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2025.09.10

【伊勢丹新宿店】イタリア展2025 今回はシチリアの食を堪能! パスタ、パニーニ、ジェラート…

イタリア展2025トップ

毎年恒例の「イタリア展」が、2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月)の期間、伊勢丹新宿店本館6階 催物場で開催されます。今回のイタリア展は“シチリア”に注目! この記事では担当バイヤーにシチリアをテーマにした理由を聞くとともに、シチリアをよく知るシェフやシチリア好きに話を伺いながら、シチリアの食の魅力に迫ります!

イタリア展 2025

▼店頭

開催場所:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
開催期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月)※最終日午後6時終了
(エムアイカード会員さま 特別ご招待日:2025年9月23日(火・祝)※1日限り)

▼オンライン

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イタリア展2025のテーマは“シチリア”! その理由をバイヤーに聞いてみた

バイヤー提供シチリアイメージ写真

バイヤーが現地で撮影「シチリア・マッシモ劇場近辺のにぎわいの風景」

「出会ったシェフやメディア編集者…さまざまな方と話すなかで“シチリア”の話は特に盛り上がることが多く、イタリアの中でも特に愛されている街だと感じていた」というバイヤー。実際にシチリアに足を運ぶと「とにかくエネルギッシュ! そしてシチリアの市場や商店は他の地域よりも笑い声にあふれている印象でした」。

「多様な文化が混ざり合いながらもそれぞれがしっかり溶け合い、皆が幸せな人生を送ろうとしている優しささえ感じるシチリアの魅力を伝えたい!」という想いが2025年のイタリア展にたっぷりと詰め込まれているそう。

イタリア展会場で「シチリアの風」を感じるにはどのように楽しんだらよいか伺うと「頭を使わず、シンプルに会場の雰囲気を楽しんでみてください。会場にはその場で味わえるスペースもご用意しています。シチリア発祥とも言われるジェラートを数種類食べ比べるだけでもいい風を感じられるかも! イタリアが好きになる、そしてもっと人生が好きになる、そんなきっかけになるような愛にあふれたイタリア展です。ぜひお立ち寄りください」とのこと。

では早速、バイヤーがイタリア展2025で「ぜひ食べてほしい!」とおすすめする、選りすぐりのドルチェ(スイーツ)&フードを、シチリアを愛するシェフやスタッフの言葉とともにご紹介しましょう!

【イタリア展おすすめ①/イートイン】シチリアで130年以上愛されるパスティッチェリア<カフェ シチリア>

シチリア南部・ノートにある<カフェ シチリア>。現在は4代目のコラード・アッセンツァ氏が継ぎ、歴史的文化や自ら伝統保持に尽力している素材を軸に、現代のエッセンスも取り入れたお菓子を提案しています。

素材の味を生かしたお菓子の裏にある彼の人柄や仕事への誠実さ、そしてその情熱に魅了され、世界中からファンが訪れる名店。会期中はシチリアからコラード・アッセンツァ氏が来場し、会場で腕をふるいます!

<カフェ シチリア>ビアンコマンジャーレ

<カフェ シチリア>ビアンコマンジャーレ (1人前/日本製) 1,320円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※各日限定100点

シチリア菓子を知るなら、まずはコレ! 真っ白な“ビアンコマンジャーレ(白い食べ物)”。コラード氏が最も大切にしている素材のひとつ、自らも栽培している土着品種のロマーナ種アーモンドからつくる自家製アーモンドミルクを使用。優しい甘みと素朴な味わいで、砕いたローストアーモンドの香ばしさがアクセント。イートインのほかテイクアウトでも楽しめます。

<カフェ シチリア>アーモンドのズッパ

<カフェ シチリア>アーモンドのズッパ(1人前/日本製) 1,430円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※各日限定100点

シチリア・ノート産のアーモンドの“ズッパ(スープ)”。とろりとした食感に、自家製のシナモン香るはちみつの甘さがほんのり広がります。ぜひシェフの技を楽しみながら味わって。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

<カフェ シチリア>コラード・アッセンツァ氏に聞きました!

<カフェ シチリア>コラード氏

Q1. シチリアはどんな場所? その魅力とは?

