2016.07.15
「ラード」の作り方。本当は教えたくない禁断の味を教えます!
ラード=しつこい油と思っている人、人生損してますよ! 実はラードって、いつもの家の炒め物・揚げ物をお店レベルの味に格上げしてくれる魔法の油なんです。
そんなラードの魅力を教えてくれたのは、伊勢丹新宿店<I’S MEAT SELECTION>の岩田晴美シェフ。
「良質な豚の脂身から作ったラードの味わいを知ったら、もう以前のレシピには戻れないはず。今回はそんなラードの魅力と作り方を伝えたいと思います!」
百聞は一見にしかず。まずは新鮮なラードを使ったチャーハンで、その実力を検証!
いつものチャーハンがラードで激ウマに!
作り方に難しいことは一切なしで、最初にフライパンに落とす油をラードに変えるだけ。
調理中、フライパンから漂う圧倒的な香ばしさに早くもノックアウト! いつものチャーハンと全然違います。
「フライパンで熱したラードと焦げた醤油の香りは相性抜群。日本人の食欲をそそりますよね」
ひと口ほおばれば口の中に広がる奥深いうまみと甘み……。家庭でこんなに本格的なチャーハンが味わえるなんて感動的です。
「この味を出すには、やはり良質な豚の脂身を使った新鮮なラードが一番のポイント。だからこそ、ぜひ家庭で手作りラードに挑戦してみてほしいんです」
ラードを手作りなんて難しそう? いいえ、たった4ステップで本格的なラードができちゃうんです。
自宅で簡単! ラードの作り方
材料は、【豚の脂身1kgに対し、水100ml】。たったこれだけ!
「脂身を火にかけて溶かす間に焦げつかないよう、少量の水を入れるのが唯一のポイントです」
脂身は脂だけでなく、「そぼろ」になる肉の繊維も含まれるため2つを分離させていきます。
【作り方】
① 鍋に脂身と水を入れ、中火にかける。10分ほどそのまま熱し、アクが出てきたら丁寧に取り除く。
② 肉の繊維が「そぼろ」となり脂と分離するので、こし器(または編み目の細かいざる)を使ってそぼろを一度こす。
③ ふきんやキッチンペーパーを使って、さらに細かくこす(一度濡らすとふきんや紙の臭いが消える)。
④ ③を冷蔵庫で冷やすと、白く固まったラードが完成。
「そぼろ」は捨てずに料理に活用!
「同じ1kgでも、含まれるそぼろの量でできあがりのラードの量が変わってきます。そぼろは捨てずに、そのままひき肉のようにあんかけに入れたり、炒めてコロッケやメンチカツに入れたりすると美味しいですよ」
こんなに簡単なレシピで、魔法の油=ラードが作れるなんて驚きです。
家庭での手作りラード、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケット<I’S MEAT SELECTION>にてお取扱いがございます。
確かな目で選び抜かれた厳選素材を食卓へ。伊勢丹オンラインストアでは<I’S MEAT SELECTION>の一部商品をお取り扱いいたしております。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング