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2020.12.06

憧れの100g1万円!? 青森県「黒いダイヤ」大間まぐろの値段は、なぜ高い?1月も東京で買えます

大間まぐろ(本まぐろ)

冬の青森といえば大間(おおま)のまぐろ! 100gで1万円前後にもなるとのウワサですが、なぜそれほど高価なのでしょうか? 伊勢丹新宿店の生鮮品コーナーで開催される「青森県フェア」2020年12月9日(水)~に大間のまぐろが登場し、引き続き1月も販売するというので、アシスタントバイヤーの八木香さんに質問! 大間のまぐろの秘密を教えてもらいました。

せっかくなので大間のまぐろ以外にも、青森県フェアの注目アイテム、土壌作りからこだわったながいもと蜜たっぷりの幻のりんごの2つを紹介してもらったので、お見逃しなく!

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【注目】まさにマグロの中のマグロ!「大間のまぐろ」の秘密はその漁法にあり

大間まぐろ

毎年、初競りの時期に注目を集めるのが、大間まぐろの値段です。昨年は1匹3億円を超える値が付いたことがあるというから驚き!

「クロマグロのなかでも、大間まぐろが高値で取引される理由は、マグロの品質とその漁法にあります」とバイヤーの八木さん。

そもそもクロマグロは「黒いダイヤ」と呼ばれ、高値で取引されるマグロ。特に津軽海峡、青森県の大間町付近で水揚げされる天然の本マグロは、今や「大間まぐろ」のブランドネームで広く知られているマグロの最高級品です。

「クロマグロが太平洋をぐるりとまわって津軽海峡に回遊してくるのは、丸々と太ってもっとも脂がのりきった秋から冬。この時期にとれるのが大間まぐろと呼ばれ、大型のものが多く、重さはなんと100kg前後もあるんです。その肉質はさらりとした上質な脂を含み、身の旨みが濃いのが特徴です」

さらに大間まぐろをブランドに押し上げているのが、一匹ずつ釣り上げる漁法にあり! それは「一本釣り漁」や「はえ縄漁」と呼ばれる伝統的な漁法のことで、漁師の高い技術と手間がかかりますが、マグロの体に傷がつかず、船上で鮮度保持の処理も行えるため、高い品質のまま市場に並べることができるのです。

大型で高品質、おいしいマグロが新鮮な状態で手に入るのは、青森近海の環境と漁師さんの努力の賜物。大間まぐろが高価なのも納得です。

とろける脂ときめ細やかな赤身が魅力! 最高峰の大間まぐろ

大間まぐろ(本まぐろ)

<東信水産>大間まぐろ(本まぐろ)青森県産(100gあたり) 9,720円(税込)から ※販売期間:2020年12月9日(水)〜12月下旬。1月中旬再入荷予定

そんな、今まさに最盛期を迎えている「大間まぐろ」が伊勢丹新宿店に期間限定で登場します。プロが目利きした極上のマグロは、上品な脂が口の中でとろける大トロや中トロ、きめ細やかでしっとりとした赤身など、部位ごとの味わいの違いも魅力です。

今年一年を締めくくるご褒美として食卓に並べれば、盛り上がること間違いなし! 刺身はもちろん、マグロカツなど、ぜひさまざまなメニューで楽しんでみてください。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

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続いて「青森県の注目食材は、大間まぐろだけではありません!」と八木さん。青森県フェアに登場する、豊かな自然が育む魅力的なアイテムを2つ紹介してもらいました。

【これも注目①】甘みと旨みが凝縮! ミネラル豊富な土壌で育った「TOM-VEGE ながいも」

JA十和田おいらせ TOM-VEGE ながいも

<JA十和田おいらせ>TOM-VEGE ながいも青森県産(1袋300g) 324円(税込) ※販売期間:2020年12月9日(水)~12月15日(火) ※限定40袋

「生産量日本一を誇るりんごは有名ですが、意外なところではながいも。実は生産量が全国トップクラスなんです!」と八木さん。青森県フェアに登場する注目のアイテムの1つが、アクが少なく甘みや旨みが凝縮されている「TOM-VEGE(トム・ベジ) ながいも」です。

「TOM-VEGE」とは、奥入瀬渓流のきれいな水と土壌のミネラルバランスに着目した農法で生産され、糖度と硝酸の基準値を満たしたものだけが名乗れる野菜ブランドのこと。毎年土壌診断を行い、栄養バランスの整った良質な畑で生産された野菜は、甘くてエグみが少なく、ビタミンやミネラルが豊富です。

「『TOM-VEGE ながいも』は粘りが強いのでとろろにすればフワフワになります。生のままカットしてシャキシャキ感を、加熱してホクホク感を楽しんだりと調理法によって変わる食感の違いも魅力のひとつ。カレーやポテトサラダなど、じゃがいものように使うのもおすすめです」

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

【これも注目②】透けて見える!? 果肉全体に蜜が入った幻の「こみつ®りんご」

<こみつの会>「こみつ®りんご」

<こみつの会>こみつ®りんご(1個)青森県産  540円(税込) ※販売期間:〜12月下旬

もう1つの注目アイテムがこちらの「こみつ®りんご」。りんごの名産地としても有名な青森県の中でも幻のりんごと言われ、1985年に「こうとく」として品種登録された品種です。非常に蜜が多く、味も優れていますが、小玉ゆえに高値がつかず、ほとんどの生産者が栽培をやめてしまったのだそう。

しかし、そのおいしさを絶やしたくないという想いから生産者たちが<こみつの会>を結成し、「こみつ®」の生産を増やす取り組みを開始。「こうとく」の収穫のタイミングなどを検討し、厳しいチェックをクリアした果実だけが「こみつ®」として出荷されています。

「果肉全体に蜜が入った『こみつ®りんご』は薄切りにすると蜜の多さから光が透けてみえるほどです。樹上完熟させてから収穫しているため、香りも大きな魅力。輪切りにして食べると甘く芳醇な香りと果肉全体に入った蜜の味をより実感できます」

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

▼こちらのアイテムも店頭に>>40cmのもやし!? 驚きのビッグサイズ青森県「大鰐温泉もやし」に注目!

いかがでしたか? 大間まぐろのほかにも普段はなかなかお目にかかれない、青森県のちょっぴりリッチなブランド食材たち。ぜひ冬の食卓に加えてみてください。

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文:齋藤倫子

※天候などの諸事情により入荷のない場合、販売期間が変更になる場合がございます。

商品の取扱いについて

「青森県フェア」
開催期間: 2020年12月9日(水)~15日(火)※商品によっては延期して販売します
開催場所:伊勢丹新宿店地下1階フレッシュマーケット(野菜・果物、精肉、鮮魚など、生鮮品コーナー各所)

生鮮品は、諸事情により入荷がない場合や、イベント内容が変更となる場合がございます。そのほか、青森県のおいしいが集まった生鮮品はこちら>>

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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