シチリアは地中海の交差点。歴史の中でさまざまな民族がもたらした文化を受け入れ、自らの文化に昇華してきました。アラブ人の柑橘類、スペイン人のトマトやナス、そしてチョコレート。言葉の中にもアラビア語やフランス語、スペイン語の影響が残っています。小さな島でありながら、地域ごとに文化も光も歴史も違う。私を惹きつけるのは、その複雑さと重なり合う歴史です。

Q2. <カフェ シチリア>について教えてください

1892年に創業したバール兼パスティッチェリア、そしてジェラテリアです。現在は4代目と5代目がラボで働き、伝統を受け継ぎながら日々新しい挑戦をしています。毎日、世界5大陸からお客さまが訪れ、私たちの『おもてなし』と『シチリアの食文化』を体験してくださいます。私たちが大切にしているのは、常に革新を続けること。歴史的なクラシックを守りながらも、新しいアプローチを加えていく。各世代が少しずつ補い、完成させ、そして時には変化を加えながら進化させてきました。

私たちは島の優れた食材を最大限に活かし、同時にこの地では得られない世界の食材も取り入れる。そうして生まれるものこそ、<カフェ シチリア>の味わいです。

Q3. 私にとって「シチリア」とは?

私にとってシチリアは、まるで一つの大陸。物質的なものも、精神的なものも含んでいます。それは“家”であり、“愛情”であり、そして守るべき場所です。時代とともに進化し、世代ごとに形を変えながらも、アイデンティティや真実を求める人にとっての拠り所であり続けてほしい。平和と歴史が共に息づく場所として、未来へ残していきたいのです。

バイヤーとコラード氏の商談の様子

イタリア出張中のバイヤー(左)とコラード氏(右)の商談の様子

【イタリア展おすすめ②/イートイン】女性シェフが手掛ける、モダンな海鮮トラットリア<アヤモーラ>

イタリア料理界の新星と言われるティツィアーナ・フランコフォルテ⽒がシェフを務める、新鮮な海鮮にこだわったパレルモのトラットリアが登場します。

<アヤモーラ>甘海老とインゲンのスコッタート あさりマヨネーズとシラチャーソース

<アヤモーラ>甘海老とインゲンのスコッタート あさりマヨネーズとシラチャーソース(1人前/日本製) 2,750円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※各日限定30点

新鮮な魚介にこだわり、海老のおいしさを最大限に引き出すために外側を短時間で香ばしく焼きあげ、中はレアに仕上げたひと品。海の香りあふれるあさりマヨネーズとも相性抜群。

<アヤモーラ>鮟鱇と魚卵のサフランラグー テヌーテ コスタ社のリングイネ

<アヤモーラ>鮟鱇と魚卵のサフランラグー テヌーテ コスタ社のリングイネ(1人前/日本製) 2,860円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※各日限定50点

魚介は、骨も身も内蔵までも余すところなく使うのがティツィアーナ流。鮟鱇が丸ごと凝縮されたソースとサフランの香りにうっとり。パスタは現地で実際使用しているものを直輸入!

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

<アヤモーラ>ティツィアーナ・フランコフォルテ氏に聞きました!

<アヤモーラ>ティツィアーナ・フランコフォルテ

Q1.シチリアはどんな場所? その魅力とは?

シチリア島南部のラグーザ地方、特にシクリやモディカの地域がとても好きです。そこには手つかずの美しいビーチや、バロック様式の町並みがあるからです。

Q2. <アヤモーラ>について教えてください

私たちの生魚料理には、必ずフェンネルオイルや乾燥トマトの水など、シチリアならではの味わいを添えています。伝統的なシチリア料理をベースにしながら、現代的な工夫と創造性を加えた、日本人にもきっと喜んでもらえる味だと思います。

Q3. 私にとって「シチリア」とは?

