『四季を愉しむ手しごと』 著:小島喜和 写真:寺岡みゆき 河出書房新社

『四季を愉しむ手仕事』 著:小島喜和 写真:寺岡みゆき 河出書房新社

木々が新緑で生い茂るころ、甘夏が旬を迎えます。大ぶりで肉厚、酸味の強い果肉はジャムにすると美味しさが増すのです。皮まで余さず使えるマーマレードにしてみませんか? 甘夏は皮が厚いので、たった2個から瓶4つ分もできてしまうんです。

材料は甘夏のほかに砂糖と水だけというシンプルさ。『四季を愉しむ手しごと』(河出書房新社)の著者である料理・菓子研究家の小島喜和さんにレシピと作り方を教えていただきました。

 

甘夏マーマレードの作り方

「私の出身の高知県は柑橘類の名産地。これまでいろいろな柑橘でマーマレードを作ってきました。その中でもトップの美味しさが甘夏です」(小島さん)

今回ご紹介するのは、種のまわりに付着している天然のペクチンでとろみをつける、自然な作り方。

市販のジャムの瓶をとっておけば、ここぞという時に役立ちます。ジャムを詰める前に念のため煮沸消毒しましょう。

材料(作りやすい分量)

  • 甘夏……2個
  • 水……果肉の重さの1.2倍
  • 砂糖……果汁と皮の重さの80%

作り方

甘夏の果肉を取り出すところ

『四季を愉しむ手しごと』 著:小島喜和 写真:寺岡みゆき 河出書房新社

  1. 甘夏は丸ごと沸騰したお湯の中に入れて、数分ゆでる。
  2. 熱いうちにトングなどで取り出し、天地を半分に切って中の果肉をスプーンで取り出す。皮は薄くスライスし、果肉は小さめのぶつ切りにする。
  3. 果肉の重さを量り、1.2倍の水を加えてアクを取りながら、トロトロになるまで煮る。
  4. 3を裏ごしして果肉の袋と種を除き、果汁のみにする。果汁と皮の重さを量り、80%の砂糖を用意する。
  5. 鍋に果汁と皮を入れ、砂糖の半量を入れて煮る。途中で残りの砂糖を足し、アクを取りながら中火で煮る。皮が黄金色になり、煮汁をヘラにのせて、指でなぞると跡が残るくらいまで煮詰まれば、できあがり。

材料と作り方は『四季を愉しむ手しごと』(河出書房新社)から引用

 

ほろ苦く、和の風味がするジャム

瓶に入った甘夏マーマレード

『四季を愉しむ手しごと』 著:小島喜和 写真:寺岡みゆき 河出書房新社

小島さんいわく、甘夏には、外来の柑橘類とは違う美味しさがあるとのこと。初めて作った時に「もっと食べたい!」と気持ちが高まり、以来、甘夏マーマレード作りが季節の手仕事になっているそうです。

「オレンジとは明らかに違う心地よい苦味は『和』ならでは。ぜひ一度味わって欲しいですね」(小島さん)

日本はパン食の文化が根付いているのに、マーマレードをあまり手作りしないのは、ちょっと不思議。せっかく旬を迎える果物が身近にあるのだから、マーマレード作りを、初夏の楽しみのひとつにしてみるのもいいかもしれません。

【記事作成協力】

『四季を愉しむ手しごと』の表紙

『四季を愉しむ手しごと』小島喜和(河出書房新社) 1,512円(税込)

文: 藤島由希

※ 本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

Facebookで、FOODIEをいいね!

Twitterで、FOODIEをフォロー!

Ranking

ランキング

  1. ラップで包んじゃダメ!? チーズの保存方法と食べごろの見極め方
  2. 平日も行列必至! 極上生菓子みたいな<とらや>のかき氷「宇治金時」
  3. 【日持ち・常温・かさばらない】伊勢丹フードアテンダントが教える外さない手土産
  4. 料理上手が「木製のまな板」を使うのはなぜ? 知れば欲しくなるその魅力
  5. 伊勢丹食品フロアスタッフが選んだ「コレおいしい!」まとめ#1

口に入れるとふわっ! 新感覚のフリーズドライのチーズ

ロックフォールチーズ&レーズンとロックフォールチーズ&クルミ
ロックフォールチーズ&レーズンとロックフォールチーズ&クルミ

(写真左から)ロックフォールチーズ&レーズン、ロックフォールチーズ&クルミ 各70g/各1,620円(税込)

