2015.09.11
いよいよ季節到来! 「小布施堂」の栗ようかん・栗むし6種を食べ比べ
秋は一年の中でも「新もの」の文字が世間を賑わせ、グルメたちの探求心を刺激する季節。新米をはじめ、新そばや新さんまなど、今秋の「おいしい」を楽しみにしている方は多いと思います。
なかでも忘れてはならないのが、ほっくりしたおいしさが魅力の「栗」。今回は、新栗を使った栗菓子計6種を食べ比べ、食感からオススメのお茶までレポートします。
つるん、とろり、ずっしり……どの栗ようかんがお好み?
今回、食べ比べをしてみたのは、栗の郷として有名な長野県小布施町に本店を構える老舗栗菓子店「小布施堂」の栗ようかんと栗鹿ノ子計6種。ひと口に「栗ようかん」「栗鹿ノ子」といっても、口当たりも甘さも見た目もさまざまで、そもそも使用する栗の性格や質によっても製法の調整が必要です。
そこで、まずは今年の出来はどうなのかと小布施堂セールスマネージャーの南さんにうかがってみると、「昔から、日照りに凶作なし、とも言いますし、夏が暑かった今年の栗は出来がいいので、濃厚でコクのある栗の本来の味が楽しめます」と自信たっぷり。これは期待大! さっそく、小布施堂の伊勢丹新宿店限定ショップ『小布施堂Shinjuku』限定の新商品3種からいただいてみます。
気になるその味は……
①栗羊羹槽(ふな)流し水栗(みずくり):くず粉を加えた栗の水ようかん。黒文字でも小気味よく切れて、口に入れるとほどよく溶ける食感が美味。
②栗羊羹槽流し本煉り:栗をつぶして、そのままギュッと固めたような濃厚感がうれしい。存在感がある味なので、コーヒーをお供にするといいかも。
③栗羊羹槽流し本流(ほんりゅう):堅さと甘さのバランスがちょうどよく、安心感のある味。水分量も適度にあって鮮度も持ち味なので、生感を楽しみたい。
栗のゴロっと感と香りにもこだわりたいならコレ!?
「小布施堂の栗ようかんは、あずきを使用せず、あんの部分も栗でできています」と南さん。次の2品は、栗好きにはたまらない逸品を食べ比べ。淡く透き通る栗あんからのぞく栗の粒が、食べる前から「おいしさ」を運んできます!
気になるその味は……
④栗羊羹槽(ふな)流し栗鹿ノ子:適度な柔らかさと甘さのある栗あんと、それに合わせるように作られた蜜漬け栗との相性が抜群。どこで切り分けても顔を出すほど、たくさん入っている栗もうれしい。
⑤栗むし:栗むしようかんの持ち味である、「もちもち」感が存分に楽しめるほか、渋皮付きの栗が味のアクセントに。パッケージを開けたときの香りもおいしい。お茶は、香ばしさが特長のほうじ茶が◎。9月15日から新栗が登場します。
伝統の味だけど新しい栗きんとん「まろやかのこ」にも注目!
栗きんとんというとお正月をイメージさせますが、新栗の季節はできたてが楽しめます。「小布施堂の栗きんとんは栗鹿ノ子と呼びます。栗の風味をより引き立てた新しい栗鹿ノ子が『まろやかのこ』。そのまま食べてもおいしいのですが、パンにつけたり、アイスに添えたりしてもおいしいですよ」と南さん(9月15日から新栗が登場します)。アレンジして楽しんでいる方も多いという品を、さっそくいただいてみましょう。
気になるその味は……
⑥まろやかのこ:瓶の中にゴロリと入っている大栗と、適度な柔らかさの栗ペーストのコンビ。しっかりとしたコクと甘さなので、パイ菓子の具にしたり、アレンジを加えてみたい逸品。
どれも甲乙つけがたいけれど、食べ比べ総評!
つるんとした口当たりの「①水栗」から、栗好きを虜にしてしまいそうな「③本煉り」、アレンジも楽しみたい「⑥まろやかのこ」まで全6種を試食。栗がもともと持っているポテンシャルの高さもさることながら、御献上栗として名を馳せていた小布施の地で、栗の味わいを伝え楽しませようとする小布施堂の心意気にも脱帽。どれも甲乙つけがたいお味でしたが、あっさり感やバランス重視を食感に求める方には「①水栗」や「②本流」がオススメでしょう。一方、ガツンとくるような栗らしさを味わいたいなら、「③本煉り」や栗粒が入っている品が◎です。
「新もの」は今しか楽しめない味です。せっかく栗の季節なのですから、旬の時期に好みの味や食感探しをしてみてはいかがでしょうか。
栗菓子食べ比べ結果
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、9月15日より伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/小布施堂Shinjukuにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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