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2026.07.03

あんぱんだけじゃない! リブランディングで進化する<木村屋總本店>の新定番

<木村屋總本店>商品イメージ

2026年4月4日(土)の「あんぱんの日」に、リブランディングを実施した<木村屋總本店>。明治2年(1869年)創業、パン文化の礎として知られるブランドでありながら、近年はSNSで話題の動物パンや、海外客に人気の「クリームメロン」など、新たな魅力も続々登場しています。

さらにレトロカルチャー人気の影響から、若い世代の間では、あんぱんのなかでも小倉(つぶあん)の、素朴で力強い味わいが改めて注目を集めているそう。

今回WEB FOODIE編集部は、<木村屋總本店>営業部の担当者にインタビューを決行。新たなテーマ「おもたせ文化」や、今も進化を続ける人気パンについてたっぷり伺いました!

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なぜ今? あんぱんのルーツ<木村屋總本店>がリブランディングに踏み切った理由とは

<木村屋總本店>商品イメージ

明治7年(1874年)の発売以来、酒種(さかだね)あんぱんで日本の食卓に寄り添い続けてきた<木村屋總本店>。なぜ今、この大規模なリブランディングへと舵を切ったのでしょうか?

その背景を伺っていくと、長年私たちが感じていた素朴な疑問の答え合わせとともに、これからの時代に向けた新しい戦略が見えてきました。

●誰かに教えたい! <木村屋總本店>と<銀座木村家>の謎

文明開化のイラスト

日本橋蛎殻町、中島座での正月興業の錦絵に描かれた、チンドン屋が木村屋のあんぱんを宣伝する様子。木村屋のあんぱんは、文明開化の7つ道具のひとつに数えられていました。

「<木村屋總本店>と<銀座木村家>って、何が違うの?」

ネットでも頻繁に検索されるこの疑問。その背景には、知る人ぞ知るグループの歴史がありました。

これまで、銀座の本店は<銀座木村家>、三越伊勢丹をはじめとする百貨店などへの展開は<木村屋總本店>と、2つのブランドに分かれて共存していました。

それが大きく動いたのが2年前。木村光伯(みつのり)氏が<銀座木村家>の7代目社長に就任したタイミングで、<木村屋總本店>の代表職も兼任することになりました。2029年に迎える創業160周年を前に、「お客さまにとっての分かりやすさを第一に」と、今回のブランド統合へと舵を切ったといいます。

<木村屋總本店>新旧ブランド統合イメージ

「本店、直営店、オンラインショップではそれぞれ違うロゴを使用していたこともあり、お客さまに別々の会社のように受け取られてしまうことがありました。そこで、ブランドとしての統一感を高めることを目指し、<木村屋總本店>へと一本化することにしたのです」

<木村屋總本店>リブランディング以前の<銀座木村家>外観と最新の<木村屋總本店>外観

<木村屋總本店>リブランディング以前の<銀座木村家>外観と最新の<木村屋總本店>外観

上から、リブランディング以前の<銀座木村家>外観と、最新の<木村屋總本店>外観。印象的な看板「木村家」は残りました。

のれんや包装資材、店舗の看板も新しいモダンなデザインへと順次統一が進んでいますが、銀座本店の正面に掲げられた大きなお馴染みの<銀座木村家>の看板だけは、歴史の生き証人であり伝統の象徴として、そのまま残されるそうなので、少しホッとしました。

看板の名前や表記にも、長い歩みが刻まれているのだと感じいります。

●パンを菓子折りのように。<木村屋總本店>が新たに掲げる「おもたせ文化」

<木村屋總本店>新しく登場したギフト用のパッケージと酒種 桜

今回のリブランディングで、<木村屋總本店>が掲げているテーマは「おもたせ文化」。大切な人を想いながら選び、その場で一緒に味わう時間までを含めた、日本らしい贈りものの形を提案しています。

「これまでパンは、自宅用の食事やおやつというイメージが強くありました。しかし酒種あんぱんには、箱を開けて一緒に楽しむ手土産のような魅力がある。そんな発想が今回のリブランドの出発点になっています」

