2016.09.29
【伊勢丹】知らなかった! 進化系の梅酒6選。日本酒で仕込むのは当たり前だった
梅酒といえば、ホワイトリカーをベースに、氷砂糖と梅を漬けたものが一般的。しかし近年、ベースを日本酒にしたり、使用する砂糖を和三盆糖に変えたりといった、これまでのイメージをくつがえす進化系梅酒が登場しているようなんです。
梅酒の奥深さが分かる! 進化系梅酒の魅力
「梅酒といえば、デザートのように甘みの強いお酒をイメージする人も多いのではないでしょうか。でも最近は、食事に合わせやすい日本酒や焼酎をベースに漬けた、ドライで酸味がある梅酒が注目を集めていますね」
そう話すのは、伊勢丹新宿店の和洋酒担当で日本酒に詳しい小林和恵さん。なんでも進化系梅酒の魅力は、一般的な梅酒では見つけられなかった、「新しい美味しさ」の発見にあるんだそう。
「ベースのお酒が変われば、味わいはもちろんのこと、抽出される梅エキスの濃さも変わります。梅の香り、飲みごたえなどいろいろな観点でぜひお楽しみください」
今飲むべき! 進化系梅酒6選
小林さんにいま注目の進化系梅酒、6種を教えてもらいました。さっそくチェックしていきましょう!
純米生もとで際立つトロトロ、濃厚な味わい
①<大七酒造>大七 生もと梅酒
日本酒の伝統的な製法である「生もと造り」の純米酒の原酒に、南高梅を漬けた梅酒。乳酸の力で生まれる濃厚なうまみが梅の美味しさをさらに引き出します。
「一般的な梅酒に比べ、濃厚でとろみがあり、香り高くフルーティな味わいです。ロックで飲むときは、氷の代わりに冷凍庫で冷やしたアイスキューブやビー玉などを入れると、薄まることなく本来の濃厚な味わいを楽しめます。また、お湯で割ると、芳醇な香りをたっぷり堪能できますよ」
食事にも合わせやすい! 日本酒ベースのドライな味わい
②<中島醸造>小左衛門 純米梅酒
<中島醸造>が、梅の相性のよさを厳選した純米酒で造り上げたお酒。太陽をたっぷり浴びることで赤く色づいた梅のみを使用しています。
「今回のラインアップの中ではもっとも酸味が強く、スッキリとした味わいです。甘さ控えめなので、食中酒としてもおすすめ。白身魚のようなさっぱりとした食事と相性がよいですよ」
米焼酎で梅の風味がとにかく濃い! 米焼酎ベースの梅酒
③<八海山>八海山の焼酎で仕込んだ梅酒 にごり
日本酒「八海山」の醸造技術を取り入れて造られた本格米焼酎「よろしく千萬あるべし」の原酒をベースにした梅酒。
「漬け込んだ梅をペースト状にして加えているため、梅の風味がたっぷりと味わえます。濃厚な梅の味わいは、ストレートかロックで楽しんでください。食後酒として、ナッツなどをおつまみに合わせてみてください」
梅酒の甘さが苦手な方も! 和三盆糖のすっきりとした上品な甘み
④<玄海酒造>和三盆糖の梅酒
ドライな麦焼酎「壱岐」をベースとした梅酒で、和三盆糖ならではの上品な甘みが魅力。
「さっぱりした味わいで、後味にほんのり梅の酸味やフルーティさが感じられます。こちらも甘さが控えめなので、食中酒として活躍します。ストレートやロック、水割りなど、どんな飲み方でも楽しめますよ」
ホップのアロマ香る、ビール由来のスピリッツ
⑤<木内酒造>木内梅酒
世界的評価の高いクラフトビール、常陸野ネストビールを生産する<木内酒造>が手がけた梅酒。常陸野ネストビール「ホワイトエール」を蒸留した特殊なスピリッツに梅を漬けています。
「甘さと酸味のバランスがよく、後味はさっぱりした食中酒です。ビールを蒸留したスピリッツをベースにしているだけあって、ホップのアロマが感じられ、華やかな印象があります。ソーダ割りにして、ぜひ香りを楽しんで」
梅の酸味とりんごの甘みが絶妙に調和
⑥<大信州酒造>みぞれりんごの梅酒
長野県産りんご「サンふじ」をすりおろしたストレートジュースを、梅酒とブレンド。
「梅酒にりんご? と驚くかもしれませんが、梅の酸味とりんごの甘みが絶妙に調和しています。アルコール度数は8%。大信州の梅酒 吟醸仕込みがベースになっているのですが、アルコール感が少なくお酒が苦手な方にもおすすめしたい商品です」
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日本酒、焼酎、ビールを蒸留したスピリッツ……。ひと口に梅酒といっても、素材によって味わいはさまざま。ベースごとの味わいの特徴を知れば、「焼酎で漬けたものより、日本酒ベースのほうが好き!」など、自分に合った梅酒を見つけられるはずです。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/和酒にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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