2024.02.13
ひな祭りを祝う定番の食べ物、意味とは? ちらし寿司、はまぐり、甘酒、桜餅、草餅、ケーキ…
お子さんの健やかな成長を願う桃の節句、3月3日のひな祭り(ひなまつり、雛祭り)。目にも華やかな料理やお菓子でお祝いしたい、年に一度のイベントです。
そこで今回、ちらし寿司や甘酒といったひな祭り定番の食べ物にどんな意味があるのか、日本橋三越本店の担当バイヤーが解説! ひな祭りを盛りあげる、日本橋三越本店でしか買えない限定のお祝い料理から、和菓子やケーキなどのお菓子までご紹介します。
目次
ひな祭りにちらし寿司を食べるのはなぜ?
「寿司」は「寿を司る」と書くことからおめでたい席で食されるようになり、なかでもちらし寿司は見た目が華やか。女の子の成長を願うひな祭りにピッタリということで、大正時代以降、食べられるようになったと言われています。
ちらし寿司の具材といえば、海老や蓮根など縁起の良い食材を使ったものが一般的ですが、バイヤーによると「最近では肉ちらしやお子さまが好きな具材を盛り込んだちらし寿司も人気」というから注目です!
【日本橋三越本店で買えるちらし寿司①】
具材を華やかに敷き詰めたちらし寿司。赤魚味噌祐庵焼やローストビーフ、野菜の煮物など、料亭ならではの上品な献立が楽しめます。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和惣菜
【日本橋三越本店で買えるちらし寿司②】
サイコロ状にカットした和牛をメインに、卵焼き、姫筍、きぬさや、赤かぶをちらした、彩り豊かな肉ちらし。酢飯には、お肉に合うバルサミコ酢を使っています。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和惣菜
はまぐりにはどんな意味がある?
ひな祭りをお祝いする時期に、ちょうど旬をむかえる二枚貝、はまぐり。一対の貝がらが、ぴったりと合うことから、ひとりの伴侶と末長く暮らせるようにという願いが込められています。
ひな祭りのお祝いの料理として器に盛りつけるときは、一対の貝がらそれぞれに、ひとつずつ身を載せることで仲の良い夫婦に見立て、幸せを祈ります。定番のはまぐり料理はお吸い物。ほかに炊き込みご飯、焼きもの、蒸し煮、黄身酢がけなどが人気です。
ひな祭りに甘酒を飲む意味とは?
日本では古くから長寿への願いと厄払いの意味を込めて白酒を飲む習慣がありますが、白酒はアルコール分を含むため、お子さまでも飲めるように甘酒を用意したと言われています。
実は甘酒には2種類あり、酒粕と砂糖を湯で溶かしてつくるアルコール成分を含むものと、米麹(糀)を使って砂糖不使用でも自然の甘みが楽しめるノンアルコールのものがあり、お子さま向けに甘酒を選ぶときは注意が必要です。
日本橋三越本店で買える甘酒には、ノンアルコール、砂糖不使用の甘酒があるので以下にご紹介しましょう。
【日本橋三越本店で買える甘酒①】
新潟市の沼垂で100年以上の歴史を持つ味噌蔵<峰村醸造>。味噌屋の糀は大豆(タンパク質)を分解する力が強く、タンパク質が分解されると旨み(アミノ酸)に変わります。酒造りの麹と味噌造の麹を独自の配合で飲みやすくしあげた、味わい深い甘酒です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 生鮮グローサリー
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【日本橋三越本店で買える甘酒②】
米糀のすっきりした自然の甘さと粒の質感を大切に仕上げた甘酒。冷やしても、温めても、常温でもお楽しみいただけます。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 生鮮グローサリー
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ひな祭りの定番、ひなあられにはどんな意味がある?
江戸時代に定着したひな祭りの文化ですが、当時はひな人形を外に連れ出して野山の風景を見せる「ひなの国見せ」という風習もあったのだそう。そのときのおやつとして、菱餅(ひしもち)を砕いて持ち出したことが、ひなあられの由来と言われています。
ひなあられの色も菱餅の色に由来しており、3色には「健やかな健康を祈る」という意味が。この3色にあやかり、ひな祭りに3色だんごを食べる習慣も残っています。
・ピンク…魔除け
・緑…健康
・白…清浄
※諸説あります
【日本橋三越本店で買えるひなあられ①】
もち米の本種を使用し、白・ピンクなどカラフルに色付けしたあられに大豆をミックスしました。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【日本橋三越本店で買えるひなあられ②】
胡麻、あおさ、いちごチョコなど、さまざまな風味のかりんとうをミックス。ひな祭り用の彩り豊かなかりんとうです。
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※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
ひな祭りに桜餅を食べるのはなぜ? 草餅を食べる習慣も?
