2019.02.22
【FOODIEたちのお買いもの】<パンラボ>池田浩明さん
フード業界をリードするFOODIEたちが、それぞれにとっての「伊勢丹の魅力」を語る連載「FOODIEたちのお買いもの」。今回登場するのは、<パンラボ>の池田浩明さんです。
「バゲットが一段と好きになったのは伊勢丹のおかげかもしれません」そう話すのはパンの研究所「パンラボ」主宰の池田浩明さん。日本中のパンを食べ歩き、パンにまつわる記事を書いては発信し続ける、まさに自他ともに認める“パンおたく”。そんな池田さんのパン×伊勢丹×思い出とは、
「バゲットとワインだけで楽しくておいしい。それを伊勢丹に教えてもらいました」
「会社に勤めていた頃、毎日の激務で疲れていましたが、週末に伊勢丹へパンとワインを買いに行くのが楽しみで。余裕があればチーズや生ハムも買って、帰ったらバゲットを齧りながら料理を作り、友達が来たらワインを傾ける。今思えばヨーロッパ的な楽しみ方ですよね、週末は必ずホームパーティするような。
伊勢丹はそういった独特の時間が作れる場所だと思うんです。バゲットとワインだけでこんなに楽しくておいしい。それを伊勢丹に教えてもらいました。これからは僕がもっともっとみなさんに伝えていかなくてはと思っています」
池田さんのおすすめジャム、上下二段のアイディアが最高!
パンにまつわるものにも目がない池田さんはジャムやコーヒーにも精通しています。今回のおすすめは<you-ichi>のジャム。「上下二段っていうアイディアが最高だし、味が違うから、下のジャムに届くまで掘るという楽しさがありますよね。
さらに下まで到達すると自然にブレンドされるので2つの味が一度に味わえるのですがそれがまた贅沢で! まるでパンがケーキになったかのような味わいになるんです。僕はバゲットにつけましたが、ブリオッシュだともっとスイーツ感が出るだろうなぁ。フルーティなコーヒーや紅茶に合わせるのがいいと思いますよ」
国産小麦のプロジェクト「新麦コレクション」活動中!
さて、池田さんは4年前からその年にとれた小麦をすぐ製粉しみんなで味わって収穫をお祝いするプロジェクト「新麦コレクション」を始動しています。その背景には転換期を迎えた日本のパン文化があります。「昔から外国産の小麦で作ってきたパンですが、国産小麦でもおいしいパンを作れるようになってきました。
では日本人にとってどういうパンがゴールなのか。一過性の新しいものを作りだすのではなく、<弁松総本店>のお弁当のように、100年経ってもスタンダードなパンを生み出せたらと思っています。ダシのしみた茶色のお弁当に関東の食文化が反映されていて、飽きが来なくていつ食べてもおいしい。そんなスタンダードなパンを作りたいですね」
池田さんの『新麦コレクション』、これからも追っていこうと思います!
PROFILE
池田浩明(いけだ・ひろあき)
1970年生まれ、佐賀県出身。パンの研究所「パンラボ」主宰。日本中のパンを食べ、パンについての記事を書き続けるブレッドギーク(パンおたく)として知られている。主な著書に「パン欲」(世界文化社)、「食パンをもっとおいしくする99の魔法」(ガイドワークス)など。
催物のご案内/商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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