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2021.07.23

とうもろこしの選び方・保存方法を種類別にプロが解説! 食感・甘みの違いもリサーチしました

とうもろこしのイメージ

甘くてジューシーなとうもろこしは、夏の味覚の代表格。ひと口にとうもろこしといっても、さまざまな品種があり、味わいも個性豊かです。

全国の多種多様なとうもろこしの品種をそろえるのが、伊勢丹新宿店の生鮮食品コーナー「フレッシュマーケット」。朝採れにこだわった百貨店ならではの高級品種は、おいしさも鮮度も桁違い!

そんなハイクオリティなとうもろこし4種を青果担当の方に厳選していただきました。それぞれの違いについて、WEB FOODIE編集スタッフが実際に食べ比べをして、徹底レポートします。

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食べ比べをするまえに、まずはとうもろこしを選ぶときのポイントを教えてもらいましょう。

【選び方】おいしいとうもろこしのポイントは「粒」と「ひげ」の状態でわかる!

とうもろこしのイメージ

とうもろこしの種類は、色の違いで分類され、大きく3つに分けられます。

◆色で分類する、とうもろこし3つの種類

①粒がすべて黄色い「ゴールデンコーン(黄粒種)」

ゴールドラッシュ、プレミアム未来85、ピクニックコーンなど。特徴は粒が柔らかで甘みが強い。

②粒が白い「シルバーコーン(白粒種)」

ピュアホワイト、雪の妖精など。特徴は甘みが特に強い。

③粒が黄色と白が混じっている「バイカラーコーン」

ドルチェドリーム、甘々娘、恵味など。特徴は弾ける食感で甘みが強い。

とうもろこしは、収穫してから時間が経てば経つほど糖度が失われていきます。そのため、選ぶ際は鮮度を見極めることが何よりも大切です。

そこで、店頭で選ぶときのポイントと保存方法についても教えてもらいました。

【鮮度がよく甘いとうもろこしの選び方】

皮つきとうもろこしの場合

  • 皮の外側から見ても全体がふっくらしている
    (=みずみずしく、水分がたっぷり含まれている)
  • 皮の緑が鮮やか
  • ひげの先が茶色褐色でふさふさ
    (=粒がぎっしり詰まっていて、よく熟していて甘みが強い)
  • 軸が青く、切り口が乳白色で新鮮

皮なしとうもろこしの場合

  • 粒にへこみがない
  • 粒に隙間がなく、ぎっしり詰まっている
  • 皮つきと同様に軸が青く、切り口が乳白色で新鮮

【とうもろこしの保存方法】

冷蔵庫で保存する場合

とうもろこしは鮮度が落ちるのが早いため、買ったらすぐにゆでましょう。ゆでたとうもろこしを温かいうちにラップで包み、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。1週間ほど保存可能です。

冷凍庫で保存する場合

とうもろこしはゆでてから3cm程度の輪切り、または粒をこそげて保存袋へ入れ、冷凍庫へ。1か月ほど保存可能です。

それでは早速、食べ比べに入りましょう! 今回は、皮つきのまま電子レンジ(600W)で約5分間加熱する調理方法で統一し、食べ比べてみました。

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【ゴールドラッシュ】濃厚な味わいが楽しめる黄金色の宝石

皮つきの「朝採れとうもろこし」

蒸した「朝採れとうもろこし」

朝採れとうもろこし(品種:ゴールドラッシュ)(2Lサイズ/1本) 324〜432円(税込) ※販売期間:2021年8月上旬〜9月上旬

種類 ゴールデンコーン(黄粒種)
産地 北海道、茨城県など
色味 黄色
粒の食感 シャキシャキ
甘さ ★★★☆

寒暖差のある土地で、必要最低限の化学肥料を使って栽培されるゴールドラッシュ。その名前の通り、粒はすべて黄色い「イエロー種」で、実がぎっしり詰まっています。

伊勢丹新宿店で扱うゴールドラッシュは、北海道産のもの。船便ではなく空輸などの輸送手段を使って、朝4時に収穫したものがその日の午前中には店頭に並ぶようにされているのだとか。

 一口かじるとシャキッと小気味いい食感! 品のいい甘さが口いっぱいに広がります。とうもろこし自体の穀物の風味も濃く感じます。粒皮がやわらかくて実とのバランスがよく、食べやすいのも魅力。芯のまま一緒に炊飯してとうもろこしご飯にするのもおすすめです。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

【プレミアム未来85】生でも食べられる! 大粒でみずみずしいフルーツコーン

皮付きの「朝採れとうもろこし」

蒸した「朝採れとうもろこし」

朝採れとうもろこし(品種:プレミアム未来85)(1本) 324〜432円(税込) ※販売期間:2021年8月上旬~9月上旬

種類 ゴールデンコーン(黄粒種)
産地 北海道、長野県など
色味 黄色
粒の食感 やわらかい
甘さ ★★★☆

甘さと粒の柔らかさが魅力の「プレミアム未来85」。伊勢丹新宿店で扱っているのは、北海道産のもので、一口いただくと、なんともジューシーでみずみずしい食感! 「フルーツコーン」といわれるように果汁たっぷりで、野菜のような風味が強く、素材そのもののおいしさを楽しめます。

今回紹介する4種類の中でも、粒のやわらかさは圧倒的! ゆでたり蒸したりするのはもちろん、生でも食べられるほどです。ぜひ、試してみてください!

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

【雪の妖精】抜群の甘さを誇る、幻のスイートコーン

皮付きの「雪の妖精(ホワイトコーン)」

蒸した「雪の妖精(ホワイトコーン)」

雪の妖精(ホワイトコーン)(品種:雪の妖精)(2Lサイズ/1本) 280〜432円(税込) ※販売期間:2021年8月下旬〜9月上旬

種類 シルバーコーン(白粒種)
産地 北海道、千葉県、茨城県など
色味
粒の食感 シャッキリ
甘さ ★★★★

2002年に日本で生まれた粒が真っ白のとうもろこし「雪の妖精」。一般的なホワイトコーンより白く、さらに甘みが強く出るよう改良された品種です。その特徴を守るために、黄色いとうもろこしの花粉が飛んでこないよう隔離するなど、栽培にも大変な手間暇がかけられています。

一口食べると、う〜ん、確かにダントツで甘い! メロンと同じくらい糖度があるというのも納得です。みずみずしくて食感もよく、まるでフルーツを食べているような感覚…。生で食べるとよりフレッシュな甘さが楽しめます。サラダやスープにもおすすめです。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

【ドルチェドリーム】驚くべき甘さを備えたバイカラーのとうもろこし

皮付きの「北海道産『朝採れとうもろこし』」

蒸した「北海道産『朝採れとうもろこし』」

北海道産「朝採れとうもろこし」(品種:ドルチェドリーム)(2Lサイズ/1本) 324〜432円(税込) ※販売期間:2021年8月上旬~9月中旬

種類 バイカラーコーン
産地 北海道、山梨県、茨城県など
色味 白と黄のバイカラー
粒の食感 小粒で締まっている
甘さ ★★★☆

“甘くておいしいとうもろこしを作りたい”という想いから改良を重ねて生み出された、その名も「ドルチェドリーム」。白と黄のバイカラーが特徴です。北海道で日の出前に収穫され、空輸で店頭へ届けられるこちらのとうもろこしは、小粒ながらギュッと詰まった粒がひときわ目を引きます。

一口かじるとシャキッとジューシー! 果汁たっぷりで喉越しがよく、甘くフルーティな香りも幸せな気持ちにしてくれます。甘みと旨み、さらに香りの良さがそろった一本です。

※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階

いかがでしたか? とうもろこしに味の違いがあるのだろうか…と正直疑問でしたが、食べ比べてみると意外と違いがあってびっくり! とうもろこしは旬が短いので、今だけのおいしさを堪能してくださいね。

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撮影:菅井淳子
文:西島 恵

※天候など事情により入荷がない場合、また収穫状況により販売期間や価格が変更になる場合がございます。
※数に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。 

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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