ワインのつまみにいいものを発見! 山羊のミルクから作ったチーズは風味にクセがあり、正直、ちょっと苦手でした。でも、「ロックフォールチーズ&レーズン」と「ロックフォールチーズ&クルミ」を食べてびっくり。フリーズドライにすると臭みがマイルドになると知ったのです。独特のふわっとした食感を、レーズンとクルミとを交互に食べて楽しむのがおすすめです。日持ちの良さも嬉しいところ。グルメな人へのギフトにしたらきっと喜ばれますよ。

文: FOODIE編集部

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。 また、伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

おすすめアイテム一覧へ

まさかデメルに!? おつまみ感覚で食べるサワースティック

デメルのサワースティック
デメルのサワースティック

<デメル>サワースティック(24本入り) 1,944円(税込)

<デメル>といえばザッハトルテ。……とショーケースを覗いていたら、シックなボックスを発見。なんと、甘くないクッキーとのこと。半信半疑で食べたら本当でした! ハマってしまったのは、エメンタールチーズがトッピングされたもの。これ、赤ワインのおつまみにぴったりなんです。ピンクペッパーやキャラウェイシードもクセになる味。甘党ではない方へのギフトにも重宝しています。

文: FOODIE編集部

写真:八田政玄
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1=カフェ エ シュクレ/デメルにてお取扱いがございます。伊勢丹オンラインストアでもお買い求めいただけます。

伊勢丹オンラインストア

おすすめアイテム一覧へ

板チョコみたいに分厚く切って食べたい! デンマークバター

デンマークバター
デンマークバター

<アンデルセン>デンマークバター(有塩・食塩不使用)250g 1,001円(税込)

アンデルセンで毎年6月にご紹介しているデンマークバターをご存知ですか? 乳酸菌を加えて発酵させたもので、口あたりがふわっとなめらか! 日本で一般的なバター(発酵させていないもの)とは違うかすかな酸味とコクは穀物パンとあわせるとなお引き立ちます。また、バターをスライスし、板チョコと合わせてパンに挟んで食べるのもおすすめ。贅沢だけどやめられない、お気に入りの食べ方です。
※数に限りがございます

文: FOODIE編集部

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2017年6月1日(木)〜30日(金)までのデンマークフェア期間中、伊勢丹新宿店本館地下1=デリ エ ブーランジュリー/アンデルセンにてお取扱いがございます。

おすすめアイテム一覧へ

ビリリと辛い「薬膳ラー油」をリピート買いしてます!

小笠原フルーツガーデンの薬膳島辣油
小笠原フルーツガーデンの薬膳島辣油

<小笠原フルーツガーデン>薬膳島辣油(115g) 940円(税込)

「具入りタイプ」が台頭してからブームが続いているラー油。種類が数ある中でも「これ!」と感動したのが「薬膳島辣油」。実は、伊勢丹スタイリストが自分用にもギフト用にも選ぶ隠れた一品なんです。
島トウガラシの辛み、ウコン、アロエ、クコの実といった小笠原産の原材料が独特のハーモニーを奏でて、クセになる味。舌にビリビリとした辛さ、個性的な風味は、一度口にしたら忘れられません。

文: FOODIE編集部

写真:八田政玄
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。

おすすめアイテム一覧へ

鮎の魚くささが全然ない! 飲んでも美味しい出汁醤油

まるはらの鮎魚醤
まるはらの鮎魚醤

<まるはら>鮎魚醤(200ml) 1,404円(税込)

堂々と書かれた「鮎」の文字に惹かれて手に取った、<まるはら>の鮎魚醤。鮎と塩だけで作られていると知って驚きました。というのも、いわゆるエスニックの魚醤(ナンプラー)のようなパンチの利いた味ではなく、香りもあっさり。塩で下味を付けるよりもう少しコクを出したいときに使っています。お湯で薄めて飲んでみても、鮎のうまみが品良く香り立って美味しいんですよ。

文: FOODIE編集部

写真:佐坂和也
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。伊勢丹オンラインストアでもお買い求めいただけます。

伊勢丹オンラインストア

おすすめアイテム一覧へ