2018.11.28
【FOODIEたちのお買いもの】<ピエール・エルメ・パリ>リシャール・ルデュさん
フード業界をリードするFOODIEたちが、それぞれにとっての「伊勢丹の魅力」を語る連載「FOODIEたちのお買いもの」。今回登場するのは、人気パティスリー<ピエール・エルメ・パリ>日本代表のリシャール・ルデュさんです。
<ピエール・エルメ・パリ>が誕生し、世界初となる第1号店を日本にオープンさせてから今年で20年。その少し前、今から22年前に「初めて伊勢丹に行きました」とリシャールさんは話してくれました。
「伊勢丹に集まる全国の食材や料理から、日本の文化を理解してきました」
「フランスには日本ほどデパートの文化がないですし、私が育った街には大きなデパートがなかったものでね。ずっと日本のデパートに行ってみたいと思っていましたが、こんなにお店が揃っているのかと、初めて行ったときは本当にびっくりしました」
今では店舗やスタッフの様子を確認するため、週に1回は足を運んでいると言います。そんなリシャールさんならではの伊勢丹の巡り方を聞いてみると、「いつも上の階まで行ってイベントをチェックしています。毎週のように全国からいろいろな食材や料理が展開されるので、そこから日本の文化を理解してきました。私たちとのコラボレーションもイベントからたくさん生まれたんですよ」
「日本酒と一緒にゆかりを味わうのが至福の時間なんです」
さらにリシャールさんは5階のフラワーオブロマンスや1階の催事スペースも楽しみにしている場所だそうで、「経営者として、毎回どのように展示されているのか興味がありますね。ほかに私が好きな場所は日本酒売り場の奥にある隠れたセラーやグランド カーヴのヴィンテージセラー。日本の文化って隠れ扉が好きじゃないですか。しかもリピーターにならないと見つけられない場所でね。探検するような感覚で買い物ができて楽しいです」
ここでもうお気づきかもしれませんが、リシャールさんは日本酒が大好き。家でのリラックスタイムに欠かせないものがあると言います。
「<坂角総本舖>のゆかりを日本酒のおともとして楽しんでいます。ゆかりは海外に住む知人たちへの日本土産にすることも。我が家の子どもたちは<御笠山>のどら焼きが好きなんだけどね(笑)。そうそう、私は子育て中の親として、もっとデパートに子どもの居場所を作ってもらいたいと思っているんです。親も一緒に楽しめるような。もちろん私たちも伊勢丹のパートナーとして、子どもたちがまた行きたいと思えるような店づくりをしていかなくてはと常に考えています」
日本酒を愛し、お子さまを愛するリシャールパパの子育て話、もっとお聞きしたいです!
PROFILE
リシャール・ルデュ
1972年、フランス・クレモンフェラン生まれ。1992年<ピエール・ガニェール>で料理人として働き、パティシエに転向。1995年ピエール・エルメ氏と出会い、1997年<ラデュレ>のシェフ・パティシエに就任。1998年に<ピエール・エルメ・パリ>の立ち上げに参加。以降、日本での統括シェフ・パティシエを経て日本代表を務める。2018年フランス農事功労章シュバリエを受章。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味、グランアルチザンにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング