Foodie(フーディー)は、三越伊勢丹グループが運営する食のメディアです。

2018.08.22

伊勢丹バイヤー激推し! いま食べるべき「ぶどう品種」7選

巨峰、マスカットオブアレキサンドリア、ルビーロマン

「ぶどう」とひとくちに言っても、最近では多数の品種を見かけるようになりました。現在、世界で栽培されている食用ぶどうは1万種以上。日本においても希少な品種を含めると約100種類、主に流通している品種でも50〜60種類に及ぶと言います。そんな流れから、まるでワインを選ぶように、ぶどうを「品種買い」する人も増えているようです。

選択肢が増えるのはうれしいものの、品種ごとの違いはどこにあるの? どう選べばいいの? と悩むことも……。そこで、ぶどうのトレンドから、選ぶ際のヒント、いま食べるべき注目品種までを、伊勢丹新宿店・フレッシュマーケット担当バイヤー、林真嗣さんに教えてもらいました。

トレンドは「大粒・高糖度・皮ごと・種無し」

最近の食用ぶどうのトレンドはずばり「大粒で、糖度が高い」こと。さらに「皮が薄くて皮ごと食べられる」、「種が無い」といった、食べやすさにも注目が集まっています。実はこれらの特徴を兼ね備えた品種が<シャインマスカット>。その名を耳にしたことある方も多いのではないでしょうか。

数多くのぶどうの中から好みの味わいを探すためには、これらのトレンドを踏まえつつ、黒ぶどう、白ぶどう、赤ぶどうの、「色別」で考えるとわかりやすい、と林さんは言います。

そこで、ここからは注目のぶどう品種を「色別」で解説。ぜひ、ぶどう選びのヒントにしてみてください。

黒ぶどう①【巨峰】真のぶどう好きが好む、黒ぶどうの原点

巨峰の房写真

※販売期間:5月上旬〜11月中旬

巨峰は、大粒で濃厚な味わいが特徴の高級ぶどう。1942(昭和17)年に誕生し、後述する<ピオーネ>や<ナガノパープル>の片親でもあり、日本人にとって、最も馴染みの深い品種のひとつです。種無しのものもありますが、多くは種ありで出荷されることが多いそう。

「ぶどうの多品種化、種無しぶどう隆盛のなかで存在感が薄れつつあるものの、美味しい<巨峰>は黒ぶどうの原点だと思っています。真のぶどう好きは、種ありで、独特なうまみのある品種を探します。ラーメン好きが最終的にはシンプルな中華そばに戻るように、<巨峰>はぶどう好きの戻る原点のように思います」

※取扱い:伊勢丹新宿店

黒ぶどう②【ピオーネ】大粒で味のバランスが絶妙な、黒ぶどうの優等生

ピオーネの2房の写真

※販売期間:5月下旬〜11月中旬

今、最も注目されている黒ぶどうが、この<ピオーネ>。

「なにより大粒になるのが特徴で、一般的にその粒は<巨峰>をしのぐ大きさです。味わいのバランスがよく、果肉もよくしまっていて、黒ぶどうの優等生といっても過言ではありません」

<巨峰>と<キャノンホールマスカット>を交配させて誕生し、1973(昭和48)年に品種登録。種あり、種無しがありますが、出荷数の多い、種無しのものは<ニューピオーネ>と呼ばれます。

※取扱い:伊勢丹新宿店

黒ぶどう③【ナガノパープル】濃厚で甘みが強く、皮ごと食べられる

ナガノパープルの房写真

※販売期間:6月中旬〜11月上旬

<巨峰>と<リザマート>という品種を交配させた長野県のオリジナル品種で、2004(平成16)年に品種登録された、比較的新しい黒ぶどう。

「皮が薄くてそのまま食べられるのが特徴。とにかく甘みが強く、子どもが好きな味わい。濃厚な味わいで深みが感じられます」

※取扱い:伊勢丹新宿店

白ぶどう①【シャインマスカット】甘みと香りが強い「ぶどうらしい」ぶどう

シャインマスカットの房写真

※販売期間:4月下旬〜1月下旬

皮が薄い上に圧倒的な甘みを持ち、ぶどうらしいマスカット香が強い「わかりやすい」品種です。2006(平成18)年に登録され、その優等生ぶりから確固たる地位を築き上げました。種なしでの出荷がほとんどであることから、爆発的に人気が出て、全国に広まったのだとか。

