2017.10.20
【プロが教える味噌汁レシピ】オイルをひとたらしするだけ。味噌汁アレンジが美味!
毎回、同じ味噌で同じ具材……。味噌汁(みそ汁)ってマンネリ化しますよね。そこで今回は、いつもの味噌汁が簡単に美味しく変化するアイディアをご紹介。教えてくれたのは、味噌ソムリエであり<あぶまた味噌>の百貨店統括を務める佐藤 清さんです。
「具材はそのままでも、例えば具材に焦げ目をつけたりスパイスやオイルを加えたり。いつもの味噌汁の作り方とほとんど同じでも、ちょっとした工夫で、まだまだ美味しくなりますよ!」
【味噌汁アイディアレシピ1】なすをこんがり焼くとコクがアップ!
「生のまま煮ていたなすを『焼く』だけのアイディアですが、油のまろやかさ、香ばしさがプラスされるので、味噌汁のコクとうまみが驚くほどアップします」
作り方は、フライパンにサラダ油を熱し、一口大に切ったなすをじっくり焼きます。だし汁を温め、味噌を溶き入れ、焼いたなすとともに器に盛り、千切りにした大葉をのせれば完成。
なすの甘みと味噌の旨みが合わさって、具と一緒に汁をいただくと美味しさが広がります。
【味噌汁アイディアレシピ2】仕上げのオリーブオイルと山椒で香り豊かに
「食べる直前にオリーブオイルを回しかけて、山椒をふるだけ。オリーブオイルと山椒の香りが立ち、さらに野菜の香りも引き立ててくれるんです」
好みの根菜を食べやすい大きさに切り、だし汁でやわらかくなるまで煮ます。味噌を溶き入れ、器に盛ってから、粉山椒を振り、オリーブオイルを回しかけたら完成。
器に盛ったあとにかけるのがポイント。オリーブオイルが根菜の香りとうまみを引き立てながら、振った山椒と見事にマッチします。
【味噌汁アイディアレシピ3】牛乳を加えてまろやかなチャウダー風に
「一瞬、『味噌汁に牛乳!?』と思うかもしれませんが、まろやかさもコクもアップして、とても美味しいんです」
作り方は、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを小さめの一口大に切り、だし汁で煮ます。やわらかくなったら、1cm角に切ったハムを加え、味噌を溶き入れます。牛乳を加え、温めてから器に盛れば完成。
タンパク質が凝固してしまうので牛乳は最後に加え、温めるときは沸騰させないこと。牛乳が加わることでまろやかさが出て、和風のチャウダーのような味わいに。
いつもの味噌汁を格上げしてくれる味噌4選!
ご紹介した3つのレシピは普段使いしている味噌で作っても十分に美味しさを感じられるもの。ですが、変えるだけで味に変化が出る、おすすめ味噌を佐藤さんに教えてもらいました。
①<ひかり味噌>天然醸造糀味噌 名匠(500g) 1,836円(税込)
1年でもっとも寒いといわれる大寒の日に味噌を仕込む「寒仕込み」で醸造された味噌。口にした瞬間、そのまろやかさと深みのある味わいがはっきりとわかる一品。
②<カクキュー>赤出し味噌(300g)508円(税込)
ふだん淡色の味噌を使っている人にこそ使ってほしい赤出し味噌。見た目に反して塩味は控えめ。香りも味も濃厚なので、出汁もいりこなど味が濃いものを合わせるのがおすすめ。
③<はつゆき屋>天塩麦みそ(1kg)756円(税込)
別名、田舎味噌。素朴でやさしい麦の甘みが特徴です。一般的な麦味噌よりも塩分がカットされています。具だくさんの豚汁にもぴったり。
④<あぶまた味噌>味噌屋清治郎(300g)756円(税込)
天然醸造でゆっくりと発酵させる製法で造られた、角のないまろやかさとやわらかい味が特徴の味噌。そのため、出汁も昆布やかつおなどとの相性が良いです。
味噌の「基本のき」はMYLOHASの記事でチェック!
毎日のように使う味噌、どうやって選んでいますか? 改めて聞かれると、その良し悪しって意外に知らないもの。「どうやって作っているの?」という基本から、上手な選び方や使い方まで。普段の食卓をもっと美味しくするヒントを紹介します。
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