その考えを象徴するように、ブランドカラーには銀座レンガ街を思わせるエレガントなレンガ色を採用。さらに2026年5月の銀座三越の催事では、パイ生地であんを包んだ「手毬あんパイ」も登場し、おもたせの新提案として注目を集めました。

<木村屋總本店>手毬あんパイ

<木村屋總本店>銀座三越で2026年5月に期間限定で販売された、パイ生地にあんを包んだ「手毬あんパイ」。現在は販売していません。

百貨店で愛され続ける<木村屋總本店>。手土産にも選ばれる魅力

<木村屋總本店>酒種 桜、酒種 桜5個

活気あふれる百貨店の食品フロアで、変わらない存在感を放つ<木村屋總本店>。

「銀座本店では上階の工場で焼き上げ、百貨店へは有明の工場からお届けしていますが、生地やあんのクオリティは同じものです」

三越伊勢丹で出合えるのは、150年以上親しまれてきた味わい。リブランディング以降は、ギフトとして指名買いする方も増えているそうです。

その理由としてまず挙がるのが、酒種あんぱんの日持ちの長さ。その秘密に迫ってみましょう!

●日持ちは約5日! ギフト用に頼れる<木村屋總本店>の酒種あんぱん

<木村屋總本店>酒種あんぱん5色

左から時計回りに、<木村屋總本店>酒種 白(1個)、酒種 うぐいす(1個)、酒種 けし(1個)、酒種 小倉(1個)、酒種 桜(1個) 各261円(税込) ※販売期間:通年

「パンは日持ちしにくいから、手土産には不向き」

そんなイメージを覆してくれるのが、<木村屋總本店>の酒種あんぱんです。驚いたのは、一般的なパンに比べて日持ちが長く、常温で約5日間もおいしさが続くこと! その秘密は、伝統の「酒種酵母」にありました。

文明開化の時代、創業者が和菓子の酒饅頭に使われていた酒種をパン作りに応用したことから始まった酒種あんぱん。米と麹、水から作られる酒種酵母には、生地の水分を保つ力があり、しっとりとした口当たりと芳醇な香りを長く楽しめます。

「常温で型崩れしない。持ち歩きやすい。分けやすい。手土産や差し入れ、お見舞いの品として選ばれるお客さまも多いです」

「木村屋のあんぱんなら外さない」。そんな安心感も、長く選ばれ続ける理由のひとつなのかもしれません。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 デリ エ ブーランジュリー(パン・洋惣菜)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 パン
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 パン・コーヒー

●人気の味を1箱に! <木村屋總本店>世代をつなぐロングセラー「酒種 五色」

<木村屋總本店>酒種 桜 5入

<木村屋總本店>酒種 五色 5入(1箱/酒種 桜、小倉、けし、うぐいす、白、各1個入り)1,630円、酒種 五色 10入(1箱/各2個入り) 2,985円、酒種 五色 15入(1箱/各3個入り) 4,340円、酒種 五色 20入(1箱/各4個入り) 5,640円(すべて税込) ※販売期間:通年、写真は「酒種 桜 5入」(1箱) 1,630円(税込) ※販売期間:通年、です

ブランドの顔である「桜」「小倉」「けし」「うぐいす」「白」の5つの味わいを一度に楽しめる「酒種 五色」は、おもたせにも人気の定番です。

なかでも目を引くのが、明治8年(1875年)の皇室献上を起源とする「酒種 桜」の美しさ! 八重桜の塩漬けを、一つひとつパンの中心に「へそ押し」していく工程は、150年以上経った今も続いています。

「酒種 五色」のほか、同じ味を5個セットで楽しめるシリーズもあり、贈る相手の好みに合わせて選べるのもうれしいポイント。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 デリ エ ブーランジュリー(パン・洋惣菜)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 パン
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 パン・コーヒー

