2019.08.14
【プロ直伝】生野菜を使った、野菜ドレッシングのレシピ5品。どんな料理にもおすすめ!
ドレッシングを買ったものの使いきれなかったり、いつも同じ味でマンネリ化しがち……という人も多いのではないでしょうか。そんな人に試してほしいのが、プロ直伝のベジドレッシング。ほうれん草やにんじん、ビーツなどで作るドレッシングは、野菜サラダはもちろん、肉や魚との相性も抜群! その色合いでシンプルな料理を華やかに、おいしく変身させます。
今回は、グリーン、オレンジ、ピンク、白、黒の5色のドレッシングを伊勢丹新宿店<キッチンステージ>の柬理美宏シェフに教えていただきました。プロならではの調理のコツで野菜の苦味やクセをカバーしているので、野菜が苦手な子どもでも喜ぶこと間違いなし! それぞれおすすめの使い方もご紹介しますので、ぜひ毎日のごはん作りに活用してみてください。
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「野菜ドレッシング」がスゴい、3つの理由
① 野菜が苦手な人でもおいしく食べられる!
野菜をドレッシングにすることで酢やビネガーの酸味が加わり、野菜特有の苦みやえぐみが和らいで食べやすくなります。また、食材はミキサーでかくはんしたりすりおろしたりしてペースト状にするので、野菜が苦手な人でもソース感覚で食べられるというメリットも。
② かけるだけで手軽に栄養がプラスできる!
野菜の甘みと旨みが詰まったドレッシングは、サラダに限らず、シンプルに焼いた肉や魚にかけるだけでおいしい一皿が作れます。しかもペースト状で食べやすく、手軽に野菜が摂れるので、日ごろ野菜不足が気になる人はぜひ。
③ 彩りで、料理の見映えがワンランクアップ!
カラフルな野菜の色味で食卓に彩りをプラスできるというのも野菜ドレッシングのいいところ。簡単に作れるドレッシングを料理に加えるだけで手が込んだような一品が完成するので、おもてなし料理を作るときも重宝します。
今回は5色のドレッシングのレシピをご紹介。
「どれも、野菜、肉、魚との相性がいいドレッシングです。今回は特におすすめの料理をご紹介しているので、ぜひ試してみてください」
塩味は控えめなので、サラダや肉、魚料理にたっぷりかけて召し上がれ!
【レシピ①】濃いグリーンと爽やかな風味が特徴「ほうれん草とバジルのドレッシング」
ほうれん草にバジルの甘みと香りをプラスした、グリーンのドレッシング。酸味がしっかりきいた爽やかな味わいです。
「ほうれん草とバジルは、さっと下ゆでしてアク抜きをするのがポイントです」
材料(作りやすい分量)
- ほうれん草…200g(約1束)
- バジルの葉(生)…20g(約2パック)
- 白ワインビネガー(または酢)…60ml
- 塩…小さじ1/2
- オリーブオイル…200ml
作り方
- ほうれん草はさっと下ゆでし、冷水に取る。水けをきり、ざく切りにする。バジルはさっと下ゆでし、冷水に取って水けをきる。
- オリーブオイル以外のすべての材料をミキサーにかける。なめらかになったら、オリーブオイルを少しずつ加え、その都度ミキサーでかくはんし、乳化させる。
【おすすめの使い方】
「ジェノベーゼソースのような感覚で使うといいでしょう。ゆでたじゃがいもにかけるだけでも、とってもおいしいですよ」
〜こんな料理にかけるのがおすすめ!〜
ゆでたじゃがいも、カプレーゼ、ピザ、オムレツ、貝のワイン蒸しなど
【レシピ②】オレンジ色が肉を引き立てる! 「にんじんとしょうがのドレッシング」
生のにんじんのしゃりしゃりとした食感が楽しいドレッシングです。しょうがの味と香りがアクセントになっていますが、隠し味のはちみつがやさしく全体をまとめているので、味わいはまろやか。
「材料は、ミキサーの代わりにおろし金ですりおろしてもOKです」
材料(作りやすい分量)
- にんじん…100g(約2/3本)
- しょうが…50g
- 白ワインビネガー(または酢)…50ml
- 塩、はちみつ…各小さじ1
- こしょう…少々
- オリーブオイル…100ml
作り方
- にんじん、しょうがは皮をむいて、ひと口大に切る。
- オリーブオイル以外のすべての材料をミキサーにかける。なめらかになったら、オリーブオイルを少しずつ加え、その都度ミキサーでかくはんし、乳化させる。
【おすすめの使い方】
「グリーンサラダにかければ、彩りがきれいです。しょうががたっぷり入っているので、肉料理に使っても味が負けることなく、ドレッシングの風味が際立ちます」
〜こんな料理にかけるのがおすすめ!〜
カッテージチーズのサラダ、ツナサラダ、ローストビーフ、牛肉料理など
【レシピ③】鮮やかなピンクが食卓を華やかに! 「ビーツとヨーグルトのドレッシング」
ビーツの甘みとヨーグルトの爽やかな酸味が相性抜群のドレッシング。ビーツは水煮を使えばミキサーにかけるだけなので、とっても簡単です。
