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2017.06.09

肉のプロが教える「ラムのキーマカレー」レシピ。ラム肉の魅力にノックアウト!

ラムのキーマカレーを盛りつけたところ

この夏ヘビーローテーション間違いなし! 「ラムのキーマカレー」のレシピを、肉のプロに教えてもらいました。ちなみにキーマとはインド語で「細切り肉」や「ひき肉」という意味です。汁気が少なめのカレーなので、日本では「ドライカレー」に分類されることもあります。

市販のルーを使わないカレーは手間暇かかるイメージがありましたが、このレシピは非常にシンプル。しかもラム肉最大の魅力である野性味のある味わいがスパイシーなカレーと見事な融合を遂げ、クセになる美味しさです。

教えてくれたのはI’S MEAT SELECTIONの岩田晴美シェフです!

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肉のプロが教える「ラムのキーマカレー」の作り方

ラムのキーマカレーの材料

※写真の分量は6人前のもの。

[材料]3~4人前

  • ラム肉粗挽き…500g
  • 玉ねぎ…250g
  • にんにく…1株
  • ◎カレー粉…25g
  • ◎ガラムマサラ…10g
  • ◎チリペッパー…5g
  • ◎ココナッツファイン…20g
  • ◎プレーンヨーグルト…100g
  • ◎生姜…15g
  • ◎塩…10g
  • ◎水…150cc
  • オリーブオイル…適量

[作り方]

①みじん切りにしたたまねぎを電子レンジでしんなりするまで温める。

電子レンジで温めたたまねぎ

「このひと手間を加えることで、いきなり炒めるよりも、たまねぎの甘みがしっかり引き出されるんです。ぜひ取り入れてほしい工程です」(岩田シェフ)

②にんにく一株を皮付きのまま横半分に切って、キツネ色になるまで素揚げする。

素揚げしたにんにく

「皮付きのまま素揚げすることで、ほっくりと甘く仕上がります。揚がったものをそのままカレーに入れますが、皮は気にならないので大丈夫です」

③フライパンにオリーブオイルをひき、①のたまねぎをキャラメル色になるまで炒める。

たまねぎを炒めたところ

「この工程がとても重要です。焦がしてしまわないようオリーブオイルはたっぷり使いましょう。途中オイルが少なくなってきたら都度足してください。焦らず、全体がキャラメル色になるまでじっくり炒めます」

④浅めの鍋にオリーブオイルをひき、ラム挽き肉を炒める。

ラム肉を炒めたところ

「鍋が深すぎると、蒸気が逃げないため美味しい焼き加減になりません。浅めの鍋がおすすめです」

⑤④に③を加えて軽く炒め、②のにんにくと◎をすべて加えて煮込む。野菜の素揚げなどをトッピングして完成。

ラム肉のキーマカレーが煮込まれているところ

「煮込み時間は1時間が目安ですが、お好みで大丈夫です」
トッピングの作り方はこちら

ラム肉の猛攻! たまねぎがいい仕事しています

ラムのキーマカレーをすくっているところ

白米でももちろん美味しいですが、今回はシェフおすすめのターメリックライスと合わせていただきました。
辛さもしっかりありつつ、たまねぎの甘み、ヨーグルトとココナッツファインの生み出すコクが、ラム肉のあの主張のある味わいと強力タッグ。粗挽きの肉の存在感も相まって、これはおかわり必至です!

「たまねぎの甘さがきちんと出ているから、この混然一体となった美味しさが実現されているんです。ココナッツファインはなくても成立しますが、やはり入れたものは別格なので、まずはこの味を知ってから、好みに合わせてアレンジしてほしいですね」

この美味しさは実際食べていただかないとお伝えできないのが残念……! スパイシーで食べ応えあるカレーは夏の料理にぴったりです。食べたらラムの魅力にハマってしまうこと請け合い。ぜひ一度作ってみることをおすすめします!

【トッピングの作り方】

トッピングの材料

  1. なすは角切り、ピーマンとパプリカは縦細切り、たまねぎは薄い輪切りにする。
  2. なすとパプリカは素揚げ、たまねぎは小麦粉を薄くまぶして揚げる。
  3. さいの目に切ったゆで卵とともにトッピング。

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文: 斉藤彰子

写真:菅井淳子

バイヤー・スタイリスト / 岩田晴美
アラブ首長国連邦 日本大使公邸付料理長をはじめ、六本木 イル・ド・フランスなど名だたる名店のシェフを歴任。その後、「お客さまが目で見て、確かな情報でいい食材を選んでいただけるようにアテンドしたい」という想いから、世界中から優れた食材が集まる伊勢丹 新宿店内「I’S MEAT SELECTION」専属シェフに。料理人ならではの目線で、世界の料理に最適な肉をプレゼンテーションし続けている。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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