2016.10.14
【プロ直伝】丸ごと1尾でうまみが断然違う! アクアパッツァの本格レシピ。フライパンで作るから簡単です
魚をまるごと1尾使った料理は見栄えも良く、いつか自分も自宅で挑戦したいと憧れる人は多いのではないでしょうか。とはいえ、鮮魚コーナーで手頃な値段で売られる魚を見つけても、扱う自信がなくて買うのを躊躇してしまいがち。
でも、実はコツさえ知れば簡単! 下処理のポイントと1尾魚をまるごと使った「アクアパッツァ」のレシピをご紹介します。
【3つのポイント】1尾魚のまるごと調理はこうすればカンタン!
ポイント①下処理はプロに任せる
下処理は基本的に鮮魚コーナーで無料でやってもらえるもの。このとき、どんな調理に使うのかも伝えることが大切です。
ポイント②ふちに残ったうろこを取り、腹部を洗う
下処理をしたものでも、尾やヒレのふちにうろこが残っていることがあります。これを包丁でこそげてやさしく取り、腹部の薄い膜を水でしっかりと洗い流しましょう。洗い流したらキッチンペーパーでしっかり水分を拭き取って。このひと手間で臭みが取れます。
ポイント③調理中はなるべく触らない
火を通した魚は繊細で崩れやすく、あっという間にボロボロになってしまいます。あらかじめクッキングシートを敷いておくと、シートを持ち上げてひっくり返せるので便利。トングなら支えるようにして使いましょう。
1尾まるごと使用! アクアパッツァの作り方
<材料>(2〜3人分)
- 白身魚…1尾(写真は小ぶりの真鯛)
- ミニトマト…5〜6個
- パプリカ(赤・黄)…各1/8個
- ピーマン…1/2個
- マッシュルーム…2個
- あさり…8個
- ムール貝…4個
- にんにく…ひとかけ
- 白ワイン…大さじ3〜4
- 水…1/2カップ
- オリーブ油…大さじ1
- ハーブ(イタリアンパセリやバジルなど)…適量
今回は白身魚に真鯛を選びましたが、イサキやメバル、カサゴといった魚もおすすめ。大人数で食べる場合は、まるごと1尾の魚と切り身魚を組み合わせて、2種類以上の魚を使うと味わいが豊かになり、うまみが増します。
<作り方>
①フライパンを温める
真鯛にはこしょう(分量外)をふっておきます。フライパンにクッキングシートをひき、オリーブ油と半分に切って芯を抜いたにんにくを入れて温め、香りを引き出します。※ガスコンロの場合、シートがはみ出て火がかからないよう注意!
②具材をカット
フライパンを温めている間に、パプリカ、ピーマン、マッシュルームは4等分、ミニトマトは半分に切ります。ムール貝は表面を洗って汚れをとっておきます。
③真鯛に焼き色をつける
にんにくの香りが出てきたら、下処理をした真鯛をフライパンに入れ、3〜5分ほど片面をこんがりと焼きつけます。盛り付けるときに上にしたい面を先に焼くと、美しく焼き目をつけることが出来るので、最後に盛り付けるときに上にしたい方から焼きましょう。香ばしさがプラスされ、煮くずれしにくくなるというメリットも。にんにくがこげそうであれば途中で取り出しましょう。
④クッキングシートを引き抜きながらひっくり返す
焼き色がしっかりとついたら、トングなどで魚を支え、クッキングシートを引き抜きながら魚をひっくり返します。クッキングシートを使うことでトングで真鯛を挟まないで済み、身崩れしません。ひっくり返した面も3~5分程焼きつけます。
⑤具材を入れて、10分煮込む
ワインを加え、さっとアルコールを飛ばしたら水を加えて煮込みます。貝類、トマト、マッシュルーム、ピーマン、パプリカを順に入れ、フタをしてさらに5〜10分程度煮込みます。
魚に十分火が通り、貝類が口を開けたら、お好みで粗みじん切りにしたハーブ類を散らしてでき上がりです。魚介類から十分に塩味は出ていますが、スープの味をみて塩で味を調えてください。
うまみたっぷり。スープまで完食の一皿!
アクアパッツァは、テーブルの上に置いた瞬間に場が盛り上がること間違いなしのメニュー。切り身魚では出ないうまみがたっぷりしみ出ているのは、やっぱり1尾まるごと使ったからこそ。具材や身はもちろん、スープも大満足の美味しさです。ぜひお試しあれ。
三越伊勢丹バイヤーおすすめ! 今使ってほしいキッチンアイテムはこちら>>
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング