2019.05.04
【キャンプ飯レシピ】ダッチオーブンで簡単&おいしいアウトドアごはん。おすすめアイテムもご紹介
キャンプの醍醐味といえば、やっぱり大自然の中で味わうごはん! 今回は、オートキャンプブームの火付け役・木村東吉さんの著書『楽しむ!極める! キャンプ完全ガイド』(西東社)から、アウトドア初心者にも簡単に挑戦できて、しかも子どもから大人まで盛り上がること間違いなしの“キャンプ飯”を厳選紹介します。
肉・魚介・デザートまで、できあがりの見た目も楽しいレシピは必見です!
キャンプ料理のコツは?
“家の整ったキッチンとは異なる環境”で創意工夫する面白さも、キャンプ飯。事前にある程度準備をしておいたり、便利な調味料を積極的に投入したりとコツを押さえつつも、「適度に手を抜き、失敗も楽しむことが大切」と、木村さんは説きます。
また、「ゴミをできるだけ出さない」ことや、「残さず食べる」ことなど、アウトドアの基本も心がけましょう!
【木村東吉流 キャンプ料理の心得】
① 家である程度仕込んでおく
② 分量や時間は「だいたい」でOK
③ 便利な調味料をフル活用
④ 野外ならではの調理法で作る
豪快! ダッチオーブンで作る、丸ごと一羽の「ローストチキン」
手軽な仕込みだけで、後はダッチオーブンまかせでOKなのが魅力のローストチキン。蒸し焼きにすることでうまみが凝縮され、ジューシーなおいしさです。
<材料(4人分)>
- 丸鶏(内臓を抜いたもの)…1羽
- セロリ…1本(乱切り)
- にんじん…2本(乱切り)
- おろしにんにく…適量
- 塩、こしょう…各適量
<作り方>
- 丸鶏はペーパータオルに包んでひと晩置き、水分を取っておく。※前日に行う。
- 丸鶏におろしにんにくをまんべんなく塗り、塩、こしょうをふる。
- ダッチオーブンに丸鶏を入れ、まわりにセロリ、にんじんを入れる。
- ふたをして上火・下火で1時間ほど蒸し焼きにする。
フライパンで炒めるだけ! 簡単おつまみ「エビとマッシュルームのアヒージョ風」
白ワインにぴったりなアヒージョ風おつまみ。素材の旨みが溶け込んだスープは、ぜひバゲットを浸して!
<材料(4人分)>
◯海老…20尾(殻・背ワタを取り除く)
◯マッシュルーム…10~15個(縦に四つ割り)
◯にんにく…2片(みじん切り)
◯A
白ワイン…大さじ3
バター…適量
◯バジルの葉…5、6枚(粗みじん切り)
◯塩、こしょう…各適量
◯オリーブオイル…適量
<作り方>
- フライパンに、オリーブオイルとにんにくを入れて中火にかける。
- にんにくの香りが出てきたら海老とマッシュルームを加え、塩、こしょうをやや強めにふって炒め合わせる。
- 海老に火が通ったら、A、バジルを加え、アルコール分が飛ぶまで炒める。
デザートもダッチオーブンで楽々! 「オレンジブラウニー」
オレンジのチョコレートケーキを屋外で手作り! オレンジ丸ごとのかわいい見た目に、歓声が上がること間違いなしです。
<材料(4人分)>
- オレンジ…4個
- A
ブラウニーミックス粉…約80g
卵…1個
バター…30~50g(湯せんで溶かしておく)
※使用するブラウニーミックス粉によって、粉・バターの量は異なります。
<作り方>
- オレンジはヘタから1/5くらいを横に切り、ヘタ側はふたにする。下の部分は果肉をくり抜き、器にする。くり抜いた果肉、果汁は取っておく。
- ボウルにA、1の果肉と果汁を入れ、粉っぽさがなくなるまでヘラでよく混ぜる。1の器の半分くらいまで入れ、1のふたをする。
- 2をダッチオーブンに並べ入れ、ふたをして上火・下火で40分ほど蒸し焼きにする。
「アウトドアでの食事のメインディッシュは『景色と会話』」という木村さん。料理に手間をかけ過ぎて、自然の中で過ごす時間、仲間や家族と語らう時間を楽しめないのでは本末転倒。手軽なレシピを活用して、思いっきりキャンプを満喫しましょう!
木村東吉
1958年大阪生まれ。20代からアウトドア活動をはじめ、おしゃれで洗練されたオートキャンプブームの火付け役となる。現在は河口湖に拠点を置き、アウトドア関連の執筆・取材、キャンプ教室の指導・講演など幅広く活躍。書籍に『楽しむ!極める! キャンプ完全ガイド』(西東社)ほか。
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