を揉んで細長く「撚る(よる)」のに対し、抹茶は揉まずに乾燥させた「碾茶(てんちゃ)」を石臼で「挽く」ことで粉末になります。

茶葉を粉末に仕立てて飲む抹茶には、煎茶や番茶などにはない特徴があります。

「急須で淹れるお茶よりも準備も片付けも簡単で、茶殻も出ません。それでいて特別感がある。実はとてもインスタントなお茶なんです」

確かに、これほど準備が簡単で、茶葉の栄養をそのまま丸ごと、上質な状態で味わえるお茶はほかにありません。とても手軽で、とても贅沢。抹茶は、今の時代にぴったりのスマートなお茶といえそうです。

●【抹茶の旬】初夏ではなく「秋」? 美味しさを引き出すひと夏の熟成

お茶といえば「初夏の新茶」を連想しますが、抹茶の世界には少し異なる時間の流れがあります。

「5月頃に摘まれたばかりの茶葉をすぐに抹茶に仕立てることもありますが、<一保堂茶舗>が大切にしているのは『ひと夏寝かせる』という工程です」と川越さん。

摘みたての茶葉を蒸して乾燥させた「碾茶(てんちゃ)」の状態のまま、低温で数か月じっくりと熟成。そうすることで、新茶特有の青々しいとげとげしさがとれ、角のとれたまろやかさと深みのある「円熟味」が生まれるのだそうです。

●【抹茶の選び方】抹茶の値段は何の違い? 店頭での選び方は?

店頭に並ぶ抹茶は価格の幅が広く、どれを選べばよいか迷いがちです。

「<一保堂茶舗>の抹茶は、価格の差がそのまま“味わいの違い”になっています」と川越さん。お値段が上がるほど旨みや甘みが豊かに、お手頃なものほど爽やかな渋みが感じられるように設計されているのだそうです。

「迷ったときは、ぜひ店頭で相談してみてください。店舗のスタッフは、お客様の好みを伺うのが大好きです。お気軽にお声がけください」

詳しい抹茶の種類の違いについては、記事の後半でご紹介します。

<一保堂茶舗>で買える抹茶ラインアップはこちら>>

●【抹茶の保存】鮮度が命!「2週間」で使い切るのが理想的

抹茶を楽しむために知っておくべき、もっとも重要なことが「保存方法」です。粉末状の抹茶は空気に触れる面積が広いため、煎茶以上にデリケート。

「抹茶にとっての天敵は、光・強い匂い・湿気・酸素の4つ。開封したら、2週間から長くても1か月以内で飲み切るのがベストです。1箱20gなら約10杯分。毎日のおやつタイムに1杯ずつ楽しめば、ちょうど美味しく使い切れる量なんですよ」

抹茶の保存方法

抹茶の保存方法例。アルミの袋を折りたたみ、クリップなどで留める

もし夏場などに冷蔵庫で保管する場合は、出し入れに要注意。冷蔵庫から箱や袋に入った抹茶を取り出して常温に放置すると、結露して湿気てしまいます。使ったらすぐに上写真のように密封して冷蔵庫に戻す。このひと手間で、抹茶の鮮やかな色と香りを守ることができます。

●【抹茶の飲み方】「薄茶(うすちゃ)」と「濃茶(こいちゃ)」の違いとは?

抹茶には「薄茶(うすちゃ)」と「濃茶(こいちゃ)」という飲み方があるのをご存じですか? 同じ「抹茶」ではありますが、使う抹茶の量やお湯の分量が異なり、仕上がりの印象も大きく変わります。

薄茶、濃茶、抹茶ラテのイメージ

左から、薄茶、濃茶、抹茶ラテ

一般的に、家庭やお店で気軽に楽しまれているのは「薄茶」。抹茶椀に点てて飲む、いわゆる抹茶として思い浮かべるのは、この薄茶を指します。牛乳を加えて作る「抹茶ラテ」も、薄茶で作るのが基本です。

