2016.01.03
運だめしで盛り上がる!? 2016年のガレット・デ・ロワは、フェーヴにも注目!
フランスで古くから愛されている伝統菓子、「ガレット・デ・ロワ」。新年を祝って食べるお菓子で、もっとも一般的なものはアーモンドクリーム入りのパイの中に、フェーヴという小さな陶器のチャームが入っています。大勢で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は、その日1日「王様」や「王女様」になれる王冠をかぶり、1年の幸運を祝ってもらえます。
パイのおいしさもさることながら、趣向を凝らしたフェーヴのかわいさも気になるところ! 日本でも近年人気が高まって、フェーヴ蒐集家も増えているそうです。今回は、伊勢丹新宿店本館地下1階の洋菓子担当の倉友桐さんに、2016年注目のガレット・デ・ロワをフェーヴとともに、5つ紹介してもらいます。
スタンダードなスタイルの「ノワ・ドゥ・ブール」
焼菓子が人気の三越伊勢丹オリジナルブランド「ノワ・ドゥ・ブール」。フェーヴは全10種類で、家やかわいらしい建物などをかたどったフランスの伝統的なモチーフが採用されています。
ガレット・デ・ロワも、フェーヴと同じくフランスのスタンダードなタイプ。カリッとした食感のパイの中に、濃厚なアーモンドクリームがぎっしりつまっています。直径12cmと小ぶりなので、少人数での集まりにもぴったりです。
お米×柑橘の変わりダネ!「ピエール・エルメ・パリ」
人気パティスリー「ピエール・エルメ・パリ」のフェーヴは、「イスパハン」や「マカロン」など、同店の人気スイーツをかたどったもの。実物のスイーツと並べて、見比べるのも楽しそうですね。
こだわりのガレット・デ・ロワは、通常とは逆の生地をバターで囲んだ「逆折り込み式」の製法を採用。口に入れると溶けるような、繊細な口当たりが魅力です。定番のアーモンドクリームではなく、お米を牛乳で煮たものに、柑橘のコンフィチュールが散らしてあるのもポイント。バニラの甘い香りもふわりと漂います。
最新フェーヴに注目の「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」
スイーツ界をリードする「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」は、フェーヴも最先端! 今年は全5種類のタブレット(板チョコ)を再現。パリ本店より取り寄せているというから、こだわりがうかがえます。
ガレット・デ・ロワは、フランス産発酵バターをたっぷり使った、サクサクとした生地の食感が魅力。キャラメルとヘーゼルナッツで仕上げた、アーモンドクリームとのコンビネーションが抜群です。
パイに定評のある「ゼフィール」は生地のおいしさに注目
東京風月堂の、伊勢丹限定ブランド「ゼフィール」。フェーヴは全10種類で、ラブリーなベアがポイント。ハロウィンやクリスマスなど、季節のイベントをかたどったクラシカルなタイプだそうです。
アップルパイが人気の同店だけに、ガレット・デ・ロワの生地のおいしさも折り紙付き。324層からなるパイ生地は軽すぎず、重すぎず、なんともバランスよい仕上がりです。ヘーゼルナッツプードルが入ったアーモンドクリームは香りが立っていて、風味豊か。正統派の味が楽しめます。
「アンリ・シャルパンティエ」はサクサク、ホロホロ!
「アンリ・シャルパンティエ」のフェーヴは、幸運を表す、縁起物の象徴である「小槌」をモチーフにしています。
ガレット・デ・ロワのパイ生地は、バターで生地を囲んだ逆さ折り仕様。サクサク、ホロホロの食感がたまりません。強めに焼き色をつけた表面も美しく、食欲をそそります。パイの中には、アーモンドクリームとカスタードクリームを合わせたクレーム・フランジパーヌがたっぷり。ほんのりお酒が効いた、大人風味の一品です。
おもたせにも喜ばれそうなガレット・デ・ロワ。集まる人や場のイメージに合わせて、何回でも楽しみたくなりますね。幸運をつかんで、2016年もハッピーに過ごしましょう。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=カフェ エ シュクレ/ノワ・ドゥ・ブール、パティスリー・サダハル・アオキ・パリ、ゼフィール、アンリ・シャルパンティエ、プラ ド エピスリー/ピエール・エルメ・パリにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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