2015.03.09
選び方、ご存知ですか? プロが教えるオリーブオイル「テイスティング」
日本のキッチンにも、一般的な調味油としてなじんできたオリーブオイル。でも、その香味の違いを意識して選んでいますか?
自分好みのオリーブオイルを探してみよう
一口にエクストラバージンオリーブオイルといっても、産地や品種、搾り方で、ワインのように個性がさまざまです。伊勢丹新宿店にて、20種類以上のオリーブオイルをテイスティングして選べる『オリオテーカ』さんで、スタイリストの鈴木楽生さんに、その手順を伺いました。
オリーブオイルの正式なテイスティング手順
- カップにオリーブオイルを注ぎます。深さ5mm程度の量でOK。オリーブオイルの色による先入観をなくすため、色付きのカップを使う場合もあります。
※本格的なテイスティングでは専用のガラスカップを使用します。手軽な透明のプラスチックカップ(図のように手のなかにすっぽり入るサイズが望ましい)もオススメです。
- カップの底を持ち、もう片方の手でカップを上からぴったりふさぎます。ふさぐ前にオリーブオイルの香りを確認して、あとで違いがわかるようしておくとよいでしょう。カップを両手で包み込むようにして、ゆっくり回し、オリーブオイルをあたためます。オリーブオイルは軽くあたたまったときに、もっとも香ります。
- 鼻の近くで、そっと手のふたを開けて、香りを嗅ぎます。ふわっと特徴的な香りがまず立ち上ります。
- オリーブオイルを口に含み、まずは舌の上にのせたままで、口を薄く開けて、歯の隙間から空気を「すっ」と吸い込みます。鼻孔一杯に、オリーブオイルの香りが広がります。
- 喉の奥に流し込みます。このときの喉越し、そして少し経ってから追って感じられる、辛み(ポリフェノール)まで、オリーブオイルの香りと味わいを感じとります。
おいしいと思う味はオリーブオイルそれぞれ。選ぶのが難しければ、お店の方に特徴的なものを数種類、オススメしてもらうといいでしょう。さあ、ハーブのような、それともバターのような。個性あるオリーブオイルたちから、あなたのキッチンに連れて帰る一本を選びましょう!
バイヤー・スタイリスト / 鈴木楽生
シェフズセレクション<オリオテーカ>スタイリスト。
AISO JAPAN認定オリーブオイルソムリエ。おいしいものを求めて、世界中を飛び回ることが生きがい。
AISO JAPAN認定オリーブオイルソムリエ。おいしいものを求めて、世界中を飛び回ることが生きがい。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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