2016.08.06
【魚のプロが伝授】これは新発見! 生かつおの刺身にちょいのせするだけ、簡単レシピ3品
初夏から秋にかけて旬をむかえる刺身の定番、かつお(鰹、カツオ)。その定番の食べ方といえば、以前WEB FOODIEでレシピを紹介した「かつおのたたき」がポピュラーです。しょうがやにんにく、青じそなど薬味と一緒にいただく食べ方でも、もちろん美味しくいただけますが、定番がゆえにワンパターンになって飽きてしまいがち…。
「かつおの食べ方は、しょうゆと薬味と思われていますが、魚のプロたちはマヨネーズが鉄板! ほかにも食べ方はいろいろあります。かつおは鉄分が多く味の個性が強いので、はっきりした調味料と相性がいいんですよ」と、自信たっぷりの笑顔を見せるのは、伊勢丹新宿店<東信水産>の橋口和典店長。さっそく、詳しい食べ方を教えてもらいました!
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【魚のプロ】生かつおのたたきレシピ。味と香りはたたくのが正解!>>
【簡単ちょいのせレシピ①】「マヨネーズ+ポン酢+七味」 魚のプロはみんなやってるかつおの食べ方!
「まずは『マヨネーズ+ポン酢+七味』の組み合わせ」。居酒屋メニューのえいひれの食べ方のよう……。
「えいひれと違って、かつおの場合はしょうゆではなく、ポン酢が決め手。マヨネーズの味が重たくなりすぎず、かつおの味をキリッと引き締めてくれますよ」
なるほど、かつおのクセがやわらいで、コクもアップするのに後味さっぱり! 日本酒がほしくなりますが、七味を多めにするなら焼酎のロックとも合いそうです。
【簡単ちょいのせレシピ②】「塩こんぶ+粉チーズ」 かつおにダブルのうまみをプラス!
2品目はなんと「塩こんぶ+粉チーズ」をパラリと振りかける組み合わせ。和洋折衷の味ですが、どうしてかつおと相性がいいのでしょう?
「塩こんぶはうまみがギュッと凝縮していて、かつおの強い個性といい勝負。お互いの味がググッと前に出てきたところを、粉チーズのやわらかなうまみがふたつの味をまとめてくれるんです」
ビールのつまみとしても、ごはんにのっけても美味しそう!
「ポイントは、塩こんぶの味に負けないように、かつおをブツ切りにすることです」
【簡単ちょいのせレシピ③】「マスタード+アボカド」 ポキとも違う、かつおのコクがあるのにすっきり!
3品目は「マスタード+アボカド」の組み合わせ。これは一見、まぐろで作るハワイ名物のポキのよう。
「ポキはまぐろとアボカドに香りの強い『ごま油』を加えて、魚の臭みを消しますが、かつおで作る場合は強すぎてしまうんです……」
あっ、そこで粒マスタードが登場ですね!
「粒マスタードはワインビネガーや数種のスパイスを混ぜた、ドレッシング感覚で使える調味料。かつおのさらっとした脂の味わいを楽しむには、相性のいい組み合わせです」
好みでレモン果汁をふると、さらにすっきり味になるそうです。
どのレシピも意外な組み合わせに思えますが、もっとかつおの味を楽しんでほしいという、橋口店長の「魚への深い愛情」を感じるものばかりでした!
【かつおの選び方】鮮度の良さは「鮮やかな赤色」かをチェックすべし!
新鮮なかつおの選び方(見分け方)もアドバイスしてもらいました。5~6月の初夏には身が引き締まってさっぱりいただける「初がつお」、9~10月には脂がのって味わい深くなる「戻りがつお」。かつおは季節によって違う美味しさが楽しめる魚です。
【さく(柵)で買う場合】
かつおは刺身でもサクでも、身が鮮やかな赤色のものを選びましょう。鮮度が落ちたものは、身も血合いも黒っぽい赤色になってきます。
【一尾で買う場合】
かつおの胴周りは、より丸みをおびているもの。エラや口先はピンクがかっているものは脂がのっている証拠なので、おすすめです。
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商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケット/東信水産にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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