2017.01.08
【水は不要】本格インドカレーのレシピ。すりおろし野菜とカレー粉だけで簡単!
伊勢丹新宿店・鈴木理繪シェフに教えてもらった、本格的なインドカレーのレシピが簡単で驚きました!
日本のカレーは炒めた野菜を煮込み、市販のルウでとろみをつけて仕上げます。一方、今回紹介するインドカレーは野菜をすりおろして水分を飛ばし、うまみをギューッと凝縮してからカレー粉で仕上げる作り方。何種類ものスパイスの調合、ルウや小麦粉は不要、なんと水は一滴も使いません。
しかも食べて驚く、奥深くて濃厚な味わい! 鶏肉はホロホロと煮崩れるようにやわらかくなります。
簡単なのに本格!水は不要の「インドカレー」レシピ
材料(2~3人分)
- 香味野菜
・玉ねぎ…1個
・りんご(芯を除く)…1個
・にんじん…1本
・しょうが…1かけ
・にんにく…1かけ - 鶏もも肉…1枚
- クミン(粒)…大さじ1
- サラダ油(オリーブオイルでも可)…大さじ2
- トマト…小5個、大なら1個
※トマト水煮缶ならダイスカット1/2缶 - ローリエ…1枚
- カレー粉(=カレーパウダー)…大さじ2
- 顆粒コンソメ…大さじ1 ※粉末スティックなら1本
- ソース…大さじ3
※お好み焼きソース、ウスターソース、とんかつソースなど、好みのソースでOK - トマトケチャップ…大さじ3
- あればガラムマサラ…適量(大さじ1くらい)
作り方
① 香味野菜をすりおろす
にんじんとりんご、しょうがは皮つきのままでOK。玉ねぎ、にんにくは皮をむいてから、すりおろします。
「前後にではなく『の』の字を書くように野菜を回しながらすりおろします。みじん切りの苦手な人もこれなら簡単です。フードプロセッサーや、ハンドブレンダーを持っていれば、あっという間に下ごしらえが完了します」
② すりおろした香味野菜に、鶏肉を漬け込む
鶏肉は煮ると縮むので大きめの6等分に切って、香味野菜に30分くらい漬け込みます。
「野菜の酵素の力で、鶏肉がホロホロと崩れるようにやわらかく煮えます。漬け込む時間は長くなるほどやわらかくなります。一晩おいてもOK。鶏肉の皮はカロリーが気になるなら外してもいいのですが、一緒に使うとうまみが強くなります」
③ クミンを炒めて香りを出し、トマトを加える
鍋にクミンとサラダ油を入れてから、中火で炒めます。クミンの香りが強く出てきたら、刻んだトマト(皮つきのままでよい)を加えて、しんなりするまで炒めてください。
④ 鶏肉を香味野菜ごと加える
②の鶏肉を香味野菜ごと③の鍋に加え、軽く混ぜながら中火で10分ほど加熱します。鶏肉の表面が白く色が変わるくらいまで火が入ったら、ローリエとコンソメを加えます。
「ローリエの葉は、葉脈を切るように数か所ちぎってから加えると、香りがしっかりと引き出せます」
⑤ 半量になるまで煮詰めたら、カレー粉(=カレーパウダー)を加える
中火にかけて、全体の量が半分くらいに煮詰まるまで絶えずヘラで混ぜ、鍋底が焦げつかないようにします。煮詰まってきたら、カレー粉を加えます。全体がなじんでカレー粉のダマがなくなるまで混ぜます。
「子供用に辛さを調整したい場合は、このタイミングで別鍋に取り分けて、カレー粉の量を調整するといいでしょう。牛乳を加えるとまろやかになりますよ」
⑥ トマトケチャップとソースを加えて、味をととのえる
「カレーにトマトケチャップとソースというと、驚く人がいますが、これは簡単に味わい深くするポイントです。トマトケチャップには酸味と甘みがあり、カレーに深みを与えてくれます。ソースにはさまざまなスパイスが凝縮されているので、スパイシーで複雑な味に仕上がるんです」
火を止めてから、好みでガラムマサラとこしょうをふって完成です。
野菜のうまみとりんごの甘酸っぱさが効いた、奥深い美味しさ!
たっぷりの野菜をしっかりと煮詰めれば、うまみの濃い「これぞ本格的なインドカレー」といった仕上がりになります。スパイシーな辛さの中にりんごの甘みがほのかに感じられ、その奥深い味に驚きます!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケット、シェフズセレクションにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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