2015.05.12
バナナ3本で2,160円!? 「地球育ち しあわせバナナ」が、プレミアムな理由
バナナといえば、現代の私たちにとって、もっとも身近で親近感のあるフルーツのひとつ。小さい子どものいる我が家では常備品でもあります。
そんな庶民の味方であるはずの果実に、たった3本で2,160円の値段が付けられた超高級品が存在するんです。その名は「地球育ち しあわせバナナ」。主婦の筆者から見ると、とても簡単には手が出ない価格ですが、もちろんその価格に相応しい理由があるのです。
標高1,000M以上、そこは限界を超えた土地
フィリピン・ミンダナオ島はカラトンガ山麓の標高1,000m以上。「スーパーハイランド」と呼ばれ、通常のバナナ栽培の限界標高である800mを超えたその土地で、「地球育ち しあわせバナナ」は栽培されます。あえてそこで育てるのは、栽培地の標高がバナナのおいしさを左右するため。高地で栽培すれば日数を要するものの、昼夜の寒暖差によって果実が太く、甘く育つのだとか。
また、栽培している農園は、環境保全や従業員を守ることで持続可能な農業を目指す姿勢が評価されたところ。厳格な基準を満たした農園のみ与えられるレインフォレスト・アライアンス(※)認証を取得しているので、その生産管理体制のハイレベルさがうかがえます。
(※)レインフォレスト・アライアンス:1987年に熱帯雨林の保護を目的として設立された、国際的な非営利団体。
日本の熟練した加工職人の手で、じっくり追熟
通常、日本に輸入される海外産バナナは、植物防疫法により果皮が緑色の状態でしか輸入できません。そのため、国内で熟成・糖化させる「追熟」という行程を経て、ようやく黄色いバナナになります。「地球育ち しあわせバナナ」の追熟加工期間は、低地栽培バナナが5日間であるのに対し、2日も多い7日間。国内の追熟加工職人の手で時間をかけて加工することで、芯まで濃厚な果実がぎっしりつまった贅沢バナナが完成します。
しかも、パッケージデザインを担当したのは、「世界が尊敬する日本人100人」選出のデザイナー・佐藤オオキ(nendo)氏。バナナの葉をイメージしたショッピングバッグや、バナナの皮がめくれているように見えるメッセージシール(写真上)など、そのユニークな視覚効果からもプレミアム感が伝わってきます。
「いつもの」の商品を磨き上げ、ハイクオリティをトコトンまで追求した「地球育ち しあわせバナナ」。我が家では子どものために常備することはちょっと難しいですが、ぜひ一度味あわせてあげたいものですね。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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