一方の「濃茶」とは、より濃度が高く、とろりとした質感が特徴。抹茶そのものの味わいをしっかりと感じられる飲み方です。格式の高いおもてなしの茶事(懐石料理、炭点前、濃茶、薄茶)のなかでふるまわれます。

薄茶は1人に1つの茶碗でふるまわれますが、濃茶は1つの茶碗に入れた濃茶を数人で回し飲みし、その場の一体感を深める特別な抹茶として知られています。

抹茶の点て方別の、基本の分量を教えてもらい、比較してみました。

  茶葉 お湯 撹拌
薄茶 2g 60ml 15秒
濃茶 4g 30ml 30秒
抹茶ラテ 2g 70ml 15秒

こうして比較すると「濃茶」は「薄茶」と比べて抹茶の量は2倍と多く、お湯の量は半分と少ない。それだけ「濃茶」の濃厚さがよく分かりますね。

「慣れないうちは薄茶から始めて、少しずつ濃度の違いを楽しんでみるのがおすすめです」

薄茶の点て方はこちら>>
濃茶の点て方はこちら>>
抹茶ラテ(ホット)の作り方はこちら>>
抹茶ラテ(アイス)の作り方はこちら>>

●【抹茶の道具】まずは「茶筌」があればOK! 抹茶を点てるための道具と準備

茶筌のイメージ

<一保堂茶舗>樹脂製茶筌。手軽に始めたい方に人気がある樹脂製。分解して洗剤で洗うこともできる優れもの!

「専用の道具のなかでご用意いただきたいのは、抹茶を攪拌する茶筌(ちゃせん)だけです。ほかは家にあるもので代用できるんですよ」

器となる茶碗は、茶筌を無理なく動かすことができる形とサイズならば、スープカップでも代用可能。抹茶をすくい入れる茶杓(ちゃしゃく)の代わりには、木製のスプーンが使えます(金属は静電気が起きやすいので木製が◎)。気軽に楽しむ分には、薄茶と濃茶の道具を分ける必要もありません。

道具が揃ってから、作法に従わなければ…と構えすぎず、できる範囲で始めてみることが、抹茶を楽しむ第一歩なのですね。

なお、今回の抹茶の点て方の紹介で使用する道具については、記事の後半でご紹介するので、参考にしてください。

<一保堂茶舗>で買える抹茶の道具はこちら>>

 

それではお待たせしました。抹茶の素朴な疑問が解決したところで、いよいよ抹茶の薄茶と濃茶の点て方から教えてもらいましょう!

【初心者向き】抹茶「薄茶」の点て方。さらりとした口当たりと華やかな香りに安らぐ

薄茶を点てたイメージ

基本となる薄茶は、抹茶とお湯を合わせ、茶筌で手早く混ぜることで仕上げます。最初は戸惑うかもしれませんが、手首を軽く動かすだけで泡立ちは大きく変わります。きめ細かい泡が立つと、口当たりもぐっとなめらかに。

難しく考えすぎず、「リズムよく動かす」くらいの感覚で試してみるのがコツです。

<材料>(1人分)

薄茶で使う茶器類と抹茶 のどか

左から、抹茶茶碗、高山茶筌、お湯、【春季限定】抹茶 のどか特製茶漉し茶杓

  • 抹茶…2g(または茶杓1と1/2、小さじ1)
  • 湯…60ml

<点て方>

1. 抹茶2g(または茶杓1と1/2、小さじ1)を茶漉しと茶杓で漉し入れる

茶杓に盛られた抹茶1杯の分量イメージ

茶杓を使って茶漉しで抹茶を漉す様子

【ポイント】抹茶を漉す
「抹茶はダマになりやすいため、すくった抹茶を茶漉しに入れ、茶杓を使って茶漉しに押し付けるように漉していきます。このひと手間で、なめらかな口当たりに仕上がります」

漉したとたんに、ブワッと立ち上がる抹茶の香りを堪能! ちょっとしたご褒美気分です。

2. お湯(80℃)60mlを注ぐ

漉した抹茶にお茶を注ぎ入れる様子

【ポイント】沸騰したお湯は湯冷ましする
「沸騰したてのお湯は100℃と熱すぎるため、いったんほかの湯のみなどの容器に移すことで約90℃に、それから抹茶茶碗に移すことで約80℃まで下げることができます」