●今だけの味わい<木村屋總本店>6月・7月は銀座本店と百貨店が連動! 季節あんぱん

<木村屋總本店>酒種 白桃、酒種 シャインマスカット

左から、<木村屋總本店>酒種 白桃(1個) 351円、酒種 シャインマスカット(1個) 371円(ともに税込) ※販売期間:酒種 白桃 2026年6月1日(月)~7月31日(金)、酒種 シャインマスカット 2026年7月1日(水)~9月30日(水)

2~3カ月ごとに旬の果実や素材を追いかけ、ファンを楽しませてくれる期間限定の季節あんぱん。これまでは銀座本店と百貨店で異なるフレーバーを展開していましたが、2026年6月からは、銀座本店と百貨店で同じ季節あんぱんが並ぶ機会も増えていく予定です。

6月は華やかな香りと甘みが楽しめる「酒種 白桃」が登場し、そのみずみずしい味わいが人気を集めています。そして7月には、「酒種 シャインマスカット」がプレミアムフレーバーとして登場。爽やかな香りが口いっぱいに広がります。

まさに今、この瞬間にしか出合えないおいしさをお見逃しなく!

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 デリ エ ブーランジュリー(パン・洋惣菜)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 パン
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 パン・コーヒー

●一つひとつが手作業。<木村屋總本店>の職人たちが支える酒種あんぱん

<木村屋總本店>あんぱんに手作業であんを包む様子

あんを包むのは職人の手仕事。丁寧かつスピーディーに作業が進む様子は正に職人技!

三越伊勢丹の店頭に毎朝、美しく並ぶお馴染みのパンたち。大量生産のイメージが強い工場製造ですが、百貨店向けのラインでは、今も職人による手作業が大切にされています。

「パン工場と聞くと機械製造をイメージされるかもしれませんが、三越伊勢丹にお届けしている酒種あんぱんのあんを包む工程などは、今でも職人たちが一つひとつ手作業で行っています」

さらに、味わいの要となる酒種は、気温や湿度によって毎日状態が変化する繊細な酵母。職人たちは24時間体制で温度を管理しながら、生地を仕込んでいるそうです。

何気なく口にしているあんぱんの裏側に、丁寧な手仕事が息づいていました。

あんぱんだけじゃない<木村屋總本店>。ロングセラー&話題のパン

<木村屋總本店>あんぱん、菓子パンのイメージ 

店頭に立つと、ついいつものあんぱんに手を伸ばしてしまうのですが、今回お話を聞いて、「それだけではもったいない!」と感じました。あんぱんで知られる<木村屋總本店>の店頭には、動物パンやフルーツパン、カレーパンなど、目を引く個性派パンも並んでいます。

ここからは、店頭で人気を集めるパンをいくつかご紹介します。

●<木村屋總本店>SNSでも話題! 成形はすべて職人の手技。動物パン&フルーツパン

<木村屋總本店>パンダさん、レモンクリームパン

左から、<木村屋總本店>パンダさん(1個) 462円、レモンクリームパン(1個)331円(ともに税込) ※販売期間:パンダさん 2026年3月1日(日)~8月31日(月)、レモンクリームパン 2026年6月1日(月)~7月31日(金)

2〜3カ月ごとに主役となるモチーフが変わり、直近で販売された「パンダさん」も、その愛らしさからSNSや著名人の間で大きな話題になりました。一つずつ微妙に表情が異なるので、どの子を連れて帰ろうかと悩む時間も楽しみのひとつです。

暑さが本格化する季節は、夏らしいフルーツモチーフへとバトンタッチ。甘酸っぱい「レモンクリームパン」や、ハートのフォルムが愛らしい「もものクリームパン」(2026年7月1日(水)~8月31日(月)販売予定)が店頭をパッと華やかに飾ります。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 デリ エ ブーランジュリー(パン・洋惣菜)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 パン
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 パン・コーヒー

●<木村屋總本店>海外ゲストがスマホを見せて指名買い「クリームメロン」

<木村屋總本店>クリームメロン

<木村屋總本店>クリームメロン(1個)353円(税込) ※販売期間:通年

あんぱんのイメージが強い<木村屋總本店>ですが、海外ゲストから特に人気を集めているのが「クリームメロン」。どういった理由があるのでしょうか。メロンパンというジャンル自体、海外では珍しいと聞きますが…?