シチリアは「アグロドルチェ(甘酸っぱい)」です!(美しさ、味、香りに心を打たれる島ですが、同時にインフラやサービスが整っていないために、困難さもある土地です笑)“アグロドルチェ”はシチリアの伝統的な料理にもよく使われる表現で、日本の方にも理解していただけると嬉しいです。

【イタリア展おすすめ③】シチリア愛にあふれた伝統菓子がずらり<シチリアーモ>

SICILIA(シチリア)+AMORE(アモーレ=愛)の造語の店名通り、シチリアに魅せられた植木シェフが手掛けるシチリア菓子店<シチリアーモ>。

<シチリアーモ>カンノーロ、パスタ・ディ・マンドルラ詰合せ

<シチリアーモ>カンノーロ リコッタクリーム (1個/日本製) 672円、 カンノーロ ピスタチオクリーム (1個/日本製) 735円、シチリア産アーモンドのパスタ・ディ・マンドルラ詰合せ (1箱/日本製) 2,160円(すべて税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※パスタ・ディ・マンドルラ詰合せは伊勢丹新宿店限定、各日限定30セット

イタリア展好きの方にはすっかりおなじみのシチリア伝統菓子「カンノーロ」は今年も健在! アーモンドの特産地らしいアーモンドプードルを焼きあげた郷土菓子「パスタ・ディ・マンドルラ」は詰合せも登場。食感や味わいの違いを食べ比べてみては。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

<シチリアーモ>植木崇文氏に聞きました!

<シチリアーモ>植木崇文氏

Q1. シチリアはどんな場所? その魅力とは?

豊かな自然と、その自然の恵みであるパワフルな食材の数々は、料理人としてとても羨ましく感じるほどでした。そしてその食材を生かし、またさまざまな食文化が融合して生まれ、根付いたシチリア料理の魅力はもちろんのこと、シチリアで暮らす人々のフレンドリーで温かい人柄にも魅了されました。

Q2. シチリアでお気に入りの料理やドルチェを教えてください

シチリアの大好きな料理やドルチェはいくつも思い浮かびますが、あえて一つずつ選ぶなら、料理では魚介のクスクス、ドルチェならカンノーロです。

カンノーロ用のリコッタチーズの出来立てのまだ温かい状態のものを現地で修業中に食べたことがあり、あまりの美味しさに感動したことをよく憶えています。

Q3. 私にとって「シチリア」とは?

修業先の「リストランテ・ドゥオーモ」での体験が全てと言っても過言ではないのですが、素晴らしい食材に溢れたシチリアで、厳しくも素晴らしいシェフのもと、仲間と共に1年間学ばせていただいたことすべてが、今の自分の料理やお菓子作りのベースとなっており、第2の故郷のように大切に思っております。

【イタリア展おすすめ④】会場で出来たてのジェラートを堪能!<クアットロパンキーネ>

乳化剤・安定剤不使用のからだに優しいジェラートを提案する、神奈川県・横浜市のジェラート専門店から、シチリア定番ドルチェをご紹介。

<クアットロパンキーネ>ブリオッシュコンジェラート

<クアットロパンキーネ>ブリオッシュコンジェラート (1個/日本製) 1,100円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※実演、各日限定20点

発酵バター香るブリオッシュにジェラートをサンド。お好みのフレーバーを2種類チョイスできるのもうれしいポイント。シチリア旅気分で味わって。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

<クアットロパンキーネ>磯部浩昭氏に聞きました!

<クアットロパンキーネ>磯部浩昭氏

Q1. シチリアはどんな場所? その魅力とは?

ブロンテのピスタッキオ、アーヴォラのマンドルラ(アーモンド)、オレンジなどの柑橘等など唯一無二の食材の宝庫という魅力があります。

Q2. シチリアでお気に入りの料理やドルチェを教えてください

「グラニータ シチリアーナ」特にカターニャなど東側では専門店もあり、バール、パスティッチェリアでも必ずと言っていいほどメニューにあります。作り方や構成はシンプルなのでシチリアならではの素材の良さがダイレクトに感じられます。もちろんブリオッシュと一緒に楽しむのも最高です!

パレルモのストリートフード「脾臓のパニーノ」。脾臓をラードで揚げ煮にしたものをパンにサンド。レモンをキュッと絞ったり、細切りにしたカチョカヴァロかけたり、リコッタをパンに塗ったりいろんなパターンあります。結構ヘビーですが、クセになる美味しさがたまらない!

Q3. 私にとって「シチリア」とは?