3. 茶筌で15秒、「M」の字を描くように手早く点てる

茶筌の持ち方

【ポイント】茶筌の持ち方
親指、人差し指、中指の3本で持つのが基本。ギュッと掴むのではなく、指を添えるように構えます。

薄茶の点て始めの様子

完成した時の様子

【ポイント】リズムよく「M」の字を描くように動かす
「ゆっくり混ぜるのではなく、シャカシャカと手早く。グルグルと円を描くのではなく、『M』の字を往復して描くように動かします。力を入れるというよりも、手首からリズムよく動かすイメージです」

【薄茶の楽しみ方アドバイス】

抹茶は、お湯に溶けるものではなく、粒子を混ぜ合わせる飲み物。そのため、茶筌で行っているのは「攪拌」という動きです。

また、薄茶は「泡立てること」が目的ではなく、全体を均一に混ぜることが大切だそう。流派によっては泡立てを重視しない場合もあるとのことです。

とはいえ、きめ細かい泡が立つと口当たりがやわらかくなり、見た目にも美しく仕上がります。まずは気持ちよく点てるところから楽しんで。

【中級者向き】抹茶「濃茶」の点て方。とにかく濃厚! 熱々の状態がご馳走です

濃茶を点てたイメージ

濃茶は、薄茶よりも多くの抹茶を少ないお湯で「練る」ように仕上げる飲み方。とろりとした質感で、抹茶の風味をしっかりと感じられます。濃厚な味わいはややハードルが高く感じる場合は、まずは薄茶に慣れてから試すのがおすすめです。

<材料>(1人分)

濃茶の道具と抹茶 雲門の昔

左から、抹茶茶碗、高山茶筌、お湯、抹茶 雲門の昔特製茶漉し茶杓

  • 抹茶…4g(または茶杓3、小さじ2)
  • 湯…30ml

<点て方>

1. 抹茶4g(または茶杓3、小さじ2)を茶漉しと茶杓で漉し入れる

茶漉しと茶杓で抹茶を漉す様子

【ポイント】小分けにして濾し入れる
濃茶は薄茶に比べて抹茶の量が多いため、ダマが残るとそのまま口当たりに影響します。一気に漉そうとせずに、茶杓1~2杯を小分けに漉すとスムーズです。

2. お湯(80℃)30mlを注ぐ

お湯を注ぐ様子

少量のお湯で練るように仕上げるのが濃茶の特徴。お湯を入れすぎると濃茶らしい質感が出ないため、量は意識して調整します。

沸騰した湯を80℃に冷ます方法はこちら>>

3. 茶筌で30秒、「い」の字を描くようゆっくり練る

濃茶を練るイメージ

【ポイント】茶筌の動かし方
「薄茶のように“泡立てる”のではなく、なめらかに“練る”イメージでゆっくり混ぜていきます。茶碗の中で、ひらかなの『い』の字を描くように動かすと、きれいに練ることができます。ツヤが出て、とろりとした質感になれば完成!」

【濃茶の楽しみ方アドバイス】最後の工程まで美しく

濃茶を回すイメージ

濃茶はしっかりとした飲みごたえがあり、抹茶そのものの印象をダイレクトに感じられます。薄茶に比べて濃厚なので、最初は少量から試してみるのがおすすめです。

練ったあとに気になるのが、茶碗に残る茶筌の跡。茶碗の内側に、濃茶がランダムに付着してしまいます。

そんなときは、最後の仕上げ。上写真のように、茶碗の下を両手で支えるように持ち、濃茶を左右前後に均等に回し付けることで、美しいお化粧を施したような一服を仕上げることができます。

続いて、和風カフェで大人気の抹茶ラテ。ホットとアイスの作り方をご紹介します。

【抹茶のアレンジ①】抹茶ラテの作り方

抹茶ラテのイメージ

海外の方にも人気の抹茶ラテ。抹茶は飲んだことがない方や抹茶の苦味が気になる方には、抹茶ラテがおすすめです。 基本の「薄茶」を点てたあとに牛乳を加えるだけで、やわらかな味わいに仕上がります。自宅で作ることができたらステキですよね!

