2017.06.25
普段のレシピに彩りをプラス。素朴な甘みのビーツの冷製スープとラペ
ボルシチでおなじみのビーツ。SNSではそのピンク色を活かしたおしゃれな料理写真も見かけますが、どのように使えばいいのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、伊勢丹新宿店でマクロビオティック料理を提供する<チャヤマクロビ レストラン>が、美味しいビーツのレシピをご紹介。ビーツ本来の素朴な甘みや食感をとことん楽しみましょう!
ビーツは赤や黄色とカラフルな野菜
ビーツの見た目はカブに似ていますが、食感は芋と大根の間くらい。甘みがありますが、生の状態だと独特の土臭さも感じられる野趣あふれる野菜なので、酸味のあるドレッシングやソースとの相性がよいそう。中身が赤色の「赤ビーツ」の印象が強いですが、最近は鮮やかな黄色の「黄ビーツ」や、カットすると赤と白の年輪模様になっている「ラーパロッサ」といったさまざまな色のビーツも。これらを組み合わせて盛り付けを工夫すれば、料理をさらにおしゃれに見せることができます。
さっぱり美味しいビーツの冷製スープ
材料(4人分)
- 赤ビーツ…1個
- たまねぎ…300g
- じゃがいも…2個
- オリーブオイル…大さじ2
- 塩、コショウ…少々
- A水…600㎖
- A野菜ブイヨン…大さじ1
- 豆乳…600㎖
- 生クリーム、ハーブ類…各お好みで
※今回はディルとセルフィーユを使用
<作り方>
- 赤ビーツ、たまねぎ、じゃがいもの皮をむいて薄くスライスし、オリーブオイルで炒める。
- 塩、コショウを振って炒めた後、Aを入れて15分煮る。
- 2をなめらかになるまでミキサーにかけ、ボウルなどの容器に移し、豆乳を加える。
- 冷蔵庫に入れ、スープの入ったボウルを冷ます。
- スープ皿によそい、お好みで生クリームやハーブ類を飾る。
冷たくさっぱりとした口当たりで、蒸し暑い夏の時期にぴったりのひと皿。加熱するとクセがなくなりビーツの自然な甘みが引き出され、体に染みわたるような美味しさです。野菜を炒めて煮るというひと手間を加えることで甘みやうまみが凝縮されて、より美味しく仕上がるのだとか。
コリコリの食感を楽しむ! カラフルなビーツのラペ
材料(4人分)
- ビーツ(赤ビーツ、黄ビーツ、ラーパロッサの3種類)…各1/3個ずつ
- バルサミコ酢…150㎖
- メープルシロップ…大さじ1と1/2
- 塩…小さじ2
- コショウ…小さじ1
- エキストラヴァージンオリーブオイル…30g
- くるみ、カシューナッツ、レーズン…各適量
- 好みのパセリ…適量
※今回はマーシュを使用
<作り方>
- ビーツ3種類の皮をむく。赤ビーツは薄くスライスし、すべて千切りにする。黄ビーツとラーパロッサは、薄くスライスしたものと千切りしたものと両方用意し、それぞれ分けておく。
- バルサミコ酢は、中火〜弱火で3分の1の量になるまで煮詰める(酸味がやわらぎ、甘さが増して食べやすくなる)。
- 煮詰めたバルサミコ酢にメープルシロップ、塩、コショウを加え、エキストラヴァージンオリーブオイルを少しずつ混ぜて乳化させ、ドレッシングを作る。
- 千切りしたビーツ3種類、くるみ、カシューナッツ、レーズンを3で作ったドレッシングと和える。
- 皿に薄くスライスした黄ビーツとラーパロッサを花びらのように敷き、その上に4を盛り付ける。マーシュを添える。
千切りのビーツがコリコリとしたほどよい食感。バルサミコ酢とメープルシロップを合わせた甘酸っぱいドレッシングとマッチして、ビーツ特有の土臭さも気になりません。スライスされたビーツからは、深みのある甘さを感じ、ビーツの魅力を余すところなく楽しめるメニューです。カシューナッツやくるみは香ばしく、一緒に食べると食感のアクセントになって楽しいですよ。
日本でもここ数年で注目されているビーツ。サラダやスープにすることで、もっと美味しく手軽に取り入れることができます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
伊勢丹新宿店の本館7階「イートパラダイス」内にある、マクロビオティック料理が楽しめるレストラン。産地や生産者にこだわって選ばれた旬の食材を楽しめます。店頭には<チャヤマクロビ>がプロデュースしたレトルト食品、調味料、スイーツなども販売。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング