
2016.01.05
【簡単】野菜のプロが伝授! 山芋のレシピ2品(長芋の浅漬け、大和芋のとろろ茶碗蒸し)
寒くなるにつれ、味も栄養も濃くなる山芋(長芋、大和芋など)。消化に優れたスタミナ食材として、年末年始で疲れた体に積極的に摂り入れたい存在です。でも、いざ使おうとすると、アレンジがワンパターンになったり、余らせたりしてしまうことも。そこで、手軽に作れる山芋のレシピを、伊勢丹新宿店フレッシュマーケットの鈴木理繪シェフに教えてもらいました。
【山芋の選び方】長芋、大和芋…たくさんのヒゲ、肌ツヤをチェック!
山芋の魅力は、ジャガイモやサツマイモと違って生で食べられること。だからこそ、新鮮でいいものを選びたいですよね。長芋、大和芋、伊勢芋、つくね芋などいろいろな種類がありますが、シェフおすすめのおいしい山芋の選び方は、ズバリこれ!
- ヒゲがたくさん生えているもの
- 皮は肌色に近くてツヤがあるもの
最初からカットされた状態で売られているものは、切り口の色が白く、なるべく乾いていないものを選ぶと良いそう。
【長芋レシピ】3ステップで簡単!「焼き長芋の浅漬け」

まずは「長芋」の超時短レシピをご紹介。「切って・焼いて・浸ける」だけの3ステップで完成します! 長芋は焼くことで香ばしさと小気味よい食感が生まれるため、ホックリ派の人は火入れを軽めに、サックリ派の人はしっかりと焦げ目を付けて。どちらの食感も捨てがたい人は、外側がしんなりと透明になり、中が白く残っている状態で取り出して。好みの食感に仕上げることで、箸がすすみます!

<材料>
- 長芋…お好みの量
- サラダ油…適量
- ゆず皮(細切り)…適量
- 酢…大さじ5
- しょうゆ…大さじ5
<作り方>
1) 長芋の皮をむき、1~1.5cm厚の半月切りにする。
2) フライパンにサラダ油を引き、熱しきらないうちに①を並べて弱火で焼く。焼き色が付いたらひっくり返し、好みの焼き加減で火を止める。

3) ゆず皮、酢、しょうゆを保存容器に入れて混ぜ、②をひたす。ひたしてすぐに食べても、少し時間をおいて味を染み込ませてもOK。

【大和芋レシピ】卵なしで作れる! 簡単「とろろ茶わん蒸し」

続いては、粘りのある「大和芋」をすりおろした、とろろを使った茶碗蒸しをご紹介。卵液も蒸し器も使わずに作れる手軽さは、急な来客時のおもてなしにもピッタリ! 大和芋は蒸すことで、さらに食感がもっちりフワフワになるため、満足感のある一品に仕上がります。

<材料>(2人分)
- 大和芋……お好みの量
- しめじ、えのき、しいたけ……好みの量
- サラダ油……適量
- 酒…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1
- 水……大さじ1
- 白だし(濃縮タイプ)……小さじ2
- ゆず皮……適量
<作り方>
1) しめじとえのきは小房に分け、しいたけは薄切りにする。フライパンにサラダ油を入れて熱し、きのこをすべて入れて強火で炒める。
2) しょうゆ、酒、白だし、水を①に加えて、弱火で味を含ませるように炒める。火が通ってしんなりとしたらフタ付きの茶碗蒸し容器に入れる。

3) 大和芋を皮付きのまますりおろし、②の上にのせる。お好みで上にゆず皮を添える。

【ポイント】山芋をすりおろして使うときは、皮付きで!

「山芋は皮の部分に栄養がたっぷりとつまっているので、むいてしまってはもったいない!」と鈴木シェフ。栄養もうまみも逃さぬよう、たわしできれいに洗い、皮付きのまますりおろしましょう。すりおろす際にはすり鉢が一番よいですが、面倒なときにはおろし金を使ってもいいでしょう。
●山芋を触るときに、かゆみが気になる人は
すりおろす前に酢水で手を濡らすとかゆみを軽減できます。
●すりおろした山芋が余ったときの保存方法
ラップを広げて板状に伸ばして包み、保存袋に入れて冷凍保存するのがおすすめ。必要な分だけ切り出しやすく解凍時間も短縮できて便利。
4) 鍋に深さ2~3cmくらいの水を入れて沸かし、3)を入れて容器のフタをし、さらに鍋のフタをして7~8分蒸す。

生でも食べられる山芋は、使い道が無限大。冬をのりきるパワーを手軽においしくチャージしましょう!

商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※オンラインストアでは商品によりギフト包装が出来ない場合がございます。詳しくは各商品ページの「ギフト包装」をご確認ください。
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