シチリアはジェラートの原点とも言える場所。シチリア生まれで現代ジェラートの礎を築いたフランチェスコ・プロコピオ・クートから脈々と受け継がれているpassione(情熱)を感じ、ジェラート職人としてさまざまな経験や出会いを通して成長させてくれた大切な場所です。私が5度出場したジェラートイベントSherbeth Festival(シャーベスフェスティバル) はこのフランチェスコの名を冠しており、その敬意を表しています。

私自身2018年にはブロンテ産のピスタッキオを使い特別賞もいただきました。自分が職人として基本に立ち返るためにこの先も何度も訪れることでしょう。

【イタリア展おすすめ⑤】イタリアマニアが現地で食べたパニーニの味を再現!<ピアッツァ イタリア好き>

イタリアのディープな情報を発信するフリーペーパー『イタリア好き』発行・編集長マッシモ松本氏がシチリアで食べて感動した味を再現してご紹介する<ピアッツァ イタリア好き>。気軽に味わえるストリートフードが揃っています。

<ピアッツァ イタリア好き>馬肉のパニーニ

<ピアッツァ イタリア好き>馬肉のカターニア風パニーニ (1人前/日本製) 1,681円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月)

シチリア東部のカターニアやシラクーサで、ストリートフードでもよく食べられている馬肉。脂も少なく、程よい肉感がたまらないクセもなく食べやすいパニーニです。シチリア流の馬肉の楽しみ方を体感してみて。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

<ピアッツァ イタリア好き>マッシモ松本氏に聞きました!

<ピアッツァ イタリア好き>マッシモ松本氏

Q1. シチリアはどんな場所? その魅力とは?

支配、被支配のもと、さまざまな文化が交錯したなかで、人々は生きてきた、エネルギーに満ちた、生きる力を感じるところです。人は生かされているのではなく、生きていると教えてくれます。

Q2. シチリアでお気に入りの料理やドルチェを教えてください

・メルカートで食べるフリットラ
・クスクス
・ビアンコマンジャーレ
・バーチ・ディ・パンテレッリア(パンテレッリア島でマンマが作ってくれたのが最高でした)
・フルッタ・マルトラーナ(田舎の菓子風な佇まいと味わいが何とも言えない)

Q3. 私にとって「シチリア」とは?

ふと、また訪れたくなる場所。

【イタリア展おすすめ⑥】シチリア・ブロンテ産のピスタチオをとことん味わうジェラート<ダ・ローマ>

<ダ・ローマ>ブロンテ産DOP生ピスタチオのジェラート

<ダ・ローマ>ブロンテ産DOP生ピスタチオのジェラート (1カップ/日本製) 1,320円(税込) ※販売期間:2025年9月23日(火・祝)~9月29日(月) ※各日限定200点

ピスタチオの産地として名高い、シチリアにある小さな村ブロンテの生ピスタチオを惜しげもなく使った華やかな香りのジェラート。ピスタチオ好きは真っ先にチェックを!

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

<ダ・ローマ>山田竜馬氏に聞きました!

<ダ・ローマ>山田氏

Q1. シチリアはどんな場所? その魅力とは?

一つの島の中でアラブやギリシャなど様々な文化や歴史を感じられ、それぞれにディープな世界があるところ。昔から交易の拠点になっていた事から食材の種類も豊富で、シチリアの人々から感じられる活気やエネルギーも魅力の一つだと感じます。

Q2. シチリアでお気に入りの料理やドルチェを教えてください

インサラータ エオリアーナ。エオリア諸島では定番の前菜の一つですが、塩漬けケッパーの生産者sapori eoliani(サポーリ・エリオアーニ)社の代表でもある、マウリツィアさんの手作りのインサラータ エオリアーナが大好きです。

Q3. 私にとって「シチリア」とは?

この仕事を始めるきっかけをくれた特別な場所です。

以上、シチリアの郷土料理やドルチェをシチリア好きの話とともにご紹介しましたが、本当のシチリアの魅力が分かるのは会場に足を運んでこそ! ぜひイタリア展の会場で「シチリアの風」を感じてみてくださいね!

【伊勢丹新宿店 催物のご案内】

「イタリア展 2025」

▼店頭

開催場所:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
開催期間:2025年9月23日(水・祝)~9月29日(月)※最終日午後6時終了
(エムアイカード会員さま 特別ご招待日:2025年9月23日(水・祝)※1日限り)

▼オンライン

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文:スタヂオ・ユニ

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館6階 催物場にてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

※オンラインストアでは商品によりギフト包装が出来ない場合がございます。詳しくは各商品ページの「ギフト包装」をご確認ください。

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