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2022.11.18

お正月におすすめのおしゃれな漆器5選。雑煮椀、重箱…。初心者向きに選び方も解説!

漆器のイメージ

「漆器(しっき)」とは、木や紙などに漆を塗り重ねて作る工芸品のこと。狭義では、漆を塗った食器のことを指します。漆を塗ったお皿やお椀は、憧れはあるものの高価なものが多く、お手入れも難しそうで、なかなか手を出しにくいですよね。とはいえ、お正月に活躍するだけでなく、普段使いもできて扱いやすいものがあれば、年末前に手に入れてみたい…!

そこで今回は、日本橋三越本店で食器を担当している坪内優斗さんに、初心者におすすめの漆器5品を教えてもらいました。日常に取り入れやすい汁椀やぐい呑みから、お正月やお花見などのイベントに大活躍するお重まで、幅広い漆器をご紹介します。

「ひと口に漆器といっても、形や素材、漆の塗り方など、さまざまな種類があります。今回は、使い勝手のよさと、多少値段は張っても長く使えて、経年変化も楽しめるようなものを中心に選びました」(坪内さん)

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初心者が抑えておきたい! 漆器の選び方3つのポイント

それではまずは、初心者が知っておくべき「漆器の選び方のポイント」から、坪内さんに教えてもらいましょう。

漆器の選び方のイメージ

【漆器選びのポイント① 形】汁椀やごはん茶椀など、日常でよく使うものから揃えて

初めての漆器は、汁椀やごはん茶椀など、日常で頻繁に使うものがよいでしょう。口当たりのよさも漆器の特徴のひとつなので、お酒が好きな方であれば酒器などもおすすめです。

【漆器選びのポイント② 素材】長く使える木製がおすすめ

漆器は、「器体(きたい)」と呼ばれる土台に漆を塗って仕上げます。器体には、木製のほかプラスチックなどの樹脂製もありますが、長く使える木製がおすすめです。木地を活かして修理ができるため、塗り直しなどの手入れをすればより長持ちします。木製(=天然木)は断熱性が高いため、熱いものは冷めにくく、冷たいものは冷たいまま楽しめるのが特徴。

木粉(もくふん)の成型品は合成樹脂に木粉を混ぜたもので、少し重さはありますが天然木よりリーズナブルです。

【漆器選びのポイント③ 色】黒と溜(ため)は使いやすさ抜群

<越前塗>5.5寸溜内朱 三段重

祝いごとはもちろん、日常使いもしやすいのは「黒」と「溜(ため)」の色。「溜」とは、朱色などの下塗りの上から透漆(すきうるし)を塗って、黒っぽい落ち着いた色味に仕上げたもの(上写真)。

使い込むほどに、漆器の「黒」は艶が増し、漆器の「溜」は透漆が透けて飴色に変化します。それぞれ味わいが育っていくのも、漆器ならではの楽しみといえます。

「上記の3つのポイント以外に、まずは何を入れたら映えそうかを思い描くと、使いみちのイメージが広がります。あれこれ想像しながら器を選んでいると、その時間までが楽しくなりますよ」(坪内さん)

確かに漆器というとどうしても和食のイメージがありますが、もっと自由に考えれば食卓への出番が増えそうです。それでは、坪内さんおすすめの漆器をみていきましょう!

【おすすめの漆器① 汁椀】金属製のカトラリーもOK! カジュアルに使える<輪島キリモト>

<輪島キリモト>干すじやま椀

<輪島キリモト>干すじやま椀 ねず(写真右)、ベンガラ(写真左)(各1個) 18,700円(税込) ※販売期間:通年

最初にご紹介するのは、<輪島キリモト>のケヤキの汁椀。輪島塗の本場で、デザイン、木地作りから漆塗りまでを一貫して手掛ける<輪島キリモト>は、現代の暮らしになじむデザインが幅広い世代から人気を集めています。

高台(脚)がなく、逆さまにすると山の形をしていることから「やま椀」と名付けられた汁椀は、一見小ぶりに見えますが400mlもの容量があり、小丼などにも使えて便利。

「独特のすじ模様は、<輪島キリモト>独自の『地塗千すじ技法』によるもの。通常漆器は、傷がついてしまうため金属製のカトラリーを使えませんが、地塗千すじ技法を施すことで表面硬度が高まり、金属製のスプーンやフォークも使えるんです! 味噌汁やスープ、ときにはどんぶりとして、毎日食卓に並べたくなるようなお椀です」(坪内さん)