<材料>(1人分)

抹茶ラテに使う茶器類と抹茶「抹茶スティック」

左から、温めた牛乳、スープカップ、お湯、樹脂製茶筌抹茶スティック

  • 抹茶…2g(または茶杓1と1/2、小さじ1)
  • 湯…70ml
  • 牛乳…70ml

抹茶初心者の方に人気が高い抹茶ラテには、丸ごと洗える樹脂製の茶筌と、個包装されていて1杯ごとに使いきれる「抹茶スティック」(1本2g入)がおすすめです。一般的な竹製の茶筌は繊細なので、牛乳や洗剤はご法度ですが、樹脂製茶筌なら心配ご無用! 好みでフォームドミルクを作ることもできる優れものです。

<作り方>

1. 抹茶2g(または茶杓1と1/2、小さじ1)を茶漉しと茶杓で漉し入れる

抹茶スティックを茶漉しに入れる様子

抹茶スティックを茶漉しに入れる様子

ラテでもダマは口当たりに影響するため、ここは省略せずに、薄茶と同じ要領でしっかり漉します。

2. お湯(80℃)70mlを注ぐ

抹茶にお湯を注ぐイメージ

沸騰した湯を80℃に冷ます方法はこちら>>

3. 茶筌で15秒、「M」の字を描くように手早く点てる

抹茶を攪拌するイメージ

薄茶と同じ要領で「M」の字を描くように、茶筌を動かします。しっかり混ぜておくことで、口当たりがなめらかに仕上がります。

4. 好みの温度に温めた牛乳を注ぐ

薄茶に温めた牛乳を注いで、抹茶ラテを作る様子

抹茶ラテのイメージ

最後に温めた牛乳を加えることで、まろやかな味わいに。お好みで甘みを加えても楽しめます。

すでに抹茶がふんわり泡立っているので、温めた牛乳を加えるだけのお手軽レシピでも、十分にふわふわな抹茶ラテが完成します!

【抹茶ラテの楽しみ方アドバイス】甘さも濃さも自由自在

もう少し量がほしい方は、抹茶3g、お湯と牛乳をそれぞれ90mlに増量してもいいでしょう。バランスよく仕上がります。

また、牛乳が茶筌に染み込む心配がない「樹脂製茶筌」を使えば、ふわふわのフォームドミルクを作ることができます。温めた牛乳を別の器に入れて、樹脂製茶筌で攪拌してから加えましょう。

【抹茶のアレンジ②】アイス抹茶ラテの作り方

抹茶ラテのイメージ

気温が上がってくると飲みたくなるのが、アイス抹茶ラテ。美しく2層に分かれたカフェのようなクオリティに仕上げる、<一保堂茶舗>直伝のコツもご紹介します!

<材料>(1人分)

アイス抹茶ラテに使う茶器類と抹茶「抹茶スティック」

左から、片口茶碗抹茶スティック、氷と牛乳を入れたグラス、樹脂製茶筌、お湯

  • 抹茶…2g(または茶杓1と1/2、小さじ1)
  • 湯…70ml ※好みで水でもよい
  • 牛乳…70ml
  • 氷…適量

ホットの抹茶ラテと同様、抹茶初心者の方に人気が高いアイス抹茶ラテにも、丸ごと洗える樹脂製の茶筌と、個包装されていて1杯ごとに使いきれる「抹茶スティック」(1本2g入)がおすすめです。抹茶を点てる茶碗は、注ぎやすい「片口茶碗」があればベター。牛乳が入ったグラスに注ぐときにも、片口になっているので便利です。

