2019.02.20
美食の本場・フランスが認めたビオブランド<BIOMOMO HASHIMOTO>に注目!
宝石のように艶やかないちごに爽やかな生姜が香るコンフィチュール。アーモンドの風味と抹茶の苦みが絶妙に調和するプラリネ。一口食べれば、素材の持つ力、独創的な組み合わせ、丁寧な仕事が生み出す無二の味わいの虜になる。今、美食の本場・フランスで愛されるスイーツブランド<BIOMOMO HASHIMOTO(ビオモモ ハシモト)>(以下、<ビオモモ>)が、2019年2月20日(水)いよいよ伊勢丹に初登場します!
その名に「HASHIMOTO」とあるように、ブランドを立ち上げたのはともにパティシエである橋本泰典さん・恵美子さんご夫妻。
2014年にフランスで誕生した<ビオモモ>は、日本人で初めてヨーロッパのBIO(有機)認可を取得し、2018年には「Le Monde de l’Epeicerie Fine (世界のエピスリーフィン コンクール パリ)」の「スイートスプレッドとはちみつ」部門でゴールドメダルを受賞、さらにアラン・デュカス氏を中心に設立されたガストロノミー団体「Collège Culinaire de France」に生産者として日本人で初めて加入が認められるなど、近年フランスの料理・製菓業界で、躍進著しいブランドとして注目される存在です。
<ビオモモ>の本拠地は、自然豊かな南仏ラングドック・ルション地方。ビオ農産物が集まる農協の一角にアトリエを構えています。生まれも育ちも日本というお二人が、なぜフランスの農業地帯で起業することになったのでしょうか?その知られざるストーリーとともに、フランスのフーディー達を魅了する<ビオモモ>の魅力を紐解いていきましょう。
南仏の大地に魅せられて
橋本さんたちは、神戸の<イデミ・スギノ>で修行後、2001年に渡仏。パリで本場のフランス菓子の仕事や食材について学び、いずれは日本で自分たちの店を開こうと思っていました。
しかしそこで出会ったフランスの人々に刺激を受けます。食の本場に生きる彼らは、自分の味覚をはっきり持ち、好き嫌いを遠慮なく語る。そんなフランスの人々と接するうち、「自分たちの生み出した味で、この人たちを驚かせてみたい」という気持ちが芽生えてきたそうです。そして休暇中に訪れた南仏で、運命が変わるのです。
突き抜ける青空と、照りつける太陽。渇いた空気の元で育つ野菜や果物は、宝石のように美しく、山を歩けばハーブの香りが漂う。パリとはまったく異なる、農業大国フランスの豊かな大地がそこにありました。「聖地を見つけた」と思い、すぐさまパリから移住を決めた橋本さんたち。そして南仏での暮らしは、さらなる運命の出会いをもたらしました。
ビオ農業のパイオニア・ニコラ氏との出会い
南仏で出会ったのは、現地のビオ農業をリードしてきた農業家・ニコラ氏。ビオの認知度が低かった約30年前からこの地でビオ農業をはじめ、地元農家を巻き込みながら、ビオ農協「Biogarden」を立ち上げたパイオニア的人物です。
ニコラ氏の作る農作物を食べた二人は衝撃を受けます。「本来の風味があり、指先の血管までいきわたるような生命のエネルギーと太陽の味がしました」と橋本さん。自然の力を蓄えた農作物には、こんなにも力がある。今まで自分たちは何を食べてきたのだろう、と考えさせられたそう。感激した橋本さんたちは「この味をそのまま瓶に詰め、世界中に伝えたい!」という、新しい夢を抱くようになったのです。
<ビオモモハシモト>の誕生
<ビオモモ>誕生のきっかけとなったのは、ニコラ氏がペルーで育てた生姜でした。日本の品種とは違い、繊維の多い生姜を「何か加工できないかな」とニコラ氏に相談されたのです。
そこで橋本さんたちがパティシエとして培った技術を駆使し作ったのが「生姜のコンフィ」(<ビオモモ>看板商品の一つ)。試食したニコラ氏は大絶賛!「こんなに美味しいものが作れる
なら、絶対に会社を立ち上げるべきだ!」。そう太鼓判を押し、なんと農協の一角にアトリエの場所を貸してくれました。