<輪島キリモト>について、詳しくはこちら>>

<輪島キリモト>干すじやま椀の使用イメージ

※取扱い:日本橋三越本店 本館5階

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【おすすめの漆器② ぐい呑み】口広のデザインで、お酒以外にも使いみちいろいろ! <輪島キリモト>

<輪島キリモト>ぐい呑み・すぎ型

<輪島キリモト>右:ぐい呑み・すぎ型 本朱(写真右)、黒(写真左)(各1個) 13,200円(税込) ※販売期間:通年

続いても<輪島キリモト>から、お酒を嗜む「ぐい呑み」をご紹介。漆器のぐい呑みは口当たりがよく、素材が味に影響しにくいといわれ、お酒本来の味わいを楽しむことができます。口の広い形は、酒器としてはもちろん、デミタスカップやおつまみなどを入れる器としても重宝します。

「漆ならではのふっくらとした質感、奥行きのある表情は<輪島キリモト>独自の『本堅地(ほんかたじ)技法』によるもの。ケヤキの天然木に丁寧に塗りを重ねて仕上げているので、使い込むことで色が明るくなって艶も増していきます。“育てる”楽しみも、天然木の漆器ならではの魅力です」(坪内さん)

※取扱い:日本橋三越本店 本館5階

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続いては、お正月に活躍してくれる<越前塗>の3品をご紹介します。

【おすすめの漆器③ 雑煮椀】大振りでどんな料理とも相性抜群! <越前塗>

<越前塗>高仙才雑煮椀 溜内朱

<越前塗>高仙才雑煮椀 溜内朱(1個) 13,200円(税込) ※販売期間:通年

福井県鯖江市周辺で生産される「越前漆器」は、産地全体で、素地づくり、塗り、加飾などさまざまな工程を分業作業で行うため、高品質な器が安定して生産されるのが特徴です。

蓋つきの器は、古くから正月やお祝い事の席に欠かせない、お雑煮をいただくためのお椀。溜塗りが美しいシンプルなデザインは、日常使いにも適しています。

「深さがある大きめのサイズなので、お雑煮だけでなく、具沢山の汁物や煮物などを盛り付けるのもおすすめ。内側の朱赤と溜塗りのコントラストで、料理が映えること間違いなしです!」(坪内さん)

※取扱い:日本橋三越本店 本館5階

【おすすめの漆器④ 雑煮椀】リーズナブルでお手入れしやすい木粉の成型品<越前塗>

<越前塗>千羽鶴 雑煮椀

<越前塗>千羽鶴 雑煮椀 溜(写真右)、千羽鶴 雑煮椀 朱(写真左)(各1個) 5,390円(税込) ※販売期間:通年

続いても<越前塗>の雑煮椀から。こちらは木粉と樹脂の成型品のため、高級感はありながらもリーズナブル! 手に持つと木製よりは少し重く感じますが、いきなり高額な漆器に抵抗感がある方の入門アイテムとしておすすめです。

「蒔絵と箔を用いて華やかな鶴をデザインした雑煮椀は、ハレの日の食卓を彩るにふさわしいひと品。吉祥紋の中でも身近で親しみやすい『鶴』は、長寿の意味が込められた縁起のよい模様。お祝いの席に使用するほか、贈り物としても人気です!」(坪内さん)

※取扱い:日本橋三越本店 本館5階

【おすすめの漆器⑤ 重箱】シンプル&小ぶりで最初のお重にぴったり<越前塗>

<越前塗>5.5寸溜内朱三段重

<越前塗>5.5寸溜内朱三段重(1個) 40,700円(税込) ※販売期間:通年

最後は、お正月に欠かせない<越前塗>の重箱をピックアップ。天然木に落ち着きのある溜塗を施しており、内側の朱塗とのコントラストにも惹かれます。「重箱=お節料理やお正月」のイメージが強いですが、5.5寸と少し小ぶりなサイズで、用途に併せて段数を変えられるので、行楽のお弁当やホームパーティーなどさまざまなシーンで活躍してくれます。

「使い込むほどに外側の漆が透けて、飴色に変化する様子も楽しめる溜塗の重箱。何気ない普段の料理も格上げしてくれます。ほかの食器の柄や季節を気にすることなく使用できるので、初めてゲットするなら無地がおすすめです」(坪内さん)

※取扱い:日本橋三越本店 本館5階

どこか敷居の高さを感じてしまいがちな漆器ですが、暮らしに溶け込むシンプルなデザインも多く、日常的に使えそう! まだ使ったことのない方も、ぜひこの機会にゲットしてみてはいかがでしょうか。

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撮影:柿崎真子
文:白鳥紀久子

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 本館5階 和食器・漆器、三越伊勢丹オンラインストアにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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