<作り方>

1. 抹茶2g(または茶杓1と1/2、小さじ1)を茶漉しと茶杓で漉し入れる

抹茶スティックを茶漉しに入れる様子

ラテでもダマは口当たりに影響するため、ここは省略せずに、薄茶と同じ要領でしっかり漉します。

2. お湯(80℃)90mlを注ぐ

抹茶にお湯を注ぐイメージ 

【ポイント】お湯か、水か。仕上がりの好みで選ぶ
「アイスで飲むなら、お湯ではなく水でもいい?という疑問を持つ方も多いはず。結論からいうと、水で点ててもまったく問題ありません。水で点てると、よりまろやかな味わいを楽しめるのがメリット。ただし、お湯に比べると泡は立ちにくくなります。抹茶らしい、ふわふわの口当たりを楽しみたい方は、お湯で点てるのがおすすめです」

沸騰した湯を80℃に冷ます方法はこちら>>

3. 茶筌で15秒、「M」の字を描くように手早く点てる

抹茶を攪拌するイメージ

薄茶と同じ要領で「M」の字を描くように茶筌を動かします。しっかり混ぜておくことで、口当たりがなめらかに仕上がります。

4. グラスに牛乳と氷を入れ、抹茶を注ぐ

牛乳と氷が入ったグラスに抹茶を注ぎ、アイス抹茶ラテを作る様子

【ポイント】抹茶は氷に当てながら、ゆっくり注ぐ
「カフェのように、牛乳と抹茶がきれいな層にするために、注ぐときは、①抹茶は氷に当てながら、②ゆっくりと注ぐ。このふたつを意識してください。勢いよく注いでしまうと、抹茶と牛乳が混ざり合った仕上がりになってしまいます」

【アイス抹茶ラテの楽しみ方アドバイス】自宅で楽しむ自慢のドリンク

実は、美しく2層に分かれる抹茶の注ぎ方、<一保堂茶舗>社員が編み出したコツなのだとか。抹茶を落とす場所とスピードを変えるだけで、見違えるようにきれいな2層になるとは驚きです! 写真映えするアイス抹茶ラテは、誰かに自慢したくなること請け合いです。

【抹茶と楽しむお菓子の選び方】ルールにならうより「自分流」でOK!

抹茶には、お菓子を合わせることで味わいのバランスが整うといわれています。薄茶には水分が少なく乾いた「干菓子」、濃茶には水分が多く柔らかい「主菓子(生菓子)」を合わせるのが茶道の基本といわれているそうですが…。

「ルールに縛られず、ご自身のお好みで、お菓子との組み合わせをあれこれ考えるのも楽しいですよ。和菓子に限らず、ケーキやクッキーなど洋菓子にも合います。抹茶は懐の深い飲み物です」

例えば、添えるお菓子によって、抹茶の味は薄め、濃いめと調整する。または、点てる抹茶の分量をお菓子の味に合わせて調整しても◎。お菓子が何もないときは、クリーミーな抹茶ラテを1杯いただくだけでも、すてきなお茶の時間が楽しめます!

【まとめ】まずは一服、点ててみるところから

薄茶と和菓子のイメージ

一見ハードルが高く感じられる抹茶ですが、実際に点ててみると、意外なほどシンプル。道具や手順に少しずつ慣れていくことで、自分なりの楽しみ方も広がっていくように感じました。

今回教えていただいたように、難しく考えすぎず、まずは一服。日常のティータイムに寄り添う、手軽で贅沢な抹茶を気軽に点ててみることが、その魅力に触れるいちばんの近道なのかもしれません。

<一保堂茶舗>で買える抹茶ラインアップ11品を徹底比較!