「生のビーツを使う場合は、皮つきのまま丸ごとゆでて。時間はかかりますが、切ってゆでるより、色味や栄養素を逃さず調理することができます」
材料(作りやすい分量)
- ビーツ(水煮)…100g
- プレーンヨーグルト(無糖)…100g
- 白ワインビネガー(または酢)…30ml
- 塩…小さじ1/2
- こしょう…少々
- オリーブオイル…100ml
作り方
- ビーツはひと口大に切る。
- オリーブオイル以外のすべての材料をミキサーにかける。なめらかなペースト状になったら、オリーブオイルを少しずつ加え、その都度ミキサーでかくはんし、乳化させる。
【おすすめの使い方】
「肉料理全般と相性がいいです。ビーツの甘みがしっかりと感じられるので、スパイシーな料理に添えてもいいでしょう」
〜こんな料理にかけるのがおすすめ!〜
ゆでたキャベツ、ポーチドエッグ、ポークソテー、サーモンのムニエルなど
【レシピ④】クリーミーな白。奥深い味わいは、魚介にぴったり! 「じゃがいもと玉ねぎのドレッシング」
ゆでたじゃがいもと生の玉ねぎの組み合わせがまるでポテトサラダのよう。じゃがいもと相性のいいアンチョビを加えることで、風味もコクもアップします。
「食材だけだと濃度が強いので、水を使ってのばします。じゃがいもは熱々のうちにミキサーにかけるのがポイントです」
材料(作りやすい分量)
- じゃがいも…100g
- 玉ねぎ…30g
- アンチョビ(フィレ)…40g
- 白ワインビネガー(または酢)…15ml
- こしょう…少々
- オリーブオイル…50ml
- 水…100ml
作り方
- じゃがいもはやわらかくなるまで下ゆでし、皮をむく。玉ねぎはひと口大に切る。
- オリーブオイル以外のすべての材料をミキサーにかける。なめらかなペースト状になったらオリーブオイルを少しずつ加え、その都度ミキサーでかくはんし、乳化させる。
【おすすめの使い方】
「ぜひ試していただきたいのが魚介との組み合わせ。特にタコやイカと合わせると、食べ応えもあっておいしいですよ」
〜こんな料理にかけるのがおすすめ!〜
タコのカルパッチョ、魚のムニエル、海鮮サラダ、ゆでたブロッコリーなど
【レシピ⑤】黒いきのこのネバネバ系調味料「きくらげと青じそのドレッシング」
清涼感のある青じそと、栄養価豊富なきくらげで作るアイデアレシピ。ポン酢ベースのさっぱりした和風ドレッシングです。
「油は素材の風味を邪魔しない、香りの穏やかな太白ごま油がおすすめです」
材料(作りやすい分量)
- きくらげ(生、または乾燥タイプを水で戻す)…100g
- 青じそ…5枚
- ポン酢、水…各100ml
- ごま油…50ml
作り方
- きくらげはさっと下ゆでして水けをきり、ひと口大に切る。
- ごま油以外のすべての材料をミキサーにかける。なめらかになったらボウルに取り出し、ごま油を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜる。
【おすすめの使い方】
「ポン酢のつもりでいろいろなものにつかってみてください。ポン酢より旨みがあっておいしくなります。ドレッシングに粘りがあるので、オクラやなめこなど、ネバネバ食材との相性は抜群ですよ」
〜こんな料理にかけるのがおすすめ!〜
冷や奴、長いものサラダ、冷やし中華、かつおのたたき、豚しゃぶサラダなど
いかがでしたか? 見た目がきれいで、栄養面でもいいことずくめの野菜ドレッシング。
「ドレッシングを2〜3種類使って、フランス料理のオードブルのような美しい模様をプレートに描くという使い方もおすすめです。できるだけフレッシュな状態で食べきるといいですが、冷蔵庫で4〜5日は保存も可能。保存するときは清潔な保存容器に入れて、落としラップをしてください」
カラフルなドレッシングがあれば、毎日のごはんからおもてなしメニューまで、料理のバリエーションが広がるはず! ぜひ、野菜を使ったドレッシングで食卓に彩りを添えてみてください。
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伊勢丹新宿店<キッチンステージ>では、有名シェフ監修のメニューが月替りで楽しめます!
伊勢丹新宿店 本館地下1階にある<キッチンステージ>は、有名シェフが監修したメニューを味わえるレストラン。メニューは4〜5週間ごとに変わり、フレンチに和食、中華まで、名店の味をカジュアルに楽しめます。ご家庭で提供メニューの味を再現できるようにレシピも差し上げていますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
「shinjukuisetan_kitchenstage」柬理シェフのレシピ一覧はこちら>>
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