2023.05.05
いろんなミルクの違いを解説! 牛乳、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルク…
「ミルク」という言葉に、どんなイメージが湧きますか? 一般的なミルクと言えば、学校給食の定番でもあり、身近な存在である動物性ミルクの「牛乳」。植物性ミルクでは、イソフラボンが豊富な豆乳は世界的にも人気ですし、近年ではアーモンドミルクやオーツミルクなども日本で市民権を得ています。さらにはライスミルク、コーンミルク、ピーナッツミルク、ごまミルク、ひまわりミルク…など千差万別。シンプルなようで奥深い、ミルクの魅力は無限大です!
とはいえそれぞれのミルクにどんな違いや特徴があるのか、知っているようで知らない人も多いのでは? そこで今回は、伊勢丹新宿店で取り扱っているミルクから、担当バイヤーがおすすめする5種類のミルクに注目しました。原材料やカロリーといった基本的な情報とともにご紹介します!
原材料やカロリーの違いがひと目でわかる! 5種のミルク一覧表
今回注目したミルクは、牛乳、豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクの5種類。まずはこの5種類を、ミルクの区分、原材料、100mlあたりのカロリー、タンパク質、カルシウムで比べてみました。
▼スマートフォンなどの場合、表をスライドさせると、カロリー、タンパク質、カルシウムの数値が閲覧できます
区分 | 品名 | 原材料 | カロリー(※) | タンパク質(※) | カルシウム(※) |
動物性ミルク | 牛乳 | 生乳 | 61kcal | 3.3g | 110mg |
植物性ミルク | 豆乳 | 大豆 | 44kcal | 3.6g | 15mg |
アーモンドミルク | アーモンド | 62kcal | 2.7g | 26.1mg | |
オーツミルク | オーツ麦 | 47.5kcal | 1g | 120mg | |
ココナッツミルク | ココナッツ | 157kcal | 1.9g | 5mg |
※100mlあたり、無糖の場合
参考:牛乳、豆乳/文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)。アーモンドミルク、オーツミルク/ 各ブランドからの回答による。ココナッツミルク/文部科学省 食品成分データベース
5種類のうち、動物性由来の「動物性ミルク」に唯一あたるのが牛乳。「生乳」、つまりしぼったままの牛のミルクを均質化処理し、加熱殺菌して作ります。
ほかの豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクの4種類は、すべて植物から作る「植物性ミルク」に該当。原材料と水を混ぜて攪拌(かくはん)し、こして絞るなどして成分を抽出します。植物性なので、コレステロールゼロとヘルシー。乳糖不耐症の方や、ヴィーガン志向の方でも安心して飲むことができます。
表からもわかるとおり、各ミルクにはそれぞれ「高タンパク」「低カロリー」といった特徴があります。続いて、伊勢丹新宿店で買えるおすすめアイテムと併せて解説します。
【牛乳】カルシウムの王様! 生活に欠かせない定番ミルク
飲んでよし、料理に使ってよし! まろやかな口当たりで老若男女に愛される牛乳は、なんといってもカルシウムが豊富です。さらに、カルシウムの消化吸収を高めるリンが効果的な比率で含まれているため、育ち盛りのお子さまの強い味方。給食の定番メニューであるのも納得ですね。
血圧を下げるカリウムや、タンパク質、人間が体内で作ることのできない8種類の必須アミノ酸も含む牛乳は、大人にも飲んでもらいたい優秀な栄養源として重宝されています。
▼伊勢丹新宿店おすすめの「牛乳」はこれ!
きれいな空気や水、ホルスタイン種が好む気候や牧草などで育った北海道乳牛の、良質な生乳のみを使用。無脂乳固形分8.5%以上、乳脂肪分3.5%以上とコクのある味わいで、さまざまな厳しい品質基準をクリアした「特選」の名にふさわしい牛乳です。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション
【豆乳】タンパク質や大豆由来の栄養たっぷり。筋肉を作るための栄養補給におすすめ
植物性ミルクの定番である豆乳。原材料が“畑の肉”と呼ばれる大豆なだけあり、牛乳とほぼ同程度のタンパク質量を含んでいます。タンパク質は体の組織(筋肉、内臓、肌、髪など)をつくる材料になる栄養素のひとつなので、筋肉を増やして基礎代謝を上げるための筋トレなどのお供にぴったりです。
さらに、イソフラボン、大豆レシチンや大豆サポニンといった、大豆特有の栄養素も魅力。一度飲むと体内での分解と吸収に時間がかかるため腹持ちがいいなど、うれしいポイントが盛りだくさんです。
市販の製品には、大豆の香りを和らげるため、甘味料や香料などを含むものも多くみられます。無調整豆乳を選びたいけど風味が苦手、という場合は、麺つゆや出汁を加えて豆乳スープにするのもおすすめです。
▼伊勢丹新宿店おすすめの「豆乳」はこれ!