<一保堂茶舗>の抹茶ラインアップ11品について教えてもらいました。

銘柄ごとに異なる、味の力強さ、旨み、香りのバランス。見比べると、それぞれの個性の違いが少しずつ見えてきます。

選び方のヒントは、シンプルに「どう飲みたいか」。そのまま抹茶として楽しむなら旨みの強い銘柄を、ラテやアレンジにはほどよく渋みのあるタイプを選ぶと、バランスよく仕上がります。

抹茶の個性をひと目で。味わいと旨みのチャート

①抹茶 初昔(はつむかし)

<一保堂茶舗>初昔のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 初昔(はつむかし)(1箱/20g) 648円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/ごくごく飲みやすい、味/苦渋み、香り/中間

すっきりシャープ。渋みと抹茶らしいほろ苦さがシャキっと頭をリフレッシュさせてくれる。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

②抹茶 若き白(わかきしろ)

<一保堂茶舗>若き白のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 若き白(わかきしろ)(1箱/20g) 864円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/ごくごく飲みやすい、味/苦渋み、香り/中間

口あたりも軽やかで、余韻もあっさり。煎茶を飲むような感覚で、一日何服と楽しめる。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

③抹茶 幾世の昔(いくよのむかし)

<一保堂茶舗>幾世の昔のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 幾世の昔(いくよのむかし)(1箱/20g) 1,188円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/中間、味/中間、香り/中間

クセがなくすっと口に入る。何にでも合わせやすい味わいで、抹茶初心者が取り入れやすい銘柄。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

④抹茶スティック10本入

<一保堂茶舗>抹茶スティック10本入

<一保堂茶舗>抹茶スティック10本入(20g×10本入) 1,620円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/中間、味/中間、香り/中間

あらかじめ1杯分ずつ抹茶が小分けになっているため、計量の手間がなく、外出先でも手軽に楽しめるのが魅力。抹茶の入ったマグボトルに氷水200mlを注いでシャカシャカ振れば、簡単にアイス抹茶のでき上がり!

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑤抹茶 関の白(かんのしろ)

<一保堂茶舗>関の白のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 関の白(かんのしろ)(1箱/20g) 1,728円(税込 ※販売期間:通年

味の力強さ/中間、味/中間、香り/高い

バランスがよく、ふんわりまろやか。後口を爽やかにさせてくれるほのかな苦みが清々しい。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑥【春季限定】抹茶 のどか

<一保堂茶舗>初昔のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>【春季限定】抹茶 のどか(1箱/20g) 1,944円(税込) ※販売期間:毎年2月上旬~なくなり次第終了 ※2026年分は完売しました

味の力強さ/中間、味/中間、香り/高い

日常で楽しむ抹茶として取り入れやすい、バランスのとれた味わいの抹茶。やさしい甘みのなかに、ほどよい苦味が感じられ、すっきりとした飲み口が特徴。

 ※2026年分は完売しました
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑦抹茶 明昔(さやかのむかし)

<一保堂茶舗>明昔のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 明昔(さやかのむかし)(1箱/20g) 2,376円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/しっかり充実、味/中間、香り/高い

ほどよいコクで品のよい味わい。春野菜のようなほろ苦さもあり、一服のなかに複雑な味わいを楽しめる。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑧抹茶 松韻の昔(しょういんのむかし)

<一保堂茶舗>松韻の昔のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 松韻の昔(しょういんのむかし)(1箱/20g) 3,240円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/しっかり充実、味/旨甘い、香り/高い

ビロードのようになめらかな口当たり。どっしりとした甘み。円熟の味わい。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑨抹茶 雲門の昔(うんもんのむかし)

<一保堂茶舗>雲門の昔のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 雲門の昔(うんもんのむかし)(1箱/20g) 4,320円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/しっかり充実、味/旨甘い、香り/高い

しっかりとした旨みとコクが感じられる、濃厚な抹茶。ひと口で印象が引き締まり、奥行きのある余韻がゆっくりと続く。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑩抹茶 久遠(くおん)

<一保堂茶舗>久遠のパッケージと中の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 久遠(くおん)(1箱/20g) 6,480円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/しっかり充実、味/旨甘み、香り/高い

華やかに弾ける香りと、爽やかな余韻が楽しめる。生産者の、お茶にかける情熱の結晶ともいえる特別ランク。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

⑪抹茶 閑坐(かんざ)

<一保堂茶舗>閑坐のパッケージと中身の抹茶

<一保堂茶舗>抹茶 閑坐(かんざ)(1箱/20g) 10,800円(税込) ※販売期間:通年

味の力強さ/しっかり充実、味/旨甘み、香り/高い

深い旨みと香り、円熟の味わいを誇る特別ランク。口当たり滑らか、洗練された上品な味わいが特長。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