「現在は、日本全国の産地で栽培され、リレーのように時期がずれて店頭に並ぶため、2~4月頃以外の時期には入手できるようになりました。生産者も増え、栽培面積も増大している品種です。価格はリーズナブルなものから、贈答用の高額品まで幅広く、用途に合わせて選べるのも魅力です」

※取扱い:伊勢丹新宿店

白ぶどう②【マスカットオブアレキサンドリア】食べ飽きない香りとうまみを持つ、ぶどうの女王

マスカットオブアレキサンドリアの房写真

※販売期間:5月下旬〜10月上旬

主要産地は岡山県で、種ありで出荷されることが多い品種。北アフリカ原産で、別名「ぶどうの女王」とも呼ばれます。

「糖度だけでいうと、<シャインマスカット>のほうが甘く感じるかもしれませんが、<マスカットオブアレキサンドリア(通称 : アレキ)>は、香り高さと特有のうまみが特徴。食べ飽きることがありません。伊勢丹新宿店でも毎年楽しみにされているお客さまの多い品種のひとつで、個人的には一番好きな白ぶどうです」

※取扱い:伊勢丹新宿店

白ぶどう③【瀬戸ジャイアンツ】大粒でジューシーな果汁があふれ出す

瀬戸ジャイアンツの房写真

※販売期間:6月中旬〜11月上旬

その名の通り、粒が大きいのが特徴。果汁が多いだけでなく、ジューシーで糖度も高く、フレッシュさを強く感じるぶどうです。1989年(平成元)年に品種登録されました。桃太郎ぶどうとも呼ばれます。

「粒が大きい分、中からあふれ出す果汁を多く感じられ、糖度以上に甘さを感じることができます。球体が3つ重なったような粒の形状がポイントで、皮にはハリがありますが、薄いので皮ごと食べられます」

※取扱い:伊勢丹新宿店

赤ぶどう①【クインニーナ】青田買いならコレ! 贈答用にもぴったり

クインニーナの房写真

※販売期間:5月上旬〜7月上旬、9月上旬〜11月中旬

2011(平成23)年に品種登録された赤ぶどう。渋みが少なく、低酸度・高糖度で、甘みの強く主張される品種です。

「皮ごと食べても美味しいため、これからの知名度向上にも期待大。大玉で房もきれいなので、贈答用にもおすすめです。注目度では、ナンバー1のぶどうと言えるのではないでしょうか」

※取扱い:伊勢丹新宿店

赤ぶどう②【ルビーロマン】ルビー色に輝く、石川県生まれのプレミアムぶどう

ルビーロマンの房写真

※販売期間:8月上旬〜9月中旬

間違いなく、日本一高い値段のつく超高級ぶどう。石川県のオリジナル品種です。14年もの長い月日をかけて作り上げられたその特徴は、ルビーのような美しい色合いと、<巨峰>の2倍にもなるという大きな粒。果汁が豊富で甘みが強い味わいにも人気があります。

「栽培が非常に難しく、なかなか数を増やしにくいというのが難点。希少性が高いため、1粒1,000円や、1房20万円の価格で販売するようなものもあります。日本のプレミアムぶどうが、山梨県でも岡山県でもない、石川県で生まれたことも注目される理由のひとつかもしれません」

※取扱い:伊勢丹新宿店

普段何気なく食べているぶどうも、品種の特徴を知れば、選び方や味わい方も変わってくるはずです。特にさまざまな種類のぶどうが出揃う秋は、品種ウォッチングにも絶好のシーズン。贈り物にする際の参考にもぜひどうぞ!

文: 原口りう子

※記載の販売期間は2017年度のものです。天候等の事情により、前後することがございますので予めご了承ください。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 林真嗣
2005年より食品担当に。ワイン担当等を経て現在は伊勢丹新宿店の生鮮バイヤー。生産者の気持ちに寄り添いながら食材のおいしさを伝えるために日々奮闘中。プライベートでも自らキッチンに立つ料理好きの育メン。お酒を飲みながら仲間とワイワイ楽しむのが息抜きの時間。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

FOODIE 占い

人気のカテゴリー

閉じる