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2017.11.03

蒸すって簡単だった! 憧れの「せいろ」料理に編集部が挑戦

せいろ料理のイメージ

木の香りと温もりにほっこりする蒸し器「せいろ」。料理上手な人だけが使っている、憧れの道具だと思っていましたが、実はひとり暮らしやふたり暮らしなど「少量でもパパッと料理をしたい人」にこそ役立つアイテムだったんです!

「蒸す」だけで素材の美味しさが際立つ!

肉・野菜・ごはんを蒸す様子

「せいろというと手の込んだ蒸し料理を思い浮かべがちですが、そんなことはないんです。蒸し料理はうまみが逃げないので、シンプルに素材を蒸すだけで十分美味しい。例えば、ふだん野菜炒めに使っている野菜と肉を蒸してみれば、その美味しさにきっと驚きます。冷やごはんも炊きたてのようになりますよ」

そう話すのは、キッチン用品専門店<フライングソーサー>の道具アドバイザー・山本慎之介さん。

「せいろは料理ビギナーにこそおすすめ!」という山本さん。最近一人暮らしを始めたスタッフにも「疲れて帰宅しても、冷蔵庫にあるものをせいろで蒸せば、なんとかなるよ」とアドバイスしているそうです。せいろは重ねて、一度に2~3品蒸すことができるので、時短にも役立つのだとか。

しかも、せいろというとなんとなく難しいイメージがありますが、守ればいいのはたった3つのルールだけ。最低限のルールと、調理の方法を教えてもらいました。

せいろを使うときの3つのルール

  1. 使う前に全体を水でさっとぬらす
  2. 肉や魚はクッキングペーパーやキャベツを敷いてから蒸す
    (器にのせて蒸す場合は、敷かなくてOK)
  3. 使用後は風通しのよいところで陰干しする

いよいよ「せいろ」を使った調理に挑戦!

今回は、一度の加熱で献立が完成する「肉と野菜」「冷やごはん」の蒸し方を教えてもらいました。

1)せいろは水でぬらす

せいろをぬらす様子

せいろは全体を水でさっとぬらし、水気をざっときる。

「水でぬらす理由は、①食材のにおいと水分が染みるのを防ぐため、②鍋の熱による焦げつきを防ぐためです」

 

2)せいろをのせる鍋に、湯を沸かす

せいろをのせる鍋に湯を沸かしている様子

「お湯は余裕をもってたっぷりと沸かしましょう。お湯がなくなったまま火にかけていると、鍋底やせいろが焦げてしまいます」

 

3)野菜と肉を切ってせいろに並べ、鍋にのせる

野菜と肉をせいろに並べた様子

野菜や肉は、火の通りやすいものは厚く(=大きく)、火の通りにくいものは薄く(=小さく)切って、火の通り方をそろえる。せいろにクッキングペーパーかキャベツを敷いて野菜を並べ、肉は少しずらして並べる。別のせいろに小皿を置いて、冷ごはんを広げてのせる。

「野菜だけならせいろに直に並べてもいいのですが、肉を蒸す場合は脂分が出るので、クッキングシートやキャベツを敷いてから並べます。せいろににおい移りがせず長持ちします。また、せいろを重ねる場合、上下段どちらも同じように加熱できますが、蒸し汁をつけたくないものや蒸し時間の短いものを、上段にするといいでしょう」

4)せいろを重ねてふたをする

鍋にせいろをのせる様子

鍋に「肉と野菜」→「冷やごはん」のせいろを順に重ねてふたをする。

「慣れないうちはやけどをしないように、鍋の火を止めてからせいろを重ねるといいでしょう」

5)強めの中火にかけて、「冷やごはん」は2分、「肉と野菜」は5分蒸す

せいろで肉、野菜、ごはんを蒸している様子

「蒸し料理は食材にじんわりと熱が入るので、蒸す時間が多少オーバーしても食材が焦げる心配はありません。タイマーをかけておけば、コンロの前でじっと待っていなくてもOK」

 

野菜と肉がもつ本来の甘さを実感

せいろで蒸した肉、野菜、ごはんの蒸しもののイメージ

キャベツや豚肉に塩をふって食べてみると、炒めたりゆでたりした味とは違って、素材の甘みがじんわり引き出されている気がします。さらに意外だったのは、ごはんが炊きたてのようにふっくらつややかになっていたこと!

「蒸し料理はゆでるよりも食材のうまみや栄養が逃げにくく、油を使わないので炒めるよりもヘルシーです。せいろはそのまま食卓にも出せますし、蒸した食材は冷めにくいのもいいところ。使い終わったせいろは、さっと水洗いして湯で湿らせた布でふき、なるべく風通しのよいところでしっかり陰干しすればOKです」

ほかにもじゃがいもやれんこんなどの根菜から、豆腐やソーセージなどの加工品まで、せいろで蒸すと美味しくなるんだとか。これならもっと気軽に使えそうです!

今回使用した「せいろ」はこちら

<照宝>中華せいろ

照宝の18㎝竹製せいろ

<照宝>中華せいろ(竹)18㎝身・ふた各2,592円(税込) ※身(下段)とふた(上段)は別売り

横浜中華街に50年以上店を構える中国調理器具メーカー<照宝>の竹製中華せいろ。手作業による丈夫で緻密な作りはプロの料理人にも愛されている。杉、竹、ひのき製、15~30㎝の豊富なサイズがある。

「初めて購入するなら、価格的に入手しやすくて丈夫な竹製の18㎝がおすすめ。肉まんが2個入る、1~2人暮らしには使い勝手のよいサイズです」

 

取材協力/フライングソーサー 山本慎之介さん

フライングソーサーの山本慎之介さん

優れた機能性とデザイン性を兼ね備えた国内外のキッチン用品やオリジナルの鍋など、約1,800点を販売する<フライングソーサー>の道具アドバイザー。伊勢丹新宿店本館5階のキッチン・ダイニングコーナーで、キッチン用品のデモンストレーションや販売を担当。料理好きのノウハウが活きた接客が好評。

 

文: 香取里枝

写真:白根正治
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館5階=キッチン・ダイニングにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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