2017.01.18
ふっくらサクサクに揚げる!「牡蠣フライ」の作り方。薄い衣にワザがあった!
ぷりっとジューシーな牡蠣の美味しさを最大限に引き立てるポイントは、ふんわりサクッとした軽い衣に仕上げること! そんなとびっきりの牡蠣フライを作るために、伊勢丹新宿店の魚のプロ・上條八千代シェフに極意を教えてもらいました。
◆牡蠣好きはチェック! うまみを味わう牡蠣ごはん、牡蠣のオイル煮のレシピ記事はこちら>>
牡蠣をふんわりサクッと揚げる、プロの極意
【極意1】 余分な水分はしっかり取るべし!
意外に見落としがちなのがここ! 洗った牡蠣はキッチンペーパーなどで挟んで押さえ、しっかりと水分を拭き取ります。キッチンペーパーを替えながら、2~3回繰り返します。
ここで丁寧に水分を取らないと、油ハネやベチャッとした仕上がりの原因になってしまいます。
【極意2】 卵・水・粉を合わせた「バッター液」の配合
プロは「バッター液」と呼ばれる小麦粉に水、溶き卵を混ぜた卵液を使います。
上條シェフのバッター液の配合は、ドロッと濃くなく、牡蠣につけるとさらっと流れ落ちるくらいの軽やかな配合(写真右)。これが薄い衣に仕上げるワザ。泡立て器でなめらかになるように混ぜましょう。
【極意3】 粗めの生パン粉を、ふんわり軽やかにつける
ふんわりさくっとした食感を目指すには、パン粉は「生」で「粗め」がおすすめ。乾燥パン粉だとガリッとかたい食感になります。
たっぷりのパン粉にバッター液をつけた牡蠣をのせ、パン粉をふりかけます。牡蠣を手の平にのせて余分なパン粉をふり落とし(右写真)、ふんわり握って整えます。
【極意4】 少量ずつ入れ、さっと2分で揚げるべし
カラリと揚げる基本は、油の温度を高いままキープすることです。
そのためには「たっぷりの油で揚げる」「一度に揚げる牡蠣の量は、鍋の大きさに対して1/2~1/3の量にする」こと。
さらに牡蠣の場合は、ふっくらジューシーに揚げるために「短時間でさっと揚げる」ことが重要。牡蠣を入れて1分半経ったら火を強めて30秒、合計2分が目安です。
魚のプロが教える「牡蠣フライ」レシピ
材料(4人分)
- 牡蠣(加熱用)…20粒(160g)
- こしょう…適量
- <バッター液>
・小麦粉…大さじ3強(30g)
・水…小さじ4(20ml)
・溶き卵…1個分 - 小麦粉、生パン粉…各適量
- 揚げ油…適量
作り方
① 牡蠣は3%濃度の塩水(水1ℓに塩大さじ2)でふり洗いする。水気をしっかり拭き、こしょうをふる。
② バッター液を作る。小麦粉に水を加えて軽くなじませてから、溶き卵を2~3回に分けて加え、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
③ 牡蠣に小麦粉をまぶし、②のバッター液にくぐらせ、パン粉をつける。
④ 鍋にたっぷりの揚げ油を入れて170℃強に熱し、③の牡蠣を入れてきつね色になるまで揚げる。箸でひとつずつしっかり油を切って取り出す。器に盛り、好みでレモンやタルタルソースを添える。
サックリ、ふんわり。驚くほど軽やかな口当たり!
食べてみて驚きました……。上條シェフ直伝の衣はさくっと軽やか。しかも牡蠣のジューシーさとうまみがギュッと閉じ込められていて、これが「薄づき衣」のなせる業なのかと実感しました。今まで自分が作っていた分厚い衣と違って、胃もたれしないのでパクパク何個でも食べられる美味しさです!
おまけ:寿司ガリの酸味が軽やか!「タルタルソース」レシピ
材料と作り方 (作りやすい分量)
ゆで卵3個、ピクルス中2本(30g)、玉ねぎ1/8個(35g)、寿司ガリ1/4カップ(35g)はすべてみじん切りにして、マヨネーズ1/2カップ(95g)、和がらし、塩、こしょう各適量と混ぜ合わせる。
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商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケット/東信水産にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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