「<木村屋總本店>の『クリームメロン』は特別に贅沢、というのが理由かと思います。ザクザクのビスキュイ(クッキー)生地の中には、本物のメロン果肉が入っていますし、とろけるようなメロンクリームも人気です」

それに加えて、イマドキな理由もあるそうです。

「日本文化を紹介する海外のトップユーチューバーやインフルエンサーの動画をきっかけに火がつき、『東京に来たら絶対にこれを食べる!』という方が多いようです」

店頭ではスマートフォンの画面をスタッフに見せて指名買い。海外ゲストの注目ぶりが伝わってきます。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 デリ エ ブーランジュリー(パン・洋惣菜)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 パン
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 パン・コーヒー

●<木村屋總本店>バリエーションにも理由あり! 個性豊かなカレーパンとシェフ監修の贅沢

<木村屋總本店>銀座こだわりカレーパン

<木村屋總本店>銀座こだわりカレーパン(1個)451円(税込) ※販売期間:通年

<木村屋總本店>であんぱんと並んで根強いファンを持つのが、カレーパン。店頭を覗くと、味わいや仕立ての異なるカレーパンが複数展開されていることに気が付きます。

スタンダードなタイプがおやつや日常の定番として親しまれる一方で、ひときわリッチな輝きを放っているのが、プレミアムな「銀座こだわりカレーパン」。

「<木村屋總本店>に洋食のイメージ?」と思われる方もいるかもしれませんが、銀座本店の3階には、古くから多くの文化人が通った伝統の洋食レストランがあるのです。そのレストランを率いるシェフが監修したのが、このカレーパンです。

じっくり時間をかけて煮込み、お肉の旨みがじっくり溶け込んだカレーには、特別に選ばれた牛肉、仔牛肉のエッセンスが凝縮されていて、味わいはまさに洋食専門店。スパイスの奥深いコクと、パン生地のほのかな甘みのコントラストがたまりません!

気軽に楽しめる日常のカレーパンから、大人の贅沢な朝食やワインのお供に選びたいシェフ監修の一品まで。その日の気分やシーンに合わせて食べ比べができるのも、<木村屋總本店>でパンを選ぶ醍醐味です。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 デリ エ ブーランジュリー(パン・洋惣菜)
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 パン
※取扱い:銀座三越 本館地下2階 パン・コーヒー

【まとめ】親から子へ、そして孫へ。受け継がれる<木村屋總本店>の味

<木村屋總本店>並んだ酒種あんぱん

あんぱんのルーツとして知られる存在でありながら、「おもたせ文化」という新しいテーマを掲げて、未来へと歩みを進める<木村屋總本店>。昔ながらのおいしさを守りながら、新しいパンにも挑戦し続ける姿に、世代を超えて選ばれ続けてきた理由を改めて実感しました。

今年の夏は、新しいレンガ色の箱にパンを詰め合わせて、大切な人へ届けてみませんか? いつものあんぱんも、誰かを思って選ぶと、また違ったおいしさに出合えるかもしれません。

取材協力/<木村屋總本店>

<木村屋總本店>東京工場の外観

1869(明治2)年に東京・新橋で創業した、日本のパン食文化のパイオニア。酒種酵母を用いた「酒種 桜」は、明治天皇に献上された歴史を持ち、今なお銀座の風景に欠かせない存在です。昔ながらの製法を大切にしながら、日本の食卓に笑顔と新しいおいしさを届けています。

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文:オフィスK2M

制作 STUDIO ALTA

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、勢丹新宿店 本館地下1階日本橋三越本店 本館地下1銀座三越 本館地下2階にてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

※オンラインストアでは商品によりギフト包装が出来ない場合がございます。詳しくは各商品ページの「ギフト包装」をご確認ください。

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