一時の在仏のつもりが、いつしか南仏の地に根を張り、自身のブランドを立ち上げることに。自分たちが良いと感じるものを追いかけてきたら、自然にたどり着いた結果でした。こうして<ビオモモハシモト>は、日本からはるか10,000km以上離れた南仏の農村で産声をあげたのです。
“自然に生きる”を表現する
食材の持つ本来の力に魅せられた橋本さんたちは、地元の生産者たちとネットワークを築き、材料を吟味して<ビオモモ>の製品へと加工しています。大切にしているのは「フランスの大地で日々感じている“自然に生きる”を表現する」こと。豊かな自然と大地の味が守られている南仏で、生産者と直に触れ合い、農作物の成長を間近で知る環境だからこそできるものづくりです。
使う素材はすべて有機栽培されたもので、着色料や安定剤は使用せず、素材の力を活かし体にやさしいことが第一です。その上で、食材の組み合わせや加工の工夫でユニークな商品を生み出しています。「生姜の佃煮」「抹茶のプラリネ」など、シンプルな要素の丁寧な掛け合わせによって作り出される多彩な表現な品々が、いつしかフランスのフーディーたちを夢中にさせるようになったのは、前述の通りです。
「日本の生け花の世界で“真、副え、控え”の3つで無限が表現できるように、シンプルこそ、人の心に響き記憶に残る」と考えている橋本さんたち。日本が育んだ感性をルーツに、南仏に根を張り花開いた<ビオモモハシモト>。フランスの地で人々を魅了するその商品は、どんな味わいなのか? いよいよ伊勢丹で、その味に出会えます。
橋本さんに、今回販売する商品と、そのおすすめの食べ方を教えていただきました!
<ビオモモハシモト>を味わう アレンジレシピ
朝食に! 抹茶のプラリネ×クロワッサン
アーモンドをキビ砂糖でキャラメリゼしてペースト状にし、抹茶を加えたプラリネ。日本の上質な抹茶を使用しており、香ばしいほろ苦さとやさしい甘みが絶妙にマッチします。
朝食におすすめなのが、焼きたてのクロワッサンに切れ目を入れて抹茶のプラリネを塗り、フランボワーズを挟む食べ方。抹茶の風味と甘酸っぱいフランボワーズが好相性。シンプルなのにとても贅沢な気分になれる朝食です。
※取扱い:伊勢丹新宿店
オードブルに! 生姜の佃煮×ミニトマト&クリームチーズ
生姜をキャラメリゼし、カリッとした食感に仕上げた佃煮。ゴマの風味もアクセントになっています。甘辛くて濃厚な味わいは、魚や肉料理のトッピングにもぴったり。
おすすめは、ミニトマトの種をくり抜いてクリームチーズを詰め、生姜の佃煮をトッピングしたオードブル。不思議な組み合わせですが、食べてみるとびっくり! 佃煮の甘辛さとクリームチーズのまろやかさ、トマトの酸味とみずみずしさが見事に調和します。シンプルながら考え抜かれたバランスに奥深さを感じるレシピです。
※取扱い:伊勢丹新宿店
デザートに! いちごとしょうがのコンフィチュール×フロマージュブラン
地元の若い夫婦が苦労して育てたいちごを、手間暇かけてコンフィチュールにしました。間接的に火を入れる方法で約1週間も(!)かけて徐々に味を凝縮したという逸品です。中にはゴロゴロと大きないちごの粒が丸ごと形を残したまま入っています。一瓶あたりなんと約650gものいちごが使われているのだとか。生姜がほのかに香り、さわやかで甘すぎない味わいです。
おすすめは、シンプルにプロマージュブランに添えたデザート。果実本来の濃厚な味わいを、フロマージュブランのまろやかな酸味が引き立てます。
※取扱い:伊勢丹新宿店
<ビオモモ>の商品は手間暇かけて加工したものでありながら、素材本来の美味しさや生命力をしっかり感じることができます。口にするたびに、大地の力や自然への敬意を感じ、ちょっぴり心が豊かになるような<ビオモモハシモト>の世界。一度ぜひ味わってみてください。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿本店、本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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