Foodie(フーディー)は、三越伊勢丹グループが運営する食のメディアです。

2015.07.25

夏に食べたいエスニックレシピ。ハーブたっぷりのカレー&カオヤム

気分もカラダもすっきり爽快! ハーブたっぷり夏のネオ・エスニックレシピ_1

年々増す夏の暑さ。ジメジメとした湿気を爽快に払ってくれるのが、ハーブやスパイスが香るエスニック! ここ数年で人気が高まるタイ料理をベースに、目先の変わった進化系のレシピを、伊勢丹新宿店フレッシュマーケットの青果専属シェフ・鈴木理繪さんが提案します。

「料理心をくすぐる」レシピに定評があるシェフの2皿に加え、料理の仕上がりをワンランク上げるシェフ推薦の「調味料」にも注目です!

フレッシュハーブたっぷりの爽やかカレー

気分もカラダもすっきり爽快! ハーブたっぷり夏のネオ・エスニックレシピ_2

「新しい体験をしたい人におすすめ!」とシェフが紹介してくれたのは夏の定番「カレー」ですが、市販の「カレールー」を使わずに作るレシピ。「ササッと簡単にできるのに、本格的な味わい」になるんだとか。

味の決め手は、フレッシュハーブから作るペースト。ミントのスッとした香り、ナッツのほろ苦さ、パクチーの独特の風味が口の中に広がり、心地よい風がカラダを通り抜けるような食べ心地。

さらに、オクラのねっとり感、ゴーヤの苦味など夏野菜の個性も楽しめます。ミントだからといってスースーする感じはないのでご安心を。カレー好きにも新しい発見がありそうな一品です。

ペーストは多めにできるので、余った分は肉や魚のソテーにかけたり、唐揚げの下味に使ったりして、いつもの料理にエスニックのエッセンスをプラスしてみて。

ミント& パクチーカレー

材料(2人分)

  • フレッシュミント 1パック
  • パクチー 1パック
  • 牛乳 100ml
  • くるみ 30g
  • オリーブオイル (ペースト用)大さじ1 (炒め用)大さじ2
  • じゃがいも 4個
  • ズッキーニ 1/2本
  • ゴーヤ 1/3本
  • フルーツトマト 2個
  • オクラ 4本
  • クミンシード 大さじ1
  • カレーペースト 大さじ1~2
  • ターメリック 小さじ1/2
  • ガラムマサラ 小さじ1
  • 水 100ml

作り方

  1. 
ミントとパクチー、牛乳、くるみ、オリーブオイル大さじ1をミキサーにかけてペースト状にする。
  2. 野菜を食べやすいサイズにカットし、フライパンでじっくりソテーして一度取り出す。
  3. フライパンにオリーブオイル大さじ2とクミンシードを入れて火にかける。
野菜を戻し入れ、ターメリックを加えて混ぜる。カレーペーストと水、
1のペーストを大さじ6加えて炒め、ガラムマサラで味をととのえる。
気分もカラダもすっきり爽快! ハーブたっぷり夏のネオ・エスニックレシピ_3

<朝岡スパイス>カレーペースト(炒め玉葱ベース) 180g 1,286円(税込)/450g 1,944円(税込) ■シェフズセレクション

この調味料で、おいしくなる!

カレーペースト

市販のルーは「油脂」がメイン材料なのに対して、こちらは炒め玉ねぎが主役。「ルーに置き換えて使うだけで、とびきりのカレーのできあがりです! 夏にも食べやすいさっぱりとした仕上がりになりますよ」(鈴木シェフ)。

 

薬味野菜たっぷりの、新感覚混ぜごはん

気分もカラダもすっきり爽快! ハーブたっぷり夏のネオ・エスニックレシピ_4

「カオヤムというのは、タイの混ぜごはんのこと。現地では、こぶみかんの葉、レモングラス、もやし、いんげんなど、たっぷりの野菜とハーブ、スパイスを混ぜ、柑橘類を絞って食べます。今回はそんなタイのメニューを、夏はどこの家庭にもある和の薬味野菜に置き換えてみました」

仕上げにかけたのは、うにから作った魚醤「うに醤(ひしお)」にオリーブオイルを合わせたタレ。全体をよく混ぜていただく、変わりだねのごはんメニューです。

今回は使っていませんが、きゅうりやトマトなど冷蔵庫にある夏野菜を加えてボリュームアップしてもおいしい、とシェフ。ごはんは色合いがきれいで食感に変化のつく、雑穀ごはんがおすすめです。

和ハーブのカオヤム

材料(2人分)

  • みょうが 2本
  • 大葉 10枚
  • しょうが 1/2個
  • 浅葱または万能葱 1本
  • 穂紫蘇 4本
  • スプラウト 1⁄2パック
  • 白ごま 大さじ3
  • すだち 1個
  • 糸唐辛子 2つまみ
  • 雑穀ごはん 2膳分
  • うに醤 大さじ3
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 醤油 2滴

作り方

  1. みょうが、大葉、しょうがをせん切りにする。浅葱は小口に切り、穂紫蘇は枝からしごきとる。
  2. 器に雑穀ごはんを盛り、1の和ハーブとスプラウトを彩りよくのせる。白ごまをふりかけ、半分に切ったすだちと糸唐辛子を飾る。
  3. うに醤、オリーブオイル、醤油を混ぜ合わせたたれをかけ、よく混ぜていただく。

 

 

気分もカラダもすっきり爽快! ハーブたっぷり夏のネオ・エスニックレシピ_5

<魚勢>丸海うに醤(140g)1,188円(税込) ■フレッシュマーケット ※現在は販売いたしておりません。

この調味料で、おいしくなる!

うに醤

うにに塩を加えて発酵・熟成させた魚醤の一種。濃厚なコクとうまみで、料理に奥行きと満足感を出してくれる調味料です。「白いごはんにかけるだけでもおいしいですよ! おかずがなくても贅沢な気分が味わえます(笑)」。パスタを和えてレモンを絞っても、お酢を加えてドレッシングにしてもおいしい。

見た目にも鮮やかなネオ・エスニックメニューがあれば、食卓もにぎやかに! 「このメニューは何?」と、会話も盛り上がりそうです。エスニックをもっと楽しく、身近にしてくれる2品をぜひお試しください。

 

 

文: 佐々木智恵美

写真:Thinkstock/Getty Images(1枚目)、八田政玄(3枚目、5枚目)

※「FOODIE」2015年7月号掲載の再編集記事です。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケット、シェフズセレクションにてお取扱いがございます。
※天候などの事情により入荷がない場合がございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

FOODIE 占い

人気のカテゴリー

閉じる