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2017.08.12

料理研究家の黄金比。3つのハーブで作るフレーバーウォーターのレシピ

フレーバーウォーターのイメージ

料理に使うために買い込んだハーブ。すべて使い切らず余らせてしまうことがありますよね。ベランダで栽培していたものが大量に採れて、使い道がなかったり……。でも料理研究家の小島喜和さんは「困ることなんてある?」と、さまざまな方法でハーブのある暮らしを楽しんでいます。

その中でもすぐに真似したいのは、水やお湯を注ぐだけで作れるフレーバーウォーター。しっかり香りが立ってさわやかな飲み口で、普段ハーブティーを飲まない人にもぜひ試して欲しい味! 簡単な作り方を小島喜和さんに教えてもらったので、ご紹介します。

小島喜和さんのレシピ一覧はこちら>>

ハーブを使ったフレーバーウォーターの作り方

<材料>

ハーブのローズマリー、ペパーミント、レモングラス

  • ローズマリー…1本
  • ペパーミント…3本
  • レモングラス…20cmぐらいを1本
  • 水…600ml

<作り方>

フレーバーウォーターのイメージ

「この3つのハーブは私が見つけた黄金比なんです」と小島さん。まず、ポットやピッチャーに3種類のハーブを入れて水を注ぎます。手順はたったこれだけ! 最初にお湯を100mlほど注いでから水と足すと、より香りが出ます。水だけの場合、一晩冷蔵庫に入れておくと、自然の香りたっぷりの冷たいハーブウォーターに。グラスに、氷とハーブとともに注げば見た目も涼しげ。

あるいは、お湯を注げば即席のフレッシュなハーブティーに。食後に飲むと口の中がさっぱりします。

「私は、いつもピッチャーにたっぷりとフレーバーウォーターを作って、1日中こまめに飲んでいます。さわやかな口当たりのおかげでゴクゴク飲めるから、暑い季節の水分補給にぴったり。ハーブの組み合わせは季節や気分次第で替えています」

余ったハーブはドライにして料理にどんどん使う

レモングラス、キンセンカ、オレガノのドライハーブ

手前から時計回りに、キンセンカ、レモングラス、オレガノ

余ったハーブの使い道はほかにも。小島さんは、自宅で栽培したハーブを乾燥させ、種類ごとに瓶に入れて置いておくのだとか。こうしておけば2〜3ヵ月は保存できて、さまざまな料理に使えるからとても便利。

「オレガノはピザやパスタなどイタリア料理の風味付けにぴったり。キンセンカ(マリーゴールド)は花びらの部分を乾燥させたもので、私はハーブティーとして飲んだり、手作り石鹸に入れて香りを楽しんでいます。乾燥のレモングラスはそのままお湯を注いで飲んでもいいですし、タイ料理に使うと本格的な味に仕上がりますよ」

アロマオイル代わりにも使える

ローズマリーを焚く様子

アロマポットにローズマリーと水を入れてキャンドルで焚きます。アロマオイルがなくても自然な香りを楽しめる、目からウロコのアイディア。清々しい香りに身も心もシャキッとしそうです。

残ったハーブを干からびさせたり捨ててしまってはもったいない! フレーバーウォーターは組み合わせ次第でさまざまな香りを楽しめるので、自分にとってのベストを見つける楽しさもあります。ハーブのある豊かな暮らしをさっそくはじめてみませんか?

今回使った食材はこちら

レモングラス、ペパーミント、ローズマリー

左から、レモングラス 1パック 324円、ペパーミント 1パック 216円、ローズマリー 1パック 216円(すべて税込)

トムヤムクンなどのエスニック料理で使われることの多いレモングラス。鼻を抜けるスキッとした香りが特徴でハーブティーによく用いられるペパーミント。魚や肉料理の臭み消しに活躍するローズマリー。いずれもフレッシュな状態でも乾燥させても香りが落ちない。※伊勢丹新宿店でお取り扱いいたしております。

小島喜和さん

小島喜和さん

テーブルトップディレクター。季節のめぐりとともに暮らす日々。手仕事を行う楽しさ、美味しさを伝えることをライフワークに、自身の料理教室では「味噌」や「梅干し」など、【季節の手仕事教室】を開催している。『四季を愉しむ手しごと』(河出書房新社)など著書多数。

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文: FOODIE編集部

写真:八田政玄
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。

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