かわいらしいピンクが春の訪れを感じさせる桜餅(桜もち)。諸説ありますが、菱餅よりも食べやすく、端午の節句に「柏餅」を食べる習慣に対して、ひな祭りに桜餅を食べるようになったなどと言われています。
また、桜餅ではなく草餅(草もち)を食べる習慣も。桃の節句はもともと中国の「上巳節」と呼ばれる行事からきています。古代中国では上巳節に母子草を練り込んだ草餅を食べていました。これが日本に伝わり、邪気を祓うとされている「よもぎ」を使うようになったと言われています。
【日本橋三越本店で買える桜餅①】
十勝産小豆をふんだんに使った餡が自慢の<十勝あんこのサザエ>。関西風の道明寺と関東風の薄皮桜餅の食べくらべも楽しめます。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【日本橋三越本店で買える桜餅②】
さらりとした口当たりのこし餡を道明寺風の生地で包みました。桜色の生地と口の中に広がる塩漬け桜葉の風味が、春の味わいを感じさせます。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
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ほかにもある!日本橋三越本店で買える「桜餅」はこちら>>
【日本橋三越本店で買える桜餅&草餅】
滋賀県近江八幡市に本店を持つ<たねや>から、2つの味が楽しめる詰め合わせ。さくら餅は、関西風の道明寺粉の生地に薄紅色に染めた白小豆餡を包み、大島桜の葉でくるんで八重桜の花びらを飾っています。草もちは粒餡を包んで焼き目をつけ、別添えのきな粉をかけていただきます。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【日本橋三越本店で買える草餅①】
埼玉・浦和に大正元年創業<菓匠花見>の草餅。上新粉とよもぎを使った厚めの生地は、コシがありながらも、さっくりとした歯切れよさ。粒あんは甘めでおだやかな風味。小ぶりのサイズなので2個、3個と食べてしまうおいしさです。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【日本橋三越本店で買える草餅②】
栗の郷・長野県小布施の栗菓子店<小布施堂>の栗あんを包んだ珍しい草餅。栗あんは濃厚でなめらかな口溶けで、しっかりとよもぎの風味が香るふわっとやわらかな餅生地とよく合います。きなこの香ばしさがアクセントとなり、一度は食べてほしい一品です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
そのほか、ひな祭りにちなんだ和菓子やケーキも!
和菓子から洋菓子まで、日本橋三越本店で買えるひな祭りにおすすめの和菓子とケーキをご紹介します。
【日本橋三越本店で買える、ひな祭りのお菓子①】
おひなさまの美しく艶やかな衣を、黄・緑・紅・白・紫の5色で表した羊羹「雛衣」。衣の色合わせの華麗さを競い楽しんだ、平安時代の貴族の女性に思いを馳せて。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
【日本橋三越本店で買える、ひな祭りのお菓子②】
小さなひな飾りのような、かわいい小箱に入ったお干菓子詰め合わせ。桜や橘、3色だんごなど、ひな祭りにちなんださまざまなお干菓子が楽しめます。
※<鶴屋吉信>の「吉」の正しい文字は「土」の下に「口」です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
三越伊勢丹オンラインストアで<京菓匠鶴屋吉信>の商品をみる>>
【日本橋三越本店で買える、ひな祭りのお菓子③】
長崎で出産祝いや初節句の贈り物として古くから愛される祝い菓子。ふんわりした丸カステラに、上品な甘みの砂糖細工でおめでたい桃をかたどっています。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
【日本橋三越本店で買える、ひな祭りのお菓子④】
おだいりさまとおひなさまの愛らしい姿に思わずニッコリ。苺や桃のムース、レアチーズ、モンブラン、小倉抹茶など、8つの味わいが楽しめる小さなケーキの詰め合せです。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 洋菓子
三越伊勢丹オンラインストアで<アンテノール>の商品をみる>>
いかがでしたか? さまざまな願いが込められたひな祭りの食べ物。気になったものがあれば、ぜひご家族みなさんで囲むお祝いの席に加えて、お楽しみください!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 地下1階 和惣菜/なだ万厨房、肉の壱丁田、あぶまた味噌、和菓子/王様堂本店、サザエ食品、たねや、菓匠花見、小布施堂、とらや、京菓匠鶴屋吉信、菓遊庵/岡部製菓、和楽互尊、茂木一〇香本家、洋菓子/アンテノール、三越伊勢丹オンラインストアにてお取扱いがございます。
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