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2015.12.15

かぼちゃを冬至に食べる理由と楽しみ方とは? 煮物レシピのリンクあり

かぼちゃの煮物のでき上がり

「冬至」とは、1年でもっとも昼が短い日です。冬至は、古代中国から日本に伝わり根付いたもので、立春や夏至、秋分など、太陽の動きをもとに1年を24等分してつくられた、二十四節気のひとつです。

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冬至=冬が終わり、春になる。前向きな日

『三越伊勢丹 日本の年中行事 暮らしアルバム』(マガジンハウス刊)によると、冬至を「一陽来復」と表現することもあるそう。これは、冬至を境に太陽の力が弱まり、そのあと、回復して、日の差す時間がどんどん長くなっていくことから。「冬が終わり春になる」、「よくないことが続いた後、ようやく幸運が訪れる」といった前向きな意味が込められているのだそうです。

冬至にかぼちゃを食べる理由とは?

冬至にはかぼちゃを食べる風習がよく知られていますが、その理由をご存知ですか? これは栄養価の高いかぼちゃを食べることで、「風邪を予防する」と考えられているから。実際に、かぼちゃにはビタミンA(βカロチン)をはじめ、栄養素が多く含まれているので、風邪予防にも取り入れたいところです。

また本来、夏が旬のかぼちゃを冬に食べるのは、長期間の保存ができるため。今のように食料が豊富ではなかった時代、夏に採れたかぼちゃを保存して食べていたことも理由のひとつといわれています。

ちなみに、かぼちゃを含んだ7つの食材を、「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれているをご存知でしょうか。かぼちゃを「なんきん」と呼び、れんこん、ぎんなん、かんてん、うどん、にんじん、きんかんの7種類がそれにあたります。「ん」がつくものを食べると運がよくなるといういわれから、今もこの七種を食べている地域があるそうです。

冬至に食べたい、かぼちゃを使ったメニュー

冬至によく食べられている代表的なかぼちゃのメニューといえば、「いとこ煮」。小豆と一緒に砂糖、塩、しょうゆ、または味噌を合わせて煮込むだけのシンプルな料理ですが、ほっこり甘くておいしい、体が温まる料理です。

ほかにもバターでソテーしたり、リゾットやコロッケの具材に使ったり、定番からアレンジまでさまざまに楽しめるかぼちゃ。今年は「かぼちゃづくし」のディナーを考えてみるのも楽しそう!

冬至のかぼちゃ。由来を知って食べると、さらにおいしくいただけそうですね。

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文: 田辺香

写真:八田政玄

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