<一保堂茶舗>で買える抹茶の道具

抹茶はもちろん、茶筌や茶碗などの道具もそろう<一保堂茶舗>。最後に、今回取材で味わった薄茶濃茶抹茶ラテで使用した茶器や茶筌をはじめ、推しアイテムをピックアップしてご紹介します。

●樹脂製茶筌(茶筌立て付き)

<一保堂茶舗>樹脂製茶筌(茶筌立て付)

<一保堂茶舗>樹脂製茶筌(1本) 3,850円(税込) ※販売期間:通年

抹茶を点てるうえで欠かせない道具が、茶筌(ちゃせん)。こちらは樹脂製で扱いやすく、食洗器対応。専用の茶筌立ても付属していて、はじめての一本としても取り入れやすいアイテムです。

一般的な竹製の茶筌は繊細なので、牛乳や洗剤はご法度ですが、樹脂製茶筌なら、抹茶ラテを作るときのミルクフォーマー、ココアにも使えるなど、日常使いしやすいのもうれしい!

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

●はじめの一保堂

<一保堂茶舗>はじめの一保堂

<一保堂茶舗>はじめの一保堂(左から、竹製茶筌、抹茶茶碗、抹茶スティック10本入) 8,640円(税込) ※販売期間:通年

抹茶を始めるのに必要な道具がそろったスターターセット。「茶碗」「茶筌」「抹茶スティック」がセットになっているので、お湯があればすぐに楽しめます。「何からそろえればいい?」を解決してくれる、まさに“はじめの一歩”が踏み出せるセットです。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

●茶杓、特製茶漉し

茶杓、特製茶漉し

奥から、<一保堂茶舗>特製茶漉し 2,750円、茶杓 1,100円(ともに税込) ※販売期間:通年

抹茶をよりきれいに仕上げたいときに、あると便利なのが茶杓と茶漉し。茶杓はスプーンでも代用できますが、専用のものがあると扱いやすさがぐっと上がります。

茶漉しに入れた抹茶を茶杓で漉す。このひと手間がダマをなくし、口当たりをなめらかに仕上げます。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

●片くち(抹茶Q’s?)

片くち(抹茶Q's?)

<一保堂茶舗>片くち(抹茶Q’s? 白) 16,500円(税込) ※販売期間:通年

抹茶を点てる器としてはもちろん、アレンジにも使いやすいのが「片口」。ほどよい大きさがあり、数人分をまとめて点てるときにも安定感があります。

今回の取材では、アイス抹茶ラテづくりにも使用。口が付いているため注ぎやすく、牛乳と合わせるときにも扱いやすいのが印象的でした。

なお、伊勢丹新宿店と銀座三越では、「黒」のバージョンも販売もしています。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道(日本茶)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 日本茶 和菓子
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 日本茶

三越伊勢丹オンラインストアで<一保堂茶舗>の商品を見る>>

<一保堂茶舗>が教える「新茶」のいれ方の記事はこちら>>

取材協力/<一保堂茶舗>

<一保堂茶舗>青山店のイメージ

1717年に京都で創業した日本茶専門店。京都府南部の宇治川と木津川に囲まれた山間で採れた茶葉を中心に合組(ごうぐみ=ブレンド)し、銘柄ごとの味わいに仕上げて提供しています。

今回撮影にご協力いただいた店舗は、2025年8月にオープンした東京・青山店。喫茶室を備えた店内では日本茶の魅力をより身近に体験できる空間が広がり、抹茶や煎茶を気軽に楽しめます。

三越伊勢丹オンラインストアで<一保堂茶舗>の商品を見る>>

撮影:菅井淳子(覆下園、抹茶ラインアップ、抹茶道具、取材協力以外)、AdobeStock(露天園)
文:オフィスK2M

制作 STUDIO ALTA

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館地下1階日本橋三越本店 本館地下1階銀座三越 本館地下2階にてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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