国産大豆と天然にがりにこだわる<MINOSUKE>は、伊勢丹新宿店のシェフズセレクションエリアに常設店をもつ豆腐専門店。大豆本来の味わいを感じられるすっきりとした飲み口。豆腐作り一筋の職人が、国産大豆の選定から大豆の浸漬時間、すり潰しの具合、炊き込む温度と時間など細部までこだわり、素材の持ち味を引き出しています。添付の「海精にがり」を使えば、ご自宅で寄せ豆腐作りが楽しめますよ。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション
【アーモンドミルク】クセがなく飲みやすい! 低糖質で栄養豊富
サラリとした飲み口と香ばしい風味で飲みやすいアーモンドミルクは、近年市場規模が高まっている注目のミルク。植物性ミルクのなかではカロリー、脂質が低く、ビタミンとミネラルも豊富なので、普段の食生活で健康や美容を意識されている方から注目されています。あっさりとしている分、市販の製品では甘味づけがされていることもあるので、気になる方は成分表示をチェックするといいでしょう。
最近ではカフェラテに使われているほか、グラノーラやパンに合わせたり、スープに入れたりと、牛乳の代わりに大活躍。飲みやすく、使い勝手がいいので、初めて植物性ミルクを取り入れる方にも向いています。
▼伊勢丹新宿店おすすめの「アーモンドミルク」はこれ!
国内の乳業メーカー<筑波乳業>が手掛ける、香料・砂糖不使用のプレーンタイプ。“濃さ”にこだわり、ナッツ専門工場で選別したアーモンドを丸ごと100粒(※)配合することで、素材本来の優しいコクとまろやかな味わいを実現しました。乳業メーカーとして培った無菌充填技術を活かし、雑味のないアーモンドの風味をそのまま楽しめます。
※アーモンド1粒を1gとして計算しています。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション
【オーツミルク】クセがなく飲みやすい! カルシウムや食物繊維を手軽に摂取しよう
近年のオートミールブームにより人気沸騰中のオーツミルクは、クセのない甘みと、とろりとしたテクスチャーが特徴的。牛乳に負けない量のカルシウムのほか、炭水化物、食物繊維が多く含まれています。
さまざまな食べ物に合わせやすく、牛乳の代わりにシリアルやオートミールにかけたり、プロテインの割材にしたりと、ヘルシーな食生活の多彩なシーンで活躍。大豆やナッツ類アレルギーの方からも選ばれています。
▼伊勢丹新宿店おすすめの「オーツミルク」はこれ!
スウェーデンで創業した<OATALY(オートリー)>は世界20カ国以上で愛されるオーツミルクの専門ブランド。独自の酵素加水分解技術によって、オーツミルクの成分や、自然な甘みとコクをキープしています。再生可能な資源を87%使用した北欧デザインのかわいいパッケージも、気分を上げてくれますよ。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション
【ココナッツミルク】素早いエネルギーチャージや料理・お菓子作りに
成熟したココナッツの白い果実を原料とするココナッツミルクは、動物性と植物性ミルクのなかで油分、中鎖脂肪酸、カロリーが高め。甘く濃厚な香りとまろやかなコクがあり、アジア・エスニック料理やスイーツ作りに不可欠な存在です。南国気分を味わえるトロピカルカクテルやドリンクのベースとして人気のほか、カレーやシチュー、スープなどの煮込み料理にもピッタリ。
市販されているココナッツミルクには、液状タイプ(おもに缶、紙パック入り)と粉末状タイプ(おもに袋入り)があります。さらに液状タイプは、どろっとした油分が多いタイプとさらさらしたタイプに分かれます。作るレシピによって使い分けるといいでしょう。
ココナッツミルクは体の中で素早くエネルギーに変換されるため、運動中や勉強中、仕事中など、もうひと頑張りしたいときに、料理やドリンクに取り入れてはいかがでしょうか。
▼伊勢丹新宿店おすすめの「ココナッツミルク」はこれ!
インドネシアの世界最大のココナッツ製品メーカー<kara(カラ)>によるココナッツミルク。インドネシア、スマトラ島の緑豊かな自社農園で収穫されたココナッツを原料に、近代的な設備と国際的な認証を取得した品質管理体制で作ったこだわりの味です。400mlでタイカレー4〜5人前が作れます。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション
一口に「ミルク」といっても、特徴や栄養素はさまざま。ミルクに合わせた使い方や飲み方ができれば、毎日をよりイキイキと過ごせそうですね。気になるミルクが見つかったら、ぜひおすすめのアイテムから試してみてください!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館地下1階 シェフズセレクション にてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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