伊勢丹の高級ジュース5選。果実をほおばったような美味しさ

お中元の季節、届いた贈り物のずっしりとした箱を開けた瞬間、「フルーツジュースか……」と、ちょっとがっかりした経験はありませんか。フルーツジュースは定番中の定番、夏に重宝する外さないお中元ギフトではありますが、せっかくなら特別感があって印象に残るものを贈りたいですよね。

そこでご紹介するのは、こだわりの高級フルーツジュース。一般的なジュースに比べてやや値が張りますが、食材へのこだわりや品質への安心感があるアイテムばかり。伊勢丹新宿店の高野亜優美さんにおすすめの5品を教えてもらいました。

信州産100％ストレート果汁のコクに舌鼓

＜アルプスジュース＞旬摘 信州りんご・旬摘 信州ぶどう コンコード・旬摘 信州もも

1品目は、ストレート果汁の、まさにもぎたてのフレッシュさが前面に感じられる＜アルプスジュース＞の3本。どれも信州産の果実が使用されているとのことですが、どんなお味なのでしょうか。

「一番人気なのが信州もも。甘みと香りに秀でている『川中島白桃』を使用し、まるで生桃のような香りが楽しめます。信州ぶどうは、ポリフェノールの多いコンコード種ぶどうならではの味わいとコク深さ。信州りんごは酸味が弱めの『ふじ』を使い、口に含むと蜜を凝縮したような独特の味わいがふわーっと広がります」

 

温州みかんの甘さをきわめたジュース

＜愛工房＞明浜産　みかんジュース　天果の恵み　金ラベル

2品目はその名の通り、太陽の恵みをいっぱいに感じられる「天果の恵み　金ラベル」。

「こちらは温州みかんの甘さがしっかりと感じられる特別なジュース。苦みがほとんどなく、酸味も抑えられています。箱を開けた時にオレンジ色と金色のラベルが目に飛び込んでくるのでインパクトがあり、年齢に関わらずどなたにも喜んでもらえる一品ですね」

使用しているのは愛媛県明浜産の温州みかん。太陽の光と海や石垣からの反射光、そして潮風を段々畑でいっぱいに受けるため、甘いみかんに育つのだそう。その中でも糖度が12度以上あるものだけを選別してジュースにしたのが「天果の恵み　金ラベル」。とっても贅沢なみかんジュースです。

 

懐かしいサイダーに鮮烈なゆずの香り

＜やまぼし島崎＞もてぎのおいしいゆずサイダー

「サイダー」という言葉の響きとレトロなラベルにどこか懐かしさを覚える1本は、大人な味わいのゆず風味。

「まず、飲んだ瞬間に炭酸のはじける感じと一緒に、ゆずの爽やかな香りが立ちます。甘みは控えめですがハチミツのようなコクがあり、まさに大人向け。ゆずは＜やまぼし島崎＞の地元の茂手木周辺で栽培されている『本ゆず』を使用。大玉で香りが高い品種で知られており、その果汁が4％入っています。バーベキューやキャンプの時、クーラーボックスの氷と一緒にこのサイダーが入っていたらうれしいですよね。40代～60代の女性にも人気の商品です」

 

ヤマブドウを絞って3年貯蔵

＜佐幸本店＞完熟　山のきぶどう

聞き慣れない「きぶどう」の名前。高野さんによれば、日本固有のヤマブドウのことなんだそう。粒が小さめで酸味がとても強いのが特徴です。岩手県久慈地域の山に自生していた山ぶどうを栽培し、完熟させたぶどうを絞って、真空低温で3年間貯蔵。ぶどうの渋み成分を沈殿させて、上澄みだけをボトルに詰めたストレート果汁です。

「＜佐幸本店＞は、1971年から45年間、このヤマブドウジュースを作り続けています。一口含むと甘みよりも強い酸味をまず感じますが、熟成したぶどうならではの雑味があり飲み飽きません。キリッと冷やして飲むのがおすすめです」

 

国産ベルガモットを使うスパークリング飲料

＜はるのTERRACE＞ベルガモットスパークリング

高知市春野町産の生姜をベースに、同じく春野町産のベルガモットを加え、炭酸を加えたスパークリングジュース。まるでお酒のようなラベルと瓶、そして色のグラデーションがお洒落な一品です。

「素材の持つ香りをストレートに感じることができ、甘さがくどくないので食事中に飲むのもおすすめです。また、炭酸ガスをゆっくりと充てんさせているので、泡立ちが細やかで、口当たりがまろやかに。よく冷やしたグラスに注ぐと、はじける炭酸とともに生姜とベルガモットの香りがたちのぼりますよ」

まるでもぎたての100％ストレートジュースから、炭酸を加えた爽やかな一品、長期間貯蔵したこだわりの1本など、ひと口に果汁入り飲料といってもさまざま。贈る相手の方の顔を思い浮かべながら、まずは選ぶ楽しみを味わってください。

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