軽くてフルーティとは限らない! いま飲むべき『ボージョレ・ヌーヴォー』

今年も間もなく解禁されるボージョレ・ヌーヴォー。ワイン好きの多くが、早くも心を躍らせているはずです。

そもそも日本では1980年代のバブル時代に浸透したボージョレ・ヌーヴォー。

「もうすぐボージョレ・ヌーヴォーだね」と同僚や友人にいわれ「そうそう」と話を合わせた経験、ありませんか? 「それで、ボージョレ・ヌーヴォーって何?」ときかれたら言葉に詰まってしまう人、結構いるようです。

そこでソムリエの宮沢典芳さんに、今さら人に聞けないボージョレ・ヌーヴォーの基礎知識から毎年話題にのぼる2015年の出来、さらにおすすめアイテムまでを教えてもらいました。

そもそもボージョレ・ヌーヴォーって何?

「ボージョレ・ヌーヴォーはフランスのブルゴーニュ地方ボージョレ地区で生産されるワインの新酒のこと。ワインは通常、醸されてから一定の熟成期間を経て出荷されることが多いのですが、醸造後すぐにリリースされるその年のブドウでできたワインということです。白やロゼもありますが、ガメイというブドウ品種でつくられる赤ワインを指すのが一般的です」と宮沢さん。

さらに、醸造方法にも特徴があるようです。

「通常、赤ワインはブドウを破砕してから醸造しますが、破砕しないままタンクに入れて炭酸ガスの力を利用して醗酵させる『マセラシオン・カルボニック』という方法が用いられることが多く、フルーティでキャンディのような香りのあるフレッシュな味わいが特徴的です。11月第3木曜日の解禁日はフランス政府によって定められています」

『品質志向』の高まりにより人気が復活!

生産量の約半分が輸出され、世界各地で楽しまれるボージョレ・ヌーヴォー。日本は、最大の輸出国のひとつで、時差の関係で先進国の中ではもっとも早く味わうことができます。

「解禁日の0時に合わせて一斉に販売をスタートする様子が、テレビのニュースなどでも伝えられますよね。日本では1980年代のバブル時代に浸透したボージョレ・ヌーヴォー。当時は棚を指さして『右から左まで全部の商品をください』とおっしゃられるお客さまもいらしたほどです(笑)。現在は、試飲をしながらじっくりと吟味しお買い求めくださるお客さまが多いですね。マセラシオン・カルボニックを行わず、通常の赤ワインのようにボージョレ・ヌーヴォーをつくる新世代の生産者も増え、品質も向上し、味わいのバリエーションも豊かになっています。バブル崩壊後に低迷した人気が復活したのは、そんな型にはまらない生産者と成熟したワイン観を持つお客さまのおかげだと思います」

2015年はグレートヴィンテージ

毎年「何年に一度の良作」などと、その年の作柄が話題にのぼるボージョレ・ヌーヴォー。2015年はいったいどんな年だったのでしょう。

「今年は50年、いや100年に一度の非常にいい年といわれています。夏が暑く乾燥したことでブドウがしっかりと熟し、凝縮感のある味わいが期待されます。ボージョレ・ヌーヴォーはほかのワインと違い、輸入のルートがシンプルなので、品質がストレートに価格に反映されていると思って大丈夫です。カジュアルなものなら少し冷やしてゴクゴクと、やや高級感のあるものなら大きめのグラスでじっくり楽しむと、ボージョレ・ヌーヴォーの魅力をより深く感じていただけるはずです」

2015年という年の特徴がしっかり感じられる、濃厚な1本

<ジャン・カリヨン> ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー(750ml)3,240円(税込)

<ジャン・カリヨン> ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー(750ml)3,240円(税込)

「ボージョレの中でも選ばれた地域で生産されるボージョレ ヴィラージュ。ジャン・カリヨンは1870年代から続く歴史ある生産者で、樹齢が40~70年のガメイを遅摘みで収穫し、凝縮感のあるワインをつくります。栽培や醸造に使う化学物質の量をできるだけ抑えたナチュラルな味わいです」

 

宮沢さんが最も注目する、新進ドメーヌの1本

<ポテル・アヴィロン>  ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー(750ml)4,104円

<ポテル・アヴィロン>  ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー(750ml)4,104円

「ブルゴーニュの注目生産者、ニコラ・ポテルが、醸造学校の同窓生であるステファン・アヴィロンとタッグを組んで立ち上げたドメーヌ<ポテル・アヴィロン>のボージョレ・ヴィラージュ。コートドールの伝統的な醸造方法でつくられていて、『ボージョレ・ヌーヴォー=軽くてフルーティ』という概念を覆してくれる凝縮感、複雑さを持つワインです」

 

秋にボージョレ・ヌーヴォーを味わうことは、ふだん何気なく飲んでいるワインが「自然の営みの中で作られている」と気付く好機でも。お祭り気分で賑やかに、あるいは1本とじっくり向き合って、味わってみてはいかがでしょうか。

文: 佐々木ケイ

写真:thinkstock/Gettyimages(1枚目)
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※未成年の飲酒は、法律で禁止されています。

  • スタイリスト/宮沢典芳

    伊勢丹新宿店本館地下1階「グランド カーヴ」のソムリエ。年1回は、フランスのシャンパーニュ地方へ足を運ぶほど、泡が大好き! 毎日、シャンパーニュが飲めるような生活にあこがれつつ、日常ではビールやハイボールなどの泡も楽しんでいる。 趣味は、スタジアムでのサッカー観戦。ひいきのチームは、地元の柏レイソル。

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口に入れるとふわっ! 新感覚のフリーズドライのチーズ

ロックフォールチーズ&レーズンとロックフォールチーズ&クルミ
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(写真左から)ロックフォールチーズ&レーズン、ロックフォールチーズ&クルミ 各70g/各1,620円(税込)

ワインのつまみにいいものを発見! 山羊のミルクから作ったチーズは風味にクセがあり、正直、ちょっと苦手でした。でも、「ロックフォールチーズ&レーズン」と「ロックフォールチーズ&クルミ」を食べてびっくり。フリーズドライにすると臭みがマイルドになると知ったのです。独特のふわっとした食感を、レーズンとクルミとを交互に食べて楽しむのがおすすめです。日持ちの良さも嬉しいところ。グルメな人へのギフトにしたらきっと喜ばれますよ。

文: FOODIE編集部

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まさかデメルに!? おつまみ感覚で食べるサワースティック

デメルのサワースティック
デメルのサワースティック

<デメル>サワースティック(24本入り) 1,944円(税込)

<デメル>といえばザッハトルテ。……とショーケースを覗いていたら、シックなボックスを発見。なんと、甘くないクッキーとのこと。半信半疑で食べたら本当でした! ハマってしまったのは、エメンタールチーズがトッピングされたもの。これ、赤ワインのおつまみにぴったりなんです。ピンクペッパーやキャラウェイシードもクセになる味。甘党ではない方へのギフトにも重宝しています。

文: FOODIE編集部

写真:八田政玄
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板チョコみたいに分厚く切って食べたい! デンマークバター

デンマークバター
デンマークバター

<アンデルセン>デンマークバター(有塩・食塩不使用)250g 1,001円(税込)

アンデルセンで毎年6月にご紹介しているデンマークバターをご存知ですか? 乳酸菌を加えて発酵させたもので、口あたりがふわっとなめらか! 日本で一般的なバター(発酵させていないもの)とは違うかすかな酸味とコクは穀物パンとあわせるとなお引き立ちます。また、バターをスライスし、板チョコと合わせてパンに挟んで食べるのもおすすめ。贅沢だけどやめられない、お気に入りの食べ方です。
※数に限りがございます

文: FOODIE編集部

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記事で紹介している商品は、2017年6月1日(木)〜30日(金)までのデンマークフェア期間中、伊勢丹新宿店本館地下1=デリ エ ブーランジュリー/アンデルセンにてお取扱いがございます。

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ビリリと辛い「薬膳ラー油」をリピート買いしてます!

小笠原フルーツガーデンの薬膳島辣油
小笠原フルーツガーデンの薬膳島辣油

<小笠原フルーツガーデン>薬膳島辣油(115g) 940円(税込)

「具入りタイプ」が台頭してからブームが続いているラー油。種類が数ある中でも「これ!」と感動したのが「薬膳島辣油」。実は、伊勢丹スタイリストが自分用にもギフト用にも選ぶ隠れた一品なんです。
島トウガラシの辛み、ウコン、アロエ、クコの実といった小笠原産の原材料が独特のハーモニーを奏でて、クセになる味。舌にビリビリとした辛さ、個性的な風味は、一度口にしたら忘れられません。

文: FOODIE編集部

写真:八田政玄
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商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。

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鮎の魚くささが全然ない! 飲んでも美味しい出汁醤油

まるはらの鮎魚醤
まるはらの鮎魚醤

<まるはら>鮎魚醤(200ml) 1,404円(税込)

堂々と書かれた「鮎」の文字に惹かれて手に取った、<まるはら>の鮎魚醤。鮎と塩だけで作られていると知って驚きました。というのも、いわゆるエスニックの魚醤(ナンプラー)のようなパンチの利いた味ではなく、香りもあっさり。塩で下味を付けるよりもう少しコクを出したいときに使っています。お湯で薄めて飲んでみても、鮎のうまみが品良く香り立って美味しいんですよ。

文: FOODIE編集部

写真:佐坂和也
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