凍み大根

以前WEB FOODIEで紹介した長野県泰阜村(やすおかむら)には、都心では失われてしまった昔ながらの食文化が今も息づいています。豊かな自然の中でその土地の気候を生かして暮らす泰阜村の料理名人・宮島吉子さんに、冬の保存食の代表格・切り干し大根と凍み大根の作り方を教えてもらいました。シンプルな工程なのに、手作りすることでとても美味しくなる作り方は必見です。

【切り干し大根】の作り方。干すことでうまみが凝縮

切り干し大根

切って干すだけの切り干し大根は、どこでも誰でも簡単に作ることができます。材料も一般的な青首大根だけでOK。吉子さんも「漬物用の繊維の硬い大根でなければできます」と手近にあったもので作ってくれました。

<作り方>
① 好みのサイズに切る
驚くことに、切り方は自由です。皮は剥かず、用途や好みにあわせて好きな大きさや形に切っていきます。今回は短冊切り、半月切り、くし形切りにしました。繊維を切る方向や大きさによって味わいが変わるため人によってお気に入りの切り方があるようです。

切り干し大根の作り方

スーパーなどで売られている切り干し大根は細長く切られたものが多いですが、思い切って大きめに切ることで大根のうまみが凝縮され、煮たときによりジューシーな味わいを楽しむことができます。

② ざるに並べて干す切り干し大根の作り方
大根が重ならないように、ざるに並べて屋外に干します。日陰でも日向でも構いませんが、雨には当たらないよう注意してください。完全に乾燥し、カラカラになったら完成です(気候にもよりますが、泰阜村では初冬から正月にかけて10日〜15日程度干すそう)。

 

<食べ方>切り干し大根の煮付け
半日ほど水に浸し、戻してから使います。うまみが溶け出しているので、戻し汁は捨てずに調理に使いましょう。おすすめは、昆布と鰹でとった出汁で煮て、砂糖、醤油、みりんで調味する王道の煮付け。三杯酢で和えて酢の物にしたり、さらに干し柿やにんじんを加えてなますにしたりしても美味しいそうです。 

【凍み大根】の作り方。凍らせることで一層滋味が深くなる

凍み大根

凍み大根は、凍らせることで大根の水分を抜きます。中に細かな空洞ができ、煮物の煮汁などが染みやすくなることが特長。滋味も一層深くなり、大根の濃厚な味わいを感じられます。

泰阜村では氷点下の外気に何日もさらし、凍らせては解凍する工程を繰り返して作りますが、環境が異なる地方では冷凍庫を使って作ることもできます。

<作り方>凍み大根の作り方
① 切る・茹でる
大根を皮ごと1cmくらいの厚さに切り、半透明になるまで茹でます。

 

② ひもを通す
中心部に箸で穴を開け、ワラやビニールひもを通します。大根同士がくっつかないよう、大根を通す度に結び目を作りましょう。通したらこのまま軒下などに干して凍らせます。数日は干しっぱなしにして、何度も凍らせては溶かすことを繰り返すのがポイントです。

凍み大根の作り方 

冷凍庫を使った作り方

凍み大根の作り方

大根が凍らない気候の地域にお住まいの方も、冷凍庫を使えば凍み大根を作ることができます。切って茹でた大根を袋に入れ、凍らせては外に出して干しながら解凍するという工程を水分が抜けてカリカリになるまで5回ほど繰り返しましょう。

※干す時間は、季節や環境によって差があります。記事内で紹介している方法で完全に乾燥しない場合は、追加で干してください。編集部の検証では5回凍らせては干したのち、さらに3日干して完成しました。

 

<食べ方>凍み大根の食べ方
名人おすすめの調理方法は煮物。半日ほど水で戻した後、戻し汁と一緒にさつまあげ、ちくわ、ごぼうなどと煮るだけです。定番の味付けではありますが、大根の滋味が引き出され、出汁と混じり合うことで深いうまみを感じられます。

意外と簡単に作れそうな切り干し大根に凍み大根。お店で買ってくるのもいいけれど、自分で作れば一層愛着がわき、美味しく食べられそうです。食材の新たなポテンシャルの発見にもつながりそうな昔ながらの保存食作りは、一度始めたら結構はまってしまいそう。

 

協力
宮島康夫さん、宮島吉子さん

泰阜村の住民

奥さまの吉子さんは泰阜村生まれ、泰阜村育ち。ご主人の康夫さんは仕事の赴任先として泰阜村へ来て以来、40年余り村で暮らし続けています。秋はきのこ採りのほか、無農薬で育てた米の収穫や栗ひろい、胡桃の加工、炭焼きをしなければならないため、とても忙しいそう。

文: 大川祥子

写真:蔦野裕
取材協力:泰阜村・村づくり振興室
取材協力:SOTONOMO

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野菜って甘い! と感動する濃厚キャロットケーキ

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伊勢丹新宿店の<ローズベーカリー>はファッションフロアにある穴場カフェ。ここで食べるならキャロットケーキと決めています。スポンジに練りこまれた刻みにんじんは野菜とは思えない甘さ!
クルミ、シナモンの風味もしっかりしていて、バニラビーンズたっぷりのクリームチーズと相性抜群。買って帰って食べるならぜひ常温で。クリームがいい具合にやわらかくなって濃厚さが増します。

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館3階=ローズベーカリーにてお取扱いがございます。

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ほのかな甘さがいい。鈴懸の「栗きんとん」

鈴懸の栗きんとん
鈴懸の栗きんとん

<鈴懸>「栗きんとん」(1個)389円(税込)

口に入れた途端に広がる濃厚な栗の香り、ほのかな甘さは「栗そのもの」。<鈴懸>の「栗きんとん」の特徴は、まさにその「素材感」。材料は、加熱調理しても香りが濃く残るという兵庫県三田産の栗と、控えめに加えた砂糖。風味が濃厚なので、ワインやブランデーにもよく合います。グラス片手に味わってみては。

文: 山本千尋

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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味(和菓子)/鈴懸にてお取扱いがございます。

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リスの瞳にロックオン♡愛らしいくるみのクッキー

くるみのクッキー大箱「キラリ(ありがとうございました)」
くるみのクッキー大箱「キラリ(ありがとうございました)」

くるみのクッキー大箱「キラリ(ありがとうございました)」(1箱/12粒)1,296円(税込)

※写真2枚目:チョコくるみクッキー小箱「こうもり(ハロウィン)」(1箱/6粒)648円(税込)、2017年10月31日(火)まで販売。

この箱を贈られた瞬間、リスの瞳に心を奪われてしまいました……!こんなに愛らしい贈り物は初めて。「ありがとう」のメッセージには思わずほろり。箱を開けて見ると、真っ白い粉糖に包まれた丸いクッキーがお目見え。くるみがたっぷり入っていてさっくりとした心地良い食感に、また嬉しさが。今なら、期間限定のハロウィンパッケージも登場しているということで、今度は自分で買いにいこう、と心に決めました!

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している一部の商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/西光亭にてお取扱いがございます。また、<西光亭>の一部商品は伊勢丹オンラインストアでもお取扱いがございます。

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我が目を疑うインパクト!小布施堂の栗かのこケーキ

小布施堂の栗かのこケーキ ライオン
小布施堂の栗かのこケーキ ライオン

<小布施堂>栗かのこケーキ ライオン 1,296円(税込)

販売期間:2017年10月4日(水)〜2017年10月31日(火) ※写真のライオン像は2本使用しています。

これは……スフィンクス? いえ、正解はライオン。それも、日本橋三越本店の入口に鎮座している、あのライオンなんです! 一度目にしたら、忘れられなくなりそうな外箱を期間限定で採用したのは、栗好きなら知らない人はいない<小布施堂>。箱を開けると<小布施堂>を代表するお菓子「栗鹿ノ子」を丸ごと入れたパウンドケーキがお目見えします。三越オリジナルで、しかもインパクト大。話題性抜群の手土産をお探しの方は買いですよ!

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している商品は、日本橋三越本店本館地下1階=小布施堂にてお取扱いがございます。

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全栗好きが泣いた「朱雀モンブラン」!

小布施堂Shinjukuの朱雀モンブラン
小布施堂Shinjukuの朱雀モンブラン

<小布施堂Shinjuku>朱雀モンブラン(1個) 1,620円(税込)

※販売期間:2017年10月4日(水)~2018年3月ごろまで

「栗の化身」の異名を持つ究極の栗菓子<小布施堂>の「栗の点心 朱雀」をご存知ですか? 長野県の小布施堂本店のみでしか食せない幻の逸品ですが、そのエッセンスを踏襲し、「持ち帰れる『朱雀』」として作られたのが、この「朱雀モンブラン」です。たっぷり絞られているのは、マロンクリームではなく、栗あん。モンブランでもあり、和菓子でもある……その無二の味わいは、ぜひ食べて確認を!

文: 斉藤彰子

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※数に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、2017年10月4日(水)〜2018年3月ごろまで伊勢丹新宿店本館地下1階=小布施堂 Shinjyukuにてお取扱いがございます。 

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