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2015.08.13

読み物・コラム

in her pocket いつものあの味  第4回/ひうらさとるさん

許されるならば、ポケットに入れていつも持ち歩きたい、机や仕事場に常備しておきたい、そんな、いつものあの味を紹介するこのコラム。第4回目のゲストはドラマ化もされた人気作品『ホタルノヒカリ』などの著作で知られる漫画家・ひうらさとるさん。あの「干物女」を描いたのは、ビールが好きで社交的、「アハハハ」とおおらかに笑う美女でした。

好物は「油」! 九鬼の太白純正胡麻油を冷奴に

数年前、東京から兵庫県豊岡市の城崎へ、夫と娘と共に移り住んだひうらさん。
「温泉街の真ん中に娘が通う保育園があって、迎えに行った帰りに温泉に入るような日々です」。
うらやましいのはそれだけではありません。

「夏は白イカ、赤イカ、冬はカニとか、漁港がすぐ近くなのでお魚がおいしいですね。『竹泉』という日本酒も有名で、水がキレイだからお豆腐もおいしい」

in her pocket いつものあの味  第4回/ひうらさとるさん_2

そういうわけで、料理上手の旦那さんが作る晩酌のお供の定番は、冷奴。

「男の料理なので素材の味を活かしたシンプルなものが多くて、冷奴もそう。ごま油とか天カスとか、ちょっとくどいものをかけたりして、変化をつけて楽しんでいます。九鬼の太白純正胡麻油はあまり変な癖がなくて、お豆腐の味も損なわないし、サラダや天ぷらとか何にでも使えていいんですよね」

胡麻を煎らずに低温圧搾法でしぼったこちらのごま油。色や香りは軽めで、ごまのうまみが活きています。

「もともとごま油とかオリーブオイルとか、味がおいしい油が好きなんです。以前は白菜とお肉をしいたけの戻し汁で煮てごま油と塩で食べるピェンロー鍋にはまって、一冬ずっと食べ続けてました」

海から生まれた塩を追って、ゲランドの塩

in her pocket いつものあの味  第4回/ひうらさとるさん_3

シンプルな料理に合う調味料を探し求め、いろいろ試しているというひうらさん。次に挙げてくれたのは、塩でした。

「漫画『うらら』で瀬戸内の小豆島の塩田を取材したことがあるんですが、海水を干してつくる塩ってうまみがあってすごくおいしいなぁと感動しました。かける手間のわりにちょっとしかとれない貴重なものなんですよね。時には網に載せた仕上げの段階で台風がきて飛ばされたり、台風の直後って海が乱れてしばらくできなかったりもして」

今回選んだのは、「Fruits de Mer de GUERANDE(ゲランドの塩 海の果実)」フランスはブルターニュ半島、ゲランド産の塩。

「こういうしっとりしめった精製されていない塩が好きで、特にこれは苦味がなくておいしいんです。パッケージに塩田の絵がありますが、私も『うらら』でこういうシーンを描きました」

資生堂パーラーの白缶ビスケットも、ポイントは油と塩

3つめは、「花椿ビスケット 白缶」。花椿マークがあしらわれたビスケットは昭和初期から続くロングセラーです。

in her pocket いつものあの味  第4回/ひうらさとるさん_4

「おみやげで貰ったことがあって、かわいいし、おいしいし、誰にあげても喜ばれます。バターが強めで香りがよくて、けっこう塩っ気があるのもワタシ好み。食べた後も缶を使えるし(笑)」

「伊勢丹はすべてが一館で完結するのがいいですよね。東京にいる頃はよく行ってましたし、引っ越してからも時々行きます。常にマイナーチェンジされているので、飽きない。服とかワーッっと見ていっぱい買って、化粧品も見て、最後にデパ地下に行ってその日のごはんやお酒、おみやげも買って帰ります」

タブレットで漫画を描くアクティブな日常

現在連載中の『ホタルノヒカリSP』は紙にペンでなく、パソコン上にペンタブレットで描いているというひうらさん。旅先では小型のタブレット端末を使っているそう。

「5年ほど前、子どもを産んでから移行しました。トーンもデータで貼れるし、アシスタントとのやりとりも遠隔でできてすごく便利。壮大な雲海の前で描いていることもあれば、病院の待合室で描いていることもあります」

自分の価値基準に従って楽しく日々を過ごし、描いたキャラクターのうち雨宮蛍にもっとも似ていると言われるひうらさん。そのポケットには、こんな素敵なものたちがしのばせてあったのですね。

Profile

in her pocket いつものあの味  第4回/ひうらさとるさん

ひうらさとる

大阪府出身。1984年、18歳の時に「なかよし」(講談社)に掲載の『あなたと朝まで』でデビュー。代表作に『月下美人』『プレイガールK』『ホタルノヒカリ』『ヒゲの妊婦(43)』など。2007年に結婚、2009年に出産。2014年2月から2015年3月にかけてNHK「アジアで花咲け!なでしこたち」でレポーターを務め、カンボジア、イラン、タンザニアなどを訪れた。現在講談社「Kiss」にて『ホタルノヒカリSP』連載中

文: 小林沙友里

写真:飯塚明子

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=カフェ エ シュクレ/資生堂パーラー、シェフズセレクション(ごま油、塩)、にてお取扱いがございます。また、お電話注文(伊勢丹新宿店 電話03-3352-1111大代表)でもお買い求めいただけます。

※「Fruits de Mer de GUERANDE(ゲランドの塩 海の果実)」は、お一人さま1点までとなりますのでご了承ください。

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