インドのオイル「ギー」のイメージ画像

ココナッツオイルブームが記憶に新しい昨今。オリーブオイルやごま油など、料理に使われるオイルだけでもいろいろな種類があります。

そんななか、最近注目されているのが「ギー」。食塩不使用バターを加熱して作るもので、インドではごく一般的に料理やお菓子作りに利用されています。そして、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、ギーを「神聖なオイル」として扱うそう。

今回はアーユルヴェーダスクール「ジヴァ・ジャパン」の文分千恵さんに、ギーの作り方・楽しみ方を教えていただきました。

食塩不使用バターで作る自家製「ギー」

ギーを自家製するのに、特別なものは必要ありません。まずは、誰でも手に入れられる、以下のものを用意しましょう。

* 食塩不使用バター
* 厚手の小鍋
* 茶こし
* ペーパータオル
* 保存びん

材料の準備が整ったら、鍋に食塩不使用バターを入れ、弱火にかけてください。徐々にアクが出て、水分が蒸発する音が聞こえてくるので、音が小さくなってきたら火を止めます(音が完全になくなるまで加熱すると焦げる可能性が)。表面に浮いたアクを取り除き、ペーパータオルを敷いた茶こしで漉したらできあがり。

文分さんの説明によると、「バターを加熱して作ったギーは、スモークポイント(発煙する温度)が高いので、高温調理する料理にも向いている」とのこと。

「インドでは室温保存でも腐らないとされていますが、日本は高温多湿なので、私は冷蔵庫で保存しています。容器からギーをすくうときは、乾いた清潔なスプーンを使ってくださいね」

楽しみ方は多彩、オススメは野菜スープ

加熱しても風味が落ちにくく、酸化しにくいギーは、オイルとして炒めものに使ったり、ドレッシングとして蒸し野菜にかけたりと、多彩な楽しみ方が可能。文分さんは野菜スープのコク、香り出しに愛用しているそうです。

ギーを使った野菜スープの作り方

1. しょうがのみじん切り少々とコリアンダーパウダー小さじ1杯を、大さじ1杯のギーで炒める。

2. 好きな野菜を加え、さらに炒める。

3. 水2.5カップと塩少々を加え、30分ほど煮込む。仕上げにギーと黒こしょう少々で味をととのえる。

リラックスタイムにも「ギー」は活躍。文分さんは、小さじ1杯のギーを入れたホットミルクを毎晩寝る前に飲んで楽しんでいるようです。

手作りするのが面倒という方は、インド食材店などで市販もされています(原材料が牛乳であることを確認してください)。異国情緒を手軽に味わえる食材として、まずは一度チャレンジしてみては?

文: 西島恵

写真: Thinkstock / Getty Images

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