2017.10.21
【簡単】バターナッツかぼちゃ(ピーナッツかぼちゃ)プリンの人気レシピ。さらっとなめらか食感♡
ひょうたんやピーナッツのようなユニークな形をしたこの野菜、「バターナッツかぼちゃ(ピーナッツかぼちゃ、ひょうたんかぼちゃ)」と呼ばれる注目の品種です。プロのパティシエたちがお菓子作りにこぞって使うそうですが、一体どんなかぼちゃなのでしょう?
【味の特徴】バターナッツかぼちゃは水分量が多くなめらかな食感。プロはスープ料理やお菓子に使う野菜
「バターナッツかぼちゃの最大の特徴は、ピーナッツのような形と鮮やかなオレンジ色。でんぷん質と繊維質は少なく水分量は多いため、なめらかな口当たりです。一般的な西洋かぼちゃのようなホクホクとした甘さはないので、煮ものには不向き。プロのあいだでは、さらっとした食感に仕上げたいスープや、ケーキやプリンなどのお菓子に使われています」
そう教えてくれたのは、伊勢丹新宿店・フレッシュマーケットの鈴木理繪シェフ。ここ数年、盛り上がりを見せているハロウィン人気に平行して、注目が高まってきているそうです。
このバターナッツかぼちゃの特徴がよくわかるのが、シンプルなプリン。スパイスや生クリームを使っていますが、入れなくてもOKです。さっそく作り方を教えてもらいました。
【野菜のプロ直伝】バターナッツかぼちゃで作る、なめらかプリンのレシピ
<材料>(容量90mlのプリン型、4個分)
- バターナッツかぼちゃ(皮をむいてワタを除く)…125g
- 砂糖…60g ※今回は三温糖を使用
- 牛乳…50㎖
- シナモンスティック…1/2本
- カーダモン(原形)…5粒
- 生クリーム…50㎖
- 卵…1個
- 【カラメルソース用】
・砂糖…45g
・水…大さじ1
<作り方>
1)牛乳にスパイスを入れて温め、香りを移して冷ます
カーダモンはサヤを割って黒い種子を出し、サヤごとシナモンとともに牛乳に加える。中火にかけ、沸騰寸前で火を止めてそのまま冷ます。
「牛乳にスパイスの香りを移したら、しっかり冷ますことが大切です。温かいままだと、卵と混ぜ合わせたときにダマになってしまいます。スパイスは入れなくても構いません。その場合、牛乳は温めずに使います」
2)カラメルソースを作る
小さめのフライパンか小鍋に砂糖を入れ、中火にかける(写真左)。砂糖が溶けて色づいたら(写真中央)弱火にする。気泡が大きくなってふつふつと音がし始め、カラメル色になったら分量の水を加えて(写真右)、すぐに火を止める。
「砂糖が色づき始めるとあっという間に焦げていくので、好みの色になったらすぐに水を加えて色止めしましょう。水を加えるとはねるので、火傷に注意して」
型からプリンを取り出しやすくするために、プリンカップの内側にバターやマーガリン、サラダ油など(分量外)を塗り、カラメルを等分して流す。
3)バターナッツかぼちゃを電子レンジにかける
バターナッツかぼちゃはスプーンでワタを除く。皮はとてもかたいので厚めにむく。
バターナッツかぼちゃを角切りにし、耐熱容器に入れてラップをふんわりとかける。600wの電子レンジで4分30秒加熱する。
温かいうちに砂糖をふりかけて、まんべんなくあえてなじませる。
4)卵液とかぼちゃを合わせてミキサーにかけ、こす
3のかぼちゃに1の冷ました牛乳を茶こしでこしながら加え(スパイスを除くため)、卵と生クリームを加える。ハンドミキサーやフードプロセッサーで撹拌し、茶こしでこす。
「一般的なかぼちゃと比べて、バターナッツかぼちゃはミキサーにかけると、さらさらっとなめらかになるのが実感でき、こすのも簡単です。生クリームがなければ、牛乳で代用してもOK。よりさらっとします」
5)170℃に熱したオーブンで蒸し焼きにする
2のプリンカップに4を等分して流し入れ、バットに並べる。湯を1cm深さまで注ぎ、170℃に温めたオーブンに入れて20分蒸し焼きにする。粗熱をしっかりとり、冷蔵庫で冷やす。
バターナッツかぼちゃで作ったプリンは、さらっとなめらかな口溶け。上品で深い香りにも驚き!
型から外したプリンは、いつも食べているかぼちゃにはない、ナッツのようなバターのような深い香りが印象的! かぼちゃのオレンジ色も鮮やかです。さらっとなめらかな口当たりと甘みがあり、どこか品の良ささえ感じます。
「一般的な西洋かぼちゃと同様に、バターナッツかぼちゃも秋が深まるにつれて甘みが出てきます」と鈴木シェフ。
最近、よく見かけるようになってきたバターナッツかぼちゃ、